監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース キャリー=アン・モス ジョー・パントリアーノ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 10分前の記憶が消えてしまう!愛する妻を殺されたショックで、短時間しか記憶を保てない「前向性健忘」という珍しい記憶障害となるレナード。復讐を誓った彼は、忘れても困らないように常にポラロイド写真を撮りメモを書き、そして自らの体に忘れたくない大切な言葉をタトゥーにして刻み込んで犯人を探し出そうとする。 キーワードはジョン・G。しかし、謎を追えば追うほどに更なる謎が広がる。はたして、レナードは犯人を探し出せるのか?
【感想】 しばらく映画見てませんでした。 バリ島にバカンスに行ってたんすぅ〜♪楽しかったっすぅ〜♪ ・・てな訳で、帰国後「映画生活復帰第一弾」としてDVDレンタルして来ました。
まず耳慣れない「前向性健忘」ですが、古い記憶は鮮明に覚えているんだけど、ショックや衝撃を受けた後の記憶がほとんどなくなってしまう、例えば話をしていても自分が最初に何を言っていたのか話している内にどんどん忘れて言ってしまう・・こーいう超短期的記憶を無くしてしまう障害をこー呼ぶそうです。 ・・・なぁんだ。ぴよも「前向性健忘」だったんぢゃん!(こらこら)
この映画、感想書きにくいっす。(^_^;) だって何書いてもネタバレになりそーなんだもん。・・ま、とりあえず話の核心には触れない程度に・・
まず結末から入って、過去にさかのぼる撮り方。と言ってしまえば簡単ですが、そーいうのともちょっと違う。 物凄く手の込んだ撮り方してるんすよ。とにかく話が前後しまくる!10分間隔くらいで話がブツブツに飛びまくる! これはぁ〜・・要するに見てる観客にも「前向性健忘」を疑似体験させようという趣向なんだと思うんす。この試みはかなり新鮮で面白いと思うんだけどぉ〜・・・最初何が何だか訳わかんなくて頭がグルグルします!(笑)
ま、頭グルグルしちゃったらこの映画は成功なんだろーけど・・でもね、ちょっと疲れる(ぼそ)全然息抜く場面がないんだもん。最初っから最後までずーっと肩に力入れて画面を食い入るよーに見ておかないと、今見てる場面が過去の事なのか今の事なのかさっぱり判らなくなっちゃう。 ・・これは、すっかり南国ボケしたぴよの脳味噌にはかなりキツかった。 今回見る映画のチョイスを間違えたかも。きっと別の機会に見たらもっと評価高くなったと思うもん!
さて。 映画見終わって、しばしボーゼン自失。 結局どーいう事だったのか映画見終わってから腐った脳味噌で考えまくったわよっ! でもさぁ〜・・・ここから超ネタバレ!?どーしても読みたい人だけ【】内をドラッグ!
【レナードが犯人だと思って追っていた「ジョン・G」は本当に犯人だったのかはこの映画では語られてないのよね。 テディも自称警察の秘密任務でどーのこーの言ってるけど、本当に警察の人間だったかは不明。つーか、コイツってナタリーやドッドとグルでしょ!?要するに10分経ったら自分がした事忘れちゃってるレナードを利用して邪魔者を消すのに使ったっていう身も蓋もない話!?(わはは) それにしても、サミーのエピソードはちょっとやり過ぎな気がしなくもない。 少なくともサミーの事件は「前向性健忘」になる前の話なんだから、ここまで取り違えて記憶しているのはどーだろう?と思っちゃった。 だって本当にこれじゃー救いようのない展開なんだもんなぁ。もうちょっと「ホッ」と出来る何かが欲しかったよ。うん。】
あー疲れた。本当に疲れた。 映画一本でここまで頭使わされるのって珍しいよ。 面白いか面白くないのか?って聞かれると・・・どーでしょう?微妙なんですよ。(^_^;) とにかく頭の中で映画見ながら記憶のパズルゲームをさせられてるよーな感覚。 ・・・そーか。だからこの映画のキャッチコピーは『試されるのはあなたの記憶』なのねん(笑)
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