2002年10月29日(火) |
トリック −劇場版− |
監督:堤幸彦 出演:仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久、他 オススメ度:☆+
【あらすじ】 全く売れない「自称天才奇術師・奈緒子」が、とある山深い寒村「糸節村」の青年団から「村に来て神のフリをして欲しい」と依頼される。糸節村は300年に一度村に大きな災いが起こるという言い伝えがあり、もうすぐ300年目を迎える村は大きな動揺に包まれ、神の降臨を待ち望んでいたのだ。 報酬に目がくらんで依頼を受けた奈緒子を待ち受けていたのは、我こそは神だと自称する3人の男達だった。 村で次々起こる不可思議な現象・・・奈緒子と天才物理学者「上田」そして矢部刑事に奈緒子の母「里見」まで加わり、事件は思わぬ方向に進んで行くのだ。
【感想】 ぴよねー、ほとんどTV見てないのね(映画見るのに忙しいし。笑) だからこの映画がTVドラマの映画版なんだって事すら知らなかったのよ。しかもこの映画、TVシリーズはPart2まであってかなりマニアな固定ファンがいるらしいのね・・・だから、んな事知らねーっつーの!(^_^;)
内容もこの映画の背景も何も知らずに見たから、評価のしようがないんだけどさー・・一言で言うと
TV特番で充分なんちゃうん?
ありゃりゃー・・・今日も吠えちゃったよぉ〜(笑)
要するに、この映画は既にTV版でファンになった人の為だけに作った映画だと言って差し支えないと思うんだ。 もちろんTV版見てない人でも笑えるように作ってあるものの、基本的にはTV版でウケたネタをデフォルメしてファンを喜ばせましょう・・ってー印象が強いのよね。だから会場で相当笑いが起こってる場面で「???」って、他の観客から取り残されちゃったよーな気分にさせるシーンが何度もあった。
大体からして主人公の奇術師「奈緒子」と天才物理学者「上田」の関係が全然見えない。映画中にどうして2人が知り合いなのか、どうして2人が絡んでいるのかの説明が一切ないからすっごく違和感を感じちゃう。 更にヅラ疑惑のある「矢部刑事」の存在。ギャグネタとして彼はかなりの存在感を放っているにも関わらず、TV版を見ていない人には彼のヅラネタギャグになかなか着いて行けなくて相当戸惑う。
後気になったのが、セリフが被りまくって何言ってんだかわかんない(聞き取れない)シーンが幾つかあって。 早口のやりとりが続くし、田舎の寒村という設定だから聞き取りにくい方言で村人が話すので、結構聞き逃しちゃったシーンも多くてちょっと訳わかんなくなっちゃったりしてさ・・・これも痛いっすわ。
ゲストキャラはかなり豪華で、みんな持ち味出して個々に笑わせてくれるものの、やっぱり「B級以下」としか言いようのない展開が延々と続いて・・・(ふぅ〜。今日も言いたい放題だな、と。苦笑)
タダで試写会で見たから笑わせてもらったものの、これが自腹で映画館に見に行ってたら・・・ 間違いなくぴよは「星一徹」になって卓袱台ひっくり返してただろうな、と。(笑)
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