惜春別日乗
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昨日から、いや一昨日くらいかもしれない、もの凄く寂しい。 時々こんな風に、たった一人での生活に苦しさを感じる。本当の意味で 私は一人で生活したことがない。常に親、そして彼氏、夫がいる生活だった。 本来大人はこうして独身時代を過ごしてから家族となる人と暮らして いくのだろうけど、その経験がないばかりにとても孤独感が強い。 普段は心の奥にしまわれている感情が、何かの波か出てきては心をかき乱す。 愛してくれる人がいない、存在を強く信じ意識できない状態。 歳も齢37を数えるとそうそう良い縁は向こうからやってはこない。 好いた男の間でふらふらと漂いながら、切ない涙が頬をつたうのを、 為す術もなく見つめる自分がいる。情けない話しだが、生きるのが時々 面倒になる。この身体にもほとほとうんざりだ。・・・等と考えながら 夜が明け眠れずにいると、妹から相談の電話が入ったりする。 気分の波が少しでも荒れると、つき合うのも難儀なものだ。
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