監督:グレゴリー・ホブリット 出演:ブルース・ウィリス コリン・ファレル マーセル・ユーレス、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 第二次世界大戦下の1944年ベルギー、ドイツ軍捕虜となった26歳の若き士官「ハート中尉」はバルジの戦いで捕虜になった兵士らと共にアウクスブルク郊外のドイツ軍捕虜収容所へ送られた。その後そこへ黒人士官2名が捕虜として収容される事になると今まで感じのよかった下士官達の態度が一変するのだ。 あからさまな黒人士官達への嫌がらせ。それはエスカレートして、とある白人兵士の陰謀で黒人士官の1人があらぬ疑いをかけられてドイツ軍に射殺されてしまう。その後その陰謀を企んだ白人兵士が何者かによって殺害される事件が発生。容疑者はもう1人の黒人士官「スコット」だ。 ハートはマクナマラ大佐からスコットの弁護士に指名され、事件を追って行くのだが意外な展開が待っていたのだ・・・
【感想】 んー。ブルース・ウィリスの新作とは言え、また戦争モノですかぁー・・ぴよは戦争映画苦手なのでぇ〜・・と思ってたんだけど、確かに舞台は第二次世界大戦下のドイツ軍捕虜収容所ではありますが、内容としては「戦争」じゃなくて、同じアメリカ軍内の人種差別とそこから派生した事件を軍法裁判で裁くという部分がメイン。
捕虜とは言え、そこには軍人として当たり前の「階級制度」が横行している訳で、若かろうが中尉の肩書きを持ってる「白人」士官ハートに対しては荒くれ者の下級兵士達も礼を尽くしている。 これがいくら上官とは言え相手が「黒人」となると話は別・・ってのがこの映画の展開で重要な位置を占める訳で。 もうねぇ・・・人種差別モノの映画って本当に見てると胸糞悪くなるんだよねぇ〜 これだったらまだ「ドンパチ」ONLYで中身カラッポの戦争映画の方が見てて気分がいいっすよ(^_^;)
正直言うとね・・・この映画、長過ぎますわ。上映時間2時間越えなんだけど、これくらいの上映時間は面白ければきっと全然気にならない程度の長さだと思うんだよねー・・・って事は?
全然イケてねーよっ!(怒)
あ。また吼えちゃった♪
だってねー、今日は言うよ?(誰に聞いてんだ?苦笑) まず話がダラダラし過ぎてちっとも盛り上がらないんすよ。ワクワクもしなければドキドキもしない、手に汗握るって感じもなければ謎解きを楽しむって気分にもなれない!(あぁ、言いたい放題よ) 本来なら必要もなかった軍事裁判が何故必要だったのか?そこら辺の描き込みも甘過ぎる。それからマクナマラ大佐のキャラの描き方も、説明不充分というか・・・全く共感も出来ないし思い入れも出来ない。
何が気に入らないって、映画のオチっすよ!! ブルース・ウィリスが出てるからっての考えるとこーいう落としトコロしかなかったのかもしんないけどさー、それにしても・・・(以下超ネタバレにつき、未見の人は絶対にドラッグしないよーにねん) 【あの展開でマクナマラは戻って来るかねぇ?ハートの「正義を貫く為についたウソ」に心打たれて急に宗旨替えしてイイ人になっちゃったってかぁ!?ウソ臭過ぎるんだっちゅーのっ!! これだったら最後の最後まで当初の訳わかんない嫌なヤツでいた方がよっぽど納得出来るっちゅーねん!】
何がって・・一番痛いのは「この映画は一体どこで感動すればええのん?」 (観客を感動させようとする意図をちょっと感じたので・・・)
この一言に尽きるかと。(^_^;)
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