2003年09月25日(木) |
リーグ・オブ・レジェンド 時空を越えた戦い |
監督:スティーブン・ノリントン 出演:ショーン・コネリー ショーン・ウエスト スチュアート・タウンゼント、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 1899年英国。ロンドンの銀行が「ファントム」という男が率いる超近代兵器による武装集団によって襲われた。ドイツでは科学者達がやはり同じ武装集団によって誘拐される。ヨーロッパは世界大戦になりかねない一触即発の緊張状態になり、英国政府は一計を案じて超人的な能力を持つ者を集めてチームを作り、世界大戦勃発を阻止しようとしたのだ。 かくして集められた伝説の7人は「超人同盟“ザ・リーグ”」を結成する事となった!
【感想】 インディ・ジョーンズやハムナプトラでシリーズ物は一応確立されたと言われるアドベンチャー・アクションのカテゴリに、今新たに殴り込みをかける一作が登場! 主役はショーン・コネリー@渋いおぢ。ぴよね、007シリーズで色気むんむん出してた若かりし頃よりも、枯れたおぢちゃんになってからのショーン・コネリーの方が断然好きなんだー♪だからこの映画、すっごい楽しみにしてたのー!
この映画が他のアドベンチャーアクションシリーズ物と比べて異色なのは、何と言っても登場人物でしょう。 主人公の超人同盟7人は、全て19世紀に生まれた世界的名作の一癖ある登場人物達ばかり。例えば透明人間やジキル博士とハイド氏、ヴァンパイアやトム・ソーヤー等々。それをもし19世紀末のロンドンに集結させてチーム組ませたら、どんなにエキサイティングで面白くなるだろう!?・・っていう企画ですネ♪ ちなみにこの映画、元ネタはコミックだそーで。いかにもコミックでウケそーな登場人物揃い踏みですわ。
この映画を既に鑑賞した友達から聞いた前評判だと、正直言って「イマイチ」という声が多かったんですけどネ。(苦笑)
いやぁ〜!ぴよは結構楽しませてもらいましたよ!! 大体からして映像にすげー金かかってますもん♪鳴り物入りだけあって、すっごい映像キレイだし♪ ちょっとCG使い過ぎ〜・・・とも思うけど、でも「ファンタジー・アクション・アドベンチャー」なんだから、これくらい過剰にバンバン爆発したりぶっ飛んだりしても全然OKだと思ったけどネ。
ただ、役者が特にアクション方面で名を馳せている訳じゃないから?なのか・・丁々発止のドキ☆ワクなアクションシーンが、すげー細かくコマ割りされてて、正直言って何やってんだか訳わかんないのが痛い(笑) 映像がパパパパッて切り替わるから、すっごい贔屓目に見れば「スピード感あるよねぇ♪」とも取れるかもしんないけど、ぴよの目から見たら「手とか体の一部分のアップをコマ割りで組ませてあるだけで、何やってんだか訳わかんねーや(苦笑)」てな状態でしたわネ。(^_^;)
超人同盟“ザ・リーグ”を結成させた真の目的、黒幕「ファントム」の横顔、裏切り者探し等の展開は結構面白いと思った! 思った・・・けど、冷静に考えてみると案外ネタが小粒だよなぁ〜と思わなくもない(笑) それと、個々に散りばめられたエピソード。例えばアランとネモ船長との確執だったり(2人はお互いにもっと敵視し合っててもよさそーなモノだ)、アランの息子に対するトラウマ等が消化不良だったよーな気がする。
それもこれも・・・ この映画は確実にシリーズ化するつもりでいるからなんだろう、と思う。 それを一番臭わせるのは、何と言ってもラストの〆。あくまでも「第2弾の始まりは、この映画のラストシーンの続きから始まるんですよー♪」と言わんばかりの作り。(ちょっとヤリ過ぎだと思うけどぉ〜!)
正直言って、映画館出た後3歩・・とは言わないけど、1kmも歩いたら忘れそーな軽〜い娯楽映画だけど(苦笑)それでも見てる間は迫力満点で結構楽しませてもらえたから、劇場の大スクリーンで見る価値はあるかなー?ってね♪ ぴよがこの映画で一番心配してるのは、御年73歳におなりあそばされるショーン・コネリー氏が、この映画がシリーズ化されて一体どれくらい体力的に持つのか?という事くらいでしょうか。(苦笑)
逆に、もしこの映画がシリーズ化されなかったとしたら・・・あのラストシーンに怒り心頭ですぜぇ?(^_^;)
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