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2002年03月16日(土) 好きなように書くのさ

なんだか、昨日の日記のこと、今日時々思い出してたんだけど、
えっと、いろいろ考えちゃってなぁーんだか、メンドクサクなってきた。
いろいろもっともらしい理由なんて、やっぱ、いらないんじゃないかなーと
思えてきて、だからやっぱ、あんまり考えないことにした。
前言、おもいっきし撤回、なのです。
やっぱ、好きなように書く、これしかないなぁと思ったり。

今日はすごく暖かかった。
なんかもう、本当に春ですね。
あちこちで花が咲いてる。桜も好きなんだけど
モクレンのあの大きな花も好きなんですよ。なんとなく。
あの花びらのカーブ、丸いカーブがなんかだかほっとする気がする。
で、モクレンの花を見ると、もうだいぶ前に書いた詩を思い出すのです。
あの頃では、もぉ一番の出来のよいヤツで、
とうぶんはあれ以上のは書けないな、って思ってたくらい。
今日はそれを日記にのっけて、終わりにします。
   
   
    
  
     
五月の夜              1996.5.08


もくれんの花が満開になりました
軒下には気の早い風鈴が
風に揺れて小さく鳴いています
きっといまごろあなたは
ビールを飲みながら
ナイターを楽しんでいるのでしょう

あの時の二人の写真は
色褪せて
あなたが笑っているのか泣いているのか
わからないほど
握りつぶせばそれは
はらはらと崩れてしまいそうなのに

窓際に座ってほんのりやさしい風に吹かれていると
握りつぶしたはずの想いが
よみがえってくるようで
あわてて胸いっぱいに息を吸い込むと
体中にもくれんの匂いが広がる


涙は枯れたはずなのに


もくれんの花が満開になりました
紫色のその花が
月明かりの中揺れているのを
いつまでも見つめていました
   
   
   
    
    
おやすみ。
  
  


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naruko |HomePage2001年の日記

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