日記
 かおる(mam)



 失恋の記憶

嫌な感じがして
ふと 思い出しちゃったのね
10年くらい前に失恋したことを。

最初に出会ったのは20歳の時で
私はもう人妻だったし
お付き合いはできなかったけど
お互いの思いは伝わってた。
それから14年経って
離婚して 彼のことが気になって連絡してみたら
当たり前なんだけど 彼も結婚してて
でも まだ その時の思いがお互い残ってて
どうにもならないってわかってるのに
恋愛をしてしまったのね。
つらい恋愛は 彼を苦しめるだけだったみたいで
最後に彼に言われたのが
「俺は妻と別れるつもりはない。一緒にお墓に入るって決めてる。」
て 奥さんと別れて欲しいとは思ってなかったけど
いつか 手放しで喜べる日が来るんじゃないかと
どこかで思ってたんだろうな
20歳の頃の思いが残ってたのは
私だけだったことに気がつかなかったのね。
この失恋から
本当の恋をしなくなっちゃって
軽くお付き合いしても
付かず離れず 都合のいい関係にしかなれなくなった。
年齢的にも もう何も気にすること無い恋愛は 有り得なくなってしまい
このまま 歳とって 死んで行くんだなーって 思ってたよ。

もし、彼が
恋愛に発展する可能性は 微塵にも無いって
私に気付かせてくれてたら
あんな苦しい思いはしなかったかも
ただ私が 見てなかっただけかも。

きっと
1%でも可能性が見えると
なぜかそれに頼ってしまう
そういうのが あるのね。

2015年01月29日(木)
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