オモフトコロアリ。
past / will
2001年01月19日(金) 今日も痛すぎる。 

今日はとうとう生○痛でダウン。
月に1度の法定休暇を取る羽目になった。
夕刻になれば少しはマシになるのだが、
朝方などは貧血で枕から頭が上げられない重症である。
こうまで日常生活に差し障りがあるというのに、
薬に保険が利かんとは…ブツブツ。

昨日の話を繰り返してもしようがないので、久しぶりに読書記録をば。
先週末なるべく本を読まずにいたおかげで、
6冊目「名探偵は密航中」若竹七海が月曜一日保った。
そこから読み本のない日々が始まる。
読み返しをしたい気分でもなく、パラパラ漫画などをめくっていたのだが、
昨日とうとう読み物のない生活に耐えきれなくなり、
書棚の奥から持ってはいたけど読んだことのない本を探し出した。
7冊目「一握の砂・悲しき玩具」石川啄木である。

名前は知っていても読んだことのある人は少ないだろう。
一言で言って「暗い」歌風だ。
もう一言付け加えるとしたら「重い」だろうか。
赤貧の生活に疲れ、生きることに厭いた歌だ。
それでも自己愛に満ちている。正直言うと楽しい読み物ではなかった。
太宰治の人間失格を読んだときと同じ様な後味の悪さが残る。
歌集を読むならおおらかな万葉集や、
素直に詠われた古今集の方が私にはあっているようだ。
せいぜい百人一首くらいまでだろうか。

明日は少々身体がきつくても図書館に行って来よう。
一日床について読むものもなしというのは、私にとっては拷問にも等しい。
口中に残る苦みを消し去ってくれる、楽しい本に会いたいものである。

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