甲斐犬ジロー通信
DiaryINDEXpastwill


2006年02月19日(日) もったいないの真意

私の母は事ある事に

「もったいない」

と言います。

戦争体験者世代特有のものだと思うのですが、どうも私には理解に

苦しむことが起きます。

つい先日も、私と姉の着物の管理が大変なので二人で箪笥の中の

着物の手入れと母のも一緒に管理をして欲しいと言ってきた。




虫干しするために、母も一緒に着物や帯を出してみると

どう頑張ったって私や姉が一生かけても着きれないほどありました。

作ってもらっておいて、今更こんなにどうするの?

とは言えませんが、活かせる方法を選んで着物をゴミにしてしまわない

事を願わずにはいられませんでした。

着物の好きな方に着て頂いたり、着付け教室に寄付をするとか

痛んでいるのはパッチワークで生き返らせてもらえるし

必要なものだけ残してはどうかと提案したら

母はもったいないからそういうことは嫌だと言った。

もったいない?

私は何がもったいないと思うのかと聞くと

「人にあげるのは反対だわ。もったいないもの」

と言います。

私が

「それじゃ〜、私がお出掛けする時にバンバン着てでるわ」

と言うと、それも気に入らなさそうに

「手入れが出来ないし、汚すから嫌だわ」

と反対意見を言います。

考えて見てください。私が死んだ後、お嫁ちゃんや姪っ子がこの着物を

着てくれるでしょうか?

きっと、困ったお荷物になると思うのです。

仕方なく処分をするという迷惑をかけなければならないでしょう。

それこそもったいないことを次の世代に押し付ける行為だと私は思うの

ですけれど、頑として譲る気持ちはないのですね。

あの年になれば、身軽になって物欲もなくなるものだと思うのですが・・。

昨日になって、入りきらない着物を入れる箪笥を一竿買おうと

思うのだけれどと電話をかけてきまして、思わず私は

「それはもったいない事でしょ」と言い返してしまった。

不機嫌に黙って何も言わなくなってしまったけれどあの時代の人の

価値観って私にはどうも理解に苦しみます。

アフリカの女性でもったいない運動をしている方がおられるそうですが

その方にも、もったいないはどういうことですか?とお尋ねしたいです。


ジローの母さん |MAILHomePage

My追加