2003年09月20日(土) |
カンガルー・ジャック (日本語吹替版) |
監督:デイビッド・マクナリー 出演:ジェリー・オーコネル(落合弘治) アンソニー・アンダーソン(桜井敏治) エステラ・ウォーレン(浅野まゆみ)、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 チャーリーとルイスは20年来の大親友。かつてビーチで溺れそうになっていたチャーリーをルイスが助けてからの腐れ縁だ。とは言えルイスはいつもビーチで助けた事を笠に、怪しい仕事をチャーリーに手伝わせるのが常。今回も手伝わされたチャーリーだったが、ルイスのドジで地元ギャングの大ボス(そしてチャーリーの継父)サル・マッジオを激怒させてしまう。 罪滅ぼしの為に2人はサル・マッジオに命令されてオーストラリアの奥地に封筒を届けるように言い渡される。中身は5万ドルの大金が入っていた。ところが大切な封筒を、ある1匹のカンガルーに奪われてしまったからさあ大変!
【感想】 「パイレーツ・オブ・カリビアン」等で大ヒットを次々世に送り出すジェリー・ブラッカイマー氏が送り出す新作は、氏曰く「家族揃って楽しめるアクション・アドベンチャーを!」という意向で製作。今回ブラッカイマー氏の希望で、日本では日本語吹替版のみの公開になるそーです・・・別に字幕でも全然OKだと思うんだけどなぁ。吹替え版じゃないと家族揃って見れないからっていう、ブラッカイマー氏のこだわりなんですかね?そーいう配慮は有難迷惑ですね。えぇ。(きっぱり)
気の弱い主人公がいて、主人公の相棒は絶対にわざとドジ踏んでるとしか思えないくらいムカつく野郎。 で、その相棒がお約束通りに次から次へとドジって話をハチャメチャにして、美女とのちょっぴりお色気シーンも盛り込みつつ、ハラハラさせておいて最後の最後は大団円。 ・・・アメリカ建国以来、500万回以上は世に送り出されているドタバタコメディですね。
今更何故この映画を作るよ!?
なーんのヒネリもないし、なーんも目新しいモノもない。 ぴよも子供の頃はこういう「事件が起こる→相棒がドジ踏む→話が展開する→相棒がまたドジる」の繰り返しコメディはよく見たけど、今更この年になって金払ってまで見ようとは思わないわよ。試写会じゃなかったら絶対に見なかった映画の代表みたいな作品だわ。(^_^;) ま、楽しめるか否か?と言えばそれなりにちゃんと楽しめますから、「見て損した!」とは言いませんよ。
オーストラリアの大自然をふんだんに見せてくれるのは嬉しい♪ 更に、カンガルーの滑稽でもっさりした表情は子供じゃなくても素直に「わ♪可愛い!」って誰でも思えるだろーし、カンガルーの動きもCG使いまくりでそれなりに金かけて丁寧に作られてると思う。
・・・ま、それだけの映画。(苦笑)
そーさね、週末子供を何処にも連れてってやる金も気力もないご家庭、はたまたこの夏子供をロクに旅行すら連れてってやれなかったご家庭の皆様が、「カンガルーさんを見にオーストラリアに行こうかぁ〜?」等と子供を騙くらかして、ビデオ借りて来ておうちで見て誤魔化すのにうってつけの一本、って所でしょうか。
そ。こんな映画、わざわざ金払って映画館に見に行く意味ないよ。ビデオレンタルまで待って充分(爆)
対象年齢は幼稚園児までかな? これ見るくらいだったら「ポケモン」の方がよっぽど金払って見る価値あるね。イマドキの目の肥えた小学生に見せても、たぶん「今更こんな古臭いアメリカン・コメディ見せられてもねぇ。ま、カンガルーが可愛かったのが救いぃ〜?」くらいは言われますわ。はい。(笑)
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