監督:ロン・アンダーウッド 出演:エディ・マーフィ ランディ・クエイド ロザリオ・ドーソン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 2080年、月の都市リトル・アメリカに出所して来たばかりの「プルート・ナッシュ」が、密輸稼業から足を洗うべく借金まみれの友人トニーが経営するバーを買い取った。7年後そのバーは「クラブ・プルート」となって月で一番ホットなスポットに変身し、プルートは見事に成功した実業家になっていた。 ところがある日、月を牛耳る謎の男「レックス」の使いが現れ、クラブ・プルートを売れと迫って来た。きっぱり断ったプルートだったが、直後クラブは爆破された挙句、命まで狙われるハメになってしまったのだ!
【感想】 この映画、今年のラジー賞で5部門もノミネートされた挙句、結果は無冠だったという何とも中途半端な映画(爆) ラジー賞でもいいから何か一つでも受賞してれば、もうちょっと配給会社も力入れて宣伝してくれるんじゃないだろーか?だってこの映画の予告編すら見た事なかったんですけどぉ〜!一応エディ・マーフィが主役なんですけどぉ〜!(苦笑)
さて。 何度もこの「映画めった斬り」でもエディの事を散々コケ下ろしているぴよですが(これでも昔はファンだったんですけど) この映画のエディはそんなに悪くなかったわよ♪つーか、前回見た「I-SPY(2003年4月10日の感想を参照)」に比べたら断然こっちの映画のエディの方がぴよは好感持てるキャラだったネ♪ ここんとこエディのイメージとして定着しちゃった「アホのラテン系のマシンガントーク男」というキャラとは一味違う、トークは割りと地味に抑えた感じの「普通のおしゃべり男」程度のキャラだったわ(笑)
まあ・・何ともB級な映画で。 近未来の月の都市「リトル・アメリカ」のセットなんか、結構お金かかってる感じもするんだけど(CGもバリバリだし)スクリーンで見た感じがどーにも中途半端でアメリカの安TVドラマ見てるみたいな。(^_^;)
そうそう、この映画見てる間ずーっと「サンダーバード」の事を思い出してた・・・なるほどな(笑)
映像もB級なら脚本もB級、取り立てて誉めるところもなければ吠える個所もないよーな微妙感で。 ただ、クライマックスの「レックス」が登場して・・・これは「はぁ、なるほど・・(以下ネタバレ?) 【クローンネタはこーいうオチの為に使っていたワケね♪】」とは思ったものの、察しのいい人だったらこの展開すらかなり初期の段階でわかっちゃうかも?(苦笑)
でもネ、 ロボットのマヌケな表情や仕草とか(かなりいい加減な設定だけど、これが結構笑えるんだ!) 2087年のドル紙幣の顔が「ヒラリー・クリントン」だったり(後に大統領になって、伝説の偉人化されているんでしょうな♪) 結構地味に笑わせてくれちゃったりしてネ。
半端な作りながらも、超B級SFアクションコメディだと思えば割りとイイ線行ってるんじゃないのぉ?と思ったんだけど♪
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