独りで居るとき平和な現実の裏地をかえしてみる。秘密にしている昔。今と違う感情が滲み出して止まらなくなるそしてそっと浸るの。届かなかった恋のこと。一枚。一枚。ほころばぬようにこうして時々確認する。現実の裏に縫い合わせたこれが私の夢。私の持ち物をどんなに探しても宇宙のように暗くて。儚い。ものはたったこれだけです。