監督:曽利文彦 出演:窪塚洋介 ARATA 中村獅童、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 片瀬高校卓球部員の星野裕(ペコ)と月本誠(スマイル)は幼馴染み。いじめられっこだった無愛想で笑わないスマイルに「卓球」を教えて友達から守ってくれた明るくて卓球を心底愛するペコ。スマイルにとってペコはヒーローなのだ。 高校に入りスマイルはその類まれな才能をコーチに見出されめきめきと頭角を現す。が、スマイルとは対照的にペコはどうしても打ち破れない壁にぶつかり悶々と日々を過ごすのだ。 ペコ、スマイル、そして・・・各々の心は乱れながらもまたインターハイの季節が巡って来た!
【感想】 窪塚クンって今日本映画界で旬な俳優さん?とっても人気あるよねー♪って、彼の映画全く見てないんすけど。(^_^;) 今回も試写会なのだ♪もしかして窪塚クンが舞台挨拶に来てくれるぅ?・・・てな期待はみごとに打ち砕かれ(笑)
元々はマンガが原作なんだそーですが、このマンガ読んでないので全然前知識なし。だから最初人間関係がちょっと判りにくい気がしなくもなかったんだけど・・セリフがシュールって言うか、掴みドコロのない感じがしてキャラクターがよくわかんなかったりして。 卓球が大好きで「この星の一等賞を取りたい!」と明るく話すペコと、相手を傷付けたくないが為に勝負弱くなってしまうスマイル。2人の微妙な力関係だったり相手を思い合う気持ちを、子供の頃の回想シーンを何度もフラッシュバックのように挿入する事で観客の心にじわじわ浸透させようとする演出は日本人好みなんじゃないかと思う。
が。なーんかね、ピンと来なかったんだよね。(^_^;) あくまで主演は窪塚クン演じる「ペコ」だったんだろーけど、スマイルの方に感情移入出来てもペコにはどうにもシンクロ出来ないんだよねぇ〜。 これって映画として致命傷だと思うんだけどぉー・・・って、感情移入出来ないぴよに問題があるんすかぁ?(苦笑)
卓球の試合シーンは凄かった!ボールの動きと躍動感、スピード感!!特にクライマックスの「ペコ vs ドラゴン」は鳥肌立つくらい素晴らしい迫力!CGのなせる技なんだねぇ〜♪こういうわざとらしくない、しかも迫力のある映像を可能にしてくれるCG技術って素晴らしいです♪
でもねー、何が気に入らないって・・・映画のクライマックスのクライマックスだよっ!(この表現って何か変ね。苦笑) どうして「宿命の対決」をきちんと描き込まなかったんでしょう?すごく消化不良な感じですわ。 対ドラゴン戦にあれだけ時間当てておいてこれはないんぢゃないっすかぁ?と思わずにはいられない。その後ラストへの流れ込みもどーにもこーにも陳腐な感じがしていただけないっす。(>_<) 結局この映画は何が言いたかったの?・・・あくまでペコの成長物語であってスマイルは添え物に過ぎない?それにしては「2人の関係」をずーっと映画中見せて来ているだけに・・・このオチの落しドコロは・・・
よくありませんなぁ!(苦笑)
フォローって訳じゃないけど・・・スマイル役のARATA、カッコいい♪(*^^*) ぴよ全然この人知らなかったんだけど、彼の伏し目がちな眼鏡姿に惚れました♪(笑) きっと普段は眼鏡かけてないんだろーね・・でも今後はずっと眼鏡かけてください!お願いっ!!(爆)
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