監督:ルイ・レテリエ、コーリー・ユン 出演:ジェイスン・ステイサム スー・チー フランソワ・ベルレアン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 1.契約厳守、2.名前は聞かない、3.依頼品は開けない、・・・これがプロのトランスポーター(運び屋)フランクが掲げるルールだ。高額な報酬でどんな依頼品も確実に届けるフランクは、超一流のドライビング・テクニックと人並み外れた格闘技術を持ってして、この3つのルールを守り、安全に収入を得ていた。 ところがある日、あまりに不審な依頼品を受け取ったフランクは、つい中身を見てしまったのだ。 その中には何と手足を縛られた謎の美女が一人入っていたのだ・・・
【感想】 ダブル・ネーム監督だけど、映画宣伝のコピーには「リュック・ベッソン」の名前しか出て来ない。製作・脚本をリュック・ベッソンが手掛けた、いわゆるこれは「リュック・ベッソンの新作」って訳。
寡黙でストイック、どんな過酷な条件の依頼品も、確実に指定された場所に契約通りに届けるトランスポーター「フランク」が、とある謎のアジアン・ビューティー「ライ」を図らずも助けてしまった事から、謎の大物犯罪組織に追われるハメになってしまう・・・まぁ、判り易いと言ったら判り易いんだけど、なーんの展開のヒネりもなければオチもお約束通り。(^_^;) これは完全に「アクションシーンさえ楽しめればそれで万事OK」な映画っすね。(笑)
映画冒頭から超ド迫力のカーチェイス・シーンが続いて、かなり見せてくれるんだけど、映画も進んで来てアクション・シーンが頻発して来ると、正直言って格闘ゲームの画面見てるのとそれ程大差ないよーな気がして来ちゃう(苦笑) コマ割りが多過ぎて、何やってんだかわかんないし、今時トラックにしがみついたりセスナからパラセイルで飛び降りたって、観客はそれ程「すげー!」とは驚かない。これ程度のアクションなら、先程公開になって人気だった「トリプルX」の方がよっぽどスケールが大きくて、見て楽しめる・・・うーん。かなり酷評しちゃってますが。
誰でもそこそこ楽しめるアクション映画にはなっているものの、特筆すべき点はなく、この手の映画はよっぽど主役のキャラクターにカリスマ性があるか、はたまたあっと驚くようなアクションか演出がないと、目の肥えたアクション映画ファンを喜ばせるのは難しいんじゃないかなぁ?と思うんだけどネ。
カリスマ性には今1つ欠ける感はあるものの、ジェイスン・ステイサムの肉体美は素晴らしい♪(笑) 逆に、香港人気女優の「スー・チー」、彼女の魅力はそれ程この映画で引き出されている感じがしなかったね。相手役の謎の美女は、彼女じゃなくて思いっきりナイス・バディのフランス女優辺りを持って来た方が、まだ「見せドコロ」があったかもしんない・・・なぁんて思ったんだけど。(^◇^;)
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