2002年05月01日(水) |
キューティ・ブロンド |
監督:ロバート・ルケティック 出演:リーズ・ウィザースプーン ルーク・ウィルソン マシュー・デイビス、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 高級住宅街ベル・エアで育ち、女子社交クラブの会長「エル」は見事なブロンドが自慢のオシャレでキュートな女の子。エルは恋人で政治家を目指す名家出身のワーナーからプロポーズされるのを心待ちにしている。 ところがワーナーから「政治家の妻にブロンドはふさわしくない」とにべもなく振られてしまうのだ。どうやら彼は自分が進学するハーバード・ロースクール(政治学部)で未来の花嫁候補を探すつもりらしいと知ったエルは一念発起!ワーナーのハートを射止めようと猛勉強して自分もハーバードに入学してしまうのだが・・・
【感想】 アメリカでは爆発的にヒットして、すでにPart2の製作も決定してるんだそーだ。 でも所詮「超ベタベタなアメリカン・ラブコメディー」でしょ?・・と思いきや、それがそーでもないんですよ。 序盤は彼のお尻をおっかける金持ちのバカ女の話かぁ〜・・と思わせておいて、エルのポジティブ・シンキングとファイトにいつしか見てるこっちも拳握って「いいぞ!エル!頑張れっ!!」ってな調子になって来るから不思議。(笑) 実にテンポがよくて、見てて気持ちがいい映画なのです♪
まずエルのファッションは要チェック!キュートな彼女の身を包む数々のブランド物はオシャレに敏感なイマドキの女の子のハートを鷲掴みにしてくれちゃう♪・・これって男の人が映画見ても何とも感じない部分ですかね?(^_^;) ま、いいじゃん。ぴよはこれでもまだ女の子のつもりだしぃ(ちょっと苦しいか?笑)
序盤で彼のプロポーズを心待ちにしているオシャレでおバカちっくな(笑)お嬢さんだったエルが、ハーバード・ロースクールに入学して学内で浮きまくってクラスメートに白い目と偏見で見られていじめられ、「今に見てろよぉ〜!」とばかり猛勉強して自分を認められようと頑張り始める辺りからこの映画の様子は少しずつ色を変えていく。
彼女のポジティブ・シンキングが自分を変え、周囲の偏見の目を変え、そして周囲の人に幸せになる力と勇気を与えてエル自身も成長していく・・・判り易い正義を実にファッショナブルでテンポのいいノリで観客を巻き込んでくれる。 ぴよ個人的に、この映画ってちょっと「エリン・ブロコヴィッチ」に被る気がするなぁ〜と思ったんだけど。
かつて人の心を捉えたのは「みにくいあひるの子」を代表とする『見てくれは悪くても心栄えが美しければきっといつか認められる』的サクセス・ストーリーだったと思う。 ところがこの映画の主人公エルは人もうらやむ美貌と富とファッショナブル・センスを持つ「生まれながらの白鳥」 そんな誰もが憧れる境遇の彼女が更に自力で「名声」まで勝ち取ってしまうという、正に「パーフェクトなサクセス・ストーリー」が今の時代には拍手を持って受け入れられる。 イマドキ「ボロは着てても心は錦」なーんて流行らない。 映画の中くらい「何もかもを手に入れる女の子になりたい!」って思うのはぴよだけじゃーないのね?(*^^*ゞ
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