夢をみた。青に。白い綿。その少しだけ後ろに霞む形。彼は悠然と羽ばたいた。泣きたかった。混雑した駅のホームから見上げるととても小さくなったように思える。ビルとビルに区切られた水色に小さな黒。窓の向こうで風に乗る。何かに躓き立ち止まるといつも思い出すのは。空と鳥。