甲斐犬ジロー通信
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2010年12月16日(木) |
ご長寿犬の羨ましい食生活 |
世界最長寿犬はオーストラリアのオーストラリアン・キャトルドッグのブルーイーが29才5ヵ月長寿記録保持犬でギネスに認定されています。
ブルーイーは使役犬として牧羊犬の仕事を生涯続けていたと言われていますが、1939年のお話なので、どのような飼われ方、食餌をしていたか分りません。 当時の事ですから、多分かなりワイルドな生き方をしていたのではないかと想像します。 後に同じくオーストラリアの奥地で先住民と暮らしていたジェリーと言う犬が2004年7月時点で27才という記録があります。 このジェリーはオーストラリアン・キャトルドッグとブルテリアの雑種で、同じく使役犬として飼われていました。 飼われていたので粗末かもしれないが、残り物などの餌を貰っていたのに、自らハンティングしに出掛けては、獲れたて新鮮食材を食べていたそうだ。 奥地でカンガルー、ウサギ、エミューを獲って食べていたと飼い主が語っています。
素晴らしい食生活だ!
残飯より美味しい物を覚えてしまったのね。 動物は獲った獲物の一番美味しい部位から食べると言いますが、先ずは腸から。 腸は発酵食品の宝庫で、しかもほど良い時間を経過しほど良い温かさに保温されているので美味しく熟成しているはずです。 すべての栄養素が詰まっていると言っても過言ではないでしょうね。 そういう部位を動物は真っ先に食べて、体に必要だと分っているのでしょうか。 次々、内臓を食べた後、仕上げに骨髄をたべるのだと思うのですが、骨髄は これまた栄養の宝庫らしい。 病気の犬にもお勧めなくらい貴重な部位です。 ジェリーの記録から、ご長寿出来た事はもちろん菌に感染しなかった事が大きいのですが、飼われていた為に、ある程度のメンテナンスと愛情をかけてもらって暮らしていた事は大きいと思います。 お仕事以外は好きに奥地を駆け回り、加工されていない純粋なたんぱく質源を取り、「混じりけのない食餌」を生涯摂り続けて自然な生き方が出来た、そのものが長寿を招いたのではないかと思います。
鶏の骨髄です。 ジローにも骨髄をバキバキ折ってスープを作り、肉や魚を伸ばす時に使ったり飲ませてもいます。 ご長寿犬の食餌も取り入れたり参考にしていきたいと思います。
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