惜春別日乗
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2005年06月13日(月) 変わりたくない自分

最近、自分が何故「新しいことに踏み出せない」のか、判ってきたような気がする。今の安定した状態を変えたくないのだ。時々悪い波はやってくるけど、叱られたりするわけではないし、自分の裁量でものごとを決められる。嫌なもんは嫌、が通せる。気分の悪さも回復が早いわけで、苦痛はときどき来る頭痛と吐き気、体のだるさと寂しさくらいだ。

自分はAS傾向がだいぶ強いと思っていたが、本をじっくり読んでみると、全くないわけじゃないけど強くはないようだ。微妙に違う部分が多かった。感覚過敏・鈍麻は認められるし、無意味な反復の遊びも未だに嫌いじゃないけど、没頭することはない。気を許した人に触れられるのはむしろ快いと感じるし、人とつき合うのに疲労するのは、むしろ後天的な理由だろうと思われる。似ているから判別するのは難しいけど、やっぱりわたしはADHDなのだろう。

本には不注意だけのADDというのはありえないだろうと書いてあったが、これには私も賛同する。不注意だけで他の「衝動性」「多動性」が形を変えても存在するADHDが障害としてあるのであって、不注意だけでははたして発達障害なのかどうか疑わしい。努力すれば何とかできる、という範囲の人も、「障害」という度合いではない気がする。診断は出るだろうけど、その手の人は我々当事者と関わる必要性がないだろう。「できないのだから仕方ない」と非当事者に言われっぱなしでも平気でいられる、というのはどうも違う気がしてならないのだ。当事者ならば、気になって気になって仕方ないはずだから。

話しは脱線しまくったけど、ともかくADHDだろうけど、安定した状況を変えることに積極的にどうしてもなれない、というのは困ったものだ。ここから抜け出すには、この「こだわり」を解消しないとうまく進めそうもない。


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透雪 |MAILDusk of the Black HoleShine&Shadow