監督:ケヴィン・ドノヴァン 出演:ジャッキー・チェン ジェニファー・ラヴ・ヒューイット ジェイソン・アイザックス、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 憧れの女性にロクに声もかけられないダメ男「ジミー・トン」、彼はしがないタクシー・ドライバーだったが、その巧みなハンドルさばきと才能を見込まれて、謎の億万長者「デヴリン」のお抱え運転手として雇い入れてもらえる事になったのだ!デヴリンと交わしたルールはただ一つ「彼のタキシードには決して触れない事」 ところがある日デヴリンが瀕死の重傷を負ってしまう。実はデヴリンは秘密組織CSAの腕利きエージェントだったのだ。ジミーはデヴリンを襲った犯人の手掛かりを探している内に、ついルールを破ってタキシードに袖を通してしまった・・ところがそれは、ダンスから格闘まですべてをこなせるハイテクの粋を尽くした秘密兵器、"スーパー・タキシード"だったのだ。
【感想】 実はこの映画、先日乗ったタイ航空の機内で上映してて見てたんだよね・・けど日本語字幕がなかったから細かい話の筋が全然わかんなくて(英語なんてわかる訳もなく。涙)今回試写会でリベンジってー事で。(^_^;)
今までのジャッキー映画と大きく違うのは、今回ジャッキーが演じるキャラが「全くカンフーが出来ない男」という設定だという事。これは初めての試みだと思うんだけど・・・正直言ってあまりそれが生かされてるとは思えない。 「スーパー・タキシード」を身に着ける事によって、自分の意思とは無関係に体が勝手に動いちゃう・・ってのは悪くないのかもしれないけど、逆にそういう設定だからなのか、今までのジャッキー映画に比べても「アクションが小粒」な感じがして、彼の魅力が引き出せてないよーな感じするんだよね。
ジャッキー好き&アクション好きのぴよにとって、これは余りに痛い。痛過ぎ!
更にぴよをイライラさせたのが、ジャッキーと組んで仕事をするCSAの新米美人エージェント「デル・ブレイン」 スタイル抜群の小悪魔的魅力ふんだんなキャラ・・のハズなんだけどー。一々ぴよの癇に障るドジぶり、ジャッキー様の足を引っ張り邪魔をする失態の数々、そしてクライマックスに到っては、タキシードを何故か敵にいそいそとご進呈あそばす大バカっぷり・・・何を取っても好きになれないこのキャラクターには憤懣やる方ないっす!(怒)
・・と、文句垂れまくった割りに評価は高め。 だってやっぱりジャッキー・チェンが好きなんだもの♪(をいこら)
でもね・・・映画だけを言えば話も凡庸だし作りもダルい。ジャッキー映画じゃなかったら見る価値ないな。こりゃ。
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