泡とガラス玉


2004年12月27日(月)      アナ


いかないで欲しい。
と、つぶやいた。
子供の彼女。

みんな、どんどん遠くなる。
感情を表せない大人の中で子供が孤独になってつぶやいた。
大きな体はただの空洞だった。

ここに。居て欲しいと思う人たちが向かう場所へは
行けないと、分かっている

夫々の道を歩き
夫々の想いを形にしながら
私はいつまでここにいて
見送る気だろう

と、彼女は考えた。


とても淋しくて
地面が崩れているのかもしれないと思った
星空に孤独をみた


そういう時々の発作に
迷い込むばかりで本当にいつまでも大人になれないなぁと
想いながら
彼女はいつまでも空ばかり見上げている


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