監督:エイドリアン・ライン 出演:リチャード・ギア ダイアン・レイン オリヴィエ・マルティネス、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 「コニー」はもうすぐ9歳になる息子、そしてマンハッタンで会社経営をするハンサムで優しい夫「エドワード」と共に、何不自由なく幸せに暮らす専業主婦だった。 ところがある日、ひょんなきっかけでフランス人青年「ポール」と出会い、コニーの運命は大きく変わる。家庭に不満がある訳もないコニーだったが、ポールと密会を続け、情事を重ねるようになったのだ。エドワードはそんな妻の様子に不審を抱き探偵を雇ってコニーの不倫を知ってしまったのだが、事態は思わぬ方向へと向かって行ったのだ・・・
【感想】 ちなみに原題は「UNFAITHFUL」直訳すると「不誠実」って事かな。よーするに日本語だと「不倫」ってタイトルだと思っていいんだろーなぁ・・・をい。そのまんまやんけ(笑) リチャード・ギアの新作なんだけど、リチャード・ギアが従来演じて来たキャラとは随分違う。かなり控えめな役ドコロで、こんな地味な役をよく彼が引き受けたなぁ・・と思うくらいだわ。
さて、映画はコニーが優男ポールと出会って不倫の関係になって、のめり込んじゃって・・ってトコロあたりが前半(コニーが主役っぽい)、その間に夫のエドワードがコニーの微妙な変化やコニーの話の辻褄が合わない部分に不信感を募らせて、彼女の不倫の事実を知ってしまってからが後半(エドワードが主役っぽい)って事になるんだと思う。
まー、巷に溢れ返るるヒマな主婦の不倫。これもその「一山100円」の不倫話そのまんまなんだけど、言い替えれば今のご時世の主婦のみなさんだったら、こういう事っていつ自分の身に起こってもおかしくない・・・くらいの親近感?は持てるんじゃないかと思うんだよね。(あはー♪)
コニーが初めてポールとベッドを共にした後、電車に乗って我が家に向かう、その列車の中で、さっきまでの自分の情事を思い出しながら、一人何とも言えない顔でほくそ笑むシーンがあるんだけど、これはうまいなぁ!と思ったね。 世の中の不倫主婦が、間男(←この言い方って古臭過ぎるぅ?苦笑)と情事を重ねた後って、きっとみんなこんな顔して思い出し笑いするんだろうなぁ・・って、妙に納得しちゃったわよ!(笑)
エピソードの繋がりもいいし、ダレる部分もなくてテンポもまずまず・・なんだけど、どーにもエドワードが不倫を知ってからの展開が納得行かなかったんだよなぁ〜(^_^;) 納得行かなかった、と言うよりも「そりゃねーんじゃねーの?」って気分かなぁ。うん。
不倫のツケはあまりのも大きかった・・という話だったら、もっとコニーがどん底状態になっちゃってもよさそーなもんだけど、何故か割を食うのは夫のエドワード(苦笑) でも考えるとさ、実際不倫が発覚した夫婦って、結局追いかける立場の方が弱いんだよな。パートナーに裏切られた怒りや悲しみを、それでも愛するが故、それでも失いたくないが故、受け入れざるを得ないっちゅーか・・何だか切ない話だよなぁ。
どーでもいいけど、ダイアン・レインってすげー老けたね!久し振りに彼女見てびっくりしたわよ!! 彼女、今年37歳らしいんだけど・・・少なくとも日本人のイマドキの37歳の女の人よりもよっぽど老けてるよーな気がしたんだけどぉー!いや、それでもスタイルは抜群なんだけどさ(へへへっ)
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