2002年09月08日(日) |
シャーロット・グレイ |
監督:ギリアン・アームストロング 出演:ケイト・ブランシェット ビリー・クラダップ マイケル・ガンボン、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 1943年第二次世界大戦下、フランスはドイツに国の北半分を占領されていた。スコットランド人看護婦「シャーロット・グレイ」は空軍パイロットの恋人がフランス戦に行く事を知り、自らもフランス語が堪能な事を見込まれて諜報員としてフランスでレジスタンス活動をする為に密かに特訓を受ける。 数週間後、恋人がフランスで戦闘中に行方不明になった・・・シャーロットは諜報員としてフランスに乗り込み恋人の行方を探すが、戦下のフランスは彼女の想像を絶する過酷な運命が待ち受けていた。
【感想】 この作品も「あいち国際女性映画祭」のプログラム。愛知県未公開・・つーか、公式HP調べたらまだ日本公開されてませんでしたわ(12月シャンテシネ公開予定) オスカー女優「ケイト・ブランシェット」主演だしねー♪彼女って正直言ってぴよあんまり好きじゃないんだけど、演技は本当にウマイわよね!・・ってな訳でいやがおうにも期待が膨らみます!!
・・・が。 ←字、デカ過ぎる?(苦笑)
ケイト演じる「シャーロット・グレイ」という女性がぴよには理解出来なかった。(いきなりコレだよぉ〜)
まず恋人を追って危険な任務と知りながらフランス入りまでしたシャーロット、そして恋人の消息を知る為にレジスタンス活動の仲間を結果的に犠牲にしてしまったシャーロット・・・こう書くとすごーく「ウェット」な女性ってイメージが湧くと思うんだけど、映像で見る限り彼女がそこまで恋人に対して情熱を燃やしていたとはとても感じられないんだよね。(^_^;)
フランスでレジスタンス活動を続けるリーダー格の男「ジュリアン」に対しても、それほど心動かされているような感じは受けなかったし、ユダヤ人の子供達に対してもクライマックスであそこまで思い入れを持つほど信頼関係が出来ているようには思えなかった。
これってケイト・ブランシェットのアンニュイな風情が「恋に生きる情熱的な女性」とはちょっとキャラクターが違うし「子供達に慕われる心優しい天使」ともイメージが被らない・・・ケイトは素晴らしい女優だと思うけど、簡単に言っちゃえば
ミスキャストなんちゃうん? (をいをい)
ジュリアンの父「ルベード」役のマイケル・ガンボンはよかった。それから映画冒頭から映画中も素晴らしい風景が展開されて映像的には情緒豊かで見応えもあると思う・・・んだけどね。なんだろー? この映画は「シャーロット・グレイ」という女性の生き様を描いていると思うんだけど、その肝心のシャーロットに思い入れが出来なかったらもう台無しって言うのか(苦笑)
要するに、ぴよが理解も出来なければ思い入れも持てなかった大バカだっただけとも言えるんだけど(うひーん!)
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