甲斐犬ジロー通信
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| 2009年04月13日(月) |
池袋コマちゃん見つかる! |
2月11日から行方不明だった池袋コマちゃんが、今朝およそ2か月ぶりで 飼い主さんの元に帰りました。 ここに至る迄、コマちゃんはぎりぎりの運を使いきって生還したと 思えるストーリーがありました。 信じられない、本当にこんなに不思議なことってあるの?! 長くなりますが、コマちゃんの生還から、もし愛犬が行方不明に なった時の参考になればと思います。
このチラシを見て、ドンコマ捜索隊に知らせて下さったのが 虎太郎パパさんでした。 気になるとっても、、、Bebeママさんと二人で訪ねました。 ポスターの写真はコマちゃんでは無く、母犬の写真でした。 コマちゃんは人みしりする子で、なかなか写真も撮らせないので お顔が分かるものが無かったそうです。 私達がうかがった時に下のお写真を一枚頂き、雰囲気だけを感じることが 出来たのですが、決定的なショットではなかったのでコマちゃんの お顔は分からないままでした。
大事な子供を行方不明にしてしまったと同じくらいの悲しみで 体調も崩され入院もされた飼い主さんですが、コマちゃんへの思いは 真剣で強い意志を感じていました。
甲斐犬祭りには甲斐犬仲間に会いたい、それだけでも自分は元気が 貰えると仰り、東京からいらして下さり、仲間の甲斐の仔犬を 抱きあげて、嬉しそうなお顔で元気一杯になって帰られたのです。
それから、、、、、 今月の10日午後にジロ母は熊兄さんから川崎市で収容された 迷子犬情報のメールを頂きました。 収容期限は13日となっています。 ということは月曜日まで。 熊兄さんは毎日、中野コマちゃん、池袋コマちゃんの保護犬検索を して下さっているので、私達は熊兄さん頼りでいたわけです。 Bebeママさんにも転送して、似ているような似ていないような と話をしましたが、肝心の飼い主さんに連絡が取れずに夕方になって やっとお話することが出来ました。 しかし愛護センターは午後5時迄、土曜、日曜はお休み。 早くコマちゃんの飼い主さんからセンターに確認の電話をしてもらわないと 殺処分を止められない。 飼い主さんはPC環境に無いため、収容犬を見ることが出来ませんので もし、コマちゃんだったら、、、、。 月曜日の朝、犬の詳細を電話で確認して下さるようにお話をしたものの 今朝になって、ご高齢の飼い主さんがセンターに問い合わせが 出来るだろうか心配になってきました。 自宅に電話をしたところ不在です。 益々、不安になって来て居てもたっても居られず川崎愛護センターに 電話をかけてしまった。 保護犬の事で飼い主さんが確認をしたいので、殺処分を延期して頂きたいと お願いしたところ 係り官の方が首輪は何色でしたか?と訊ねたので、焦げ茶ですと 答えましたら その収容犬は
「飼って下さい、、、、13才の犬、、、」
と書きこんだ赤い首輪をしていると言われました。 エッ! 首輪の色が違う、それに飼って下さいということは今まで飼い主が いて放棄したこと? 係官の方が
この犬はそういう事情のある犬ですが、、、、どうですか?
と言われ、ジロ母は頭をハンマーで殴られたようなショックを受け 暫く返答に困ってしまい何も言えなくなりました。 そういう状況でコマちゃんだとは思えなかったし、違う甲斐犬が 放棄されてこの惨状写真のようなことになっていると思わざる得ませんでした。
写真を見た限りではやせ細っている姿が痛々しく、なんとも やるせない気持ちになり、Bebeママさんに知らせなければと 事情を報告しました。
見てしまって、係わってしまった私達は時間が無い、何も出来ない 絶望感に襲われてしまった。 ママさんもショックを受けて、切ない思いになられながらも なんとかこの子を助けてあげたい、13才になってこの哀れな子の 余生を受け入れてもらえないだろうかと BBSへ呼びかけの書き込みをされました。
ジロ母は根性無しなのでもうダメだと思って空虚な中です。
所が、お昼時間が終わったときに池袋コマちゃんの飼い主さんから
「コマちゃんでした! 今、連れ帰ってきました」
と電話がありました。 どう言うことなのか整理が付かず、本当にコマちゃんなのか半信半疑で 経緯を聞きました。
池袋コマちゃんの飼い主さんは電話をする間がもったいないと なんと直接、川崎のセンターに朝8時半に到着していたそうで 真っ先にセンターに入って保護犬に会ったと言うことです。 その犬に会って、コマちゃんと呼びかけてもボーーーっと していて反応が無かったそうです。 でも、流石に飼い主さんですね、目がコマちゃんそのものと気付いて ずっと呼びかけをしたところ ハッと気づいたように、飼い主さんの手の平に顎を乗せたそうです。 体半分は皮膚病にかかり、鼻もずる剥け、被毛は白髪に変わり やせ細って、コマちゃんの体では無かったそうです。 あまりの様変わりに、愛犬を確認することがきっと大変ではなかったかと 想像します。
センターの係官の方はプロですから、飼い犬と飼い主の対面は 慎重に観察をされると聞きましたから、間違いないと断定できるものが あったのだと思います。
私がコマちゃんでは無いと思いこんだ「赤い首輪」と「飼って下さい」の メモからは、コマちゃんは一時的に何方かが保護してくれて 首輪を着け替え、飼われたものの、なんらかの事情で放棄していたのです。 2か月の放浪の間に、首輪が変えられ嘘の年齢を書き込まれ 運が悪かったら、コマちゃんは飼い主さんの元に帰ることが出来ずに 殺処分になっていたのです。 飼い主さんが電話して確認をしなかったことが、運を好転させるに至った訳で、本当に人生も犬生も何が幸運に繋がるか分からないと思い知る出来事でした。
家に帰ったコマちゃんは尻尾がピンと上がり、母犬との対面を果たし お庭をトコトコ歩きまわっているそうです。 収容されている時のコマちゃんの写真はとても哀れで見るに堪えられないの ですが、あえてここに載せたのには、もし、皆さんの愛犬が収容された時 これほど変貌するのだということを知っていただきたかったからです。 対面した時、愛犬だと分からない飼い主さんも多々、いらっしゃるそうですからもしもの時は
・収容所の写真及び掲載情報だけで判断をしない ・必ず、見に行く ・体の特徴を写真に収めておく(舌斑など) ・あきらめない
このように感じます。 飼い主さんに会えない迷子の子達は全国に沢山居て、助けられない子の ほうが多い現実です。 どの子も救われる日を待っています。 迷子にさせないように飼い主の注意はもとより、飼えなくなるという現実はどの家庭でも起きると思っていなければいけないのですね。 放棄せずに命を繋ぐ方法はあるはずなのです。 微力ながら、迷子犬探しはこれからも仲間達と続けていくつもりです。
ポスターを見て報告と捜索をして下さった虎太郎パパさんと地域の方々。 毎日、収容犬を探してチェックを担当してくれている熊兄さん。 飼い主さんを支え励まし、私と一緒に捜索して下さったBebeママさん。 心にかけて下さったドンコマ探偵団の皆さま。 ポスターを快く受け取って、心がけて下さったうちわさん。 沢山の方々に深くお礼と感謝申し上げます。
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