マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

本当に、どうしようもない。 - 2005年10月30日(日)

つまらない話を書く。
なんだか今、ものすごく辛い。
自分で言うのもおこがましいが、僕の人生は、自分で考えてもそんなに悪いものじゃないと思う。
人生において、「ものすごく悪いこと」が3つほどあったけれど、それを除いては、総じて順調なほうだろう。
とりあえずそれなりの収入のある仕事にはつけているし、絶世の美女とはいえないし、ややおせっかいで気が強いけれども僕にはもったいないような彼女だっている。
ネットに文章を書けば、それなりの人が読みにきてくれる。
まあ、ときどきは叩かれるが。

それでも、何かが足りない。そんなわけのわからない欠落感に襲われることが、最近多い。僕は、ただレールから振り落とされないようにするのが精一杯で、30年以上も生きてきた。そして、ただ、生きてきただけなのじゃないかと思う。
こんな人生なんてつまらない、でも、こんなふうにしか生きられなかったんだよ、まあしょうがないよ、と自分で自分に言い訳をするシステムがすでに構築されてしまっていることがまた嫌で、そんなことをこうして書いて更新報告とかしてしまうのがさらに嫌だ。
そして、こんなことを書いていると、誰かが励ましてくれるんじゃないか、とか内心期待しているのだ。
救いようがない。

また、年ばかりとっていく。
人生は悪くない、そりゃそうさ、悪いのは僕だ。
でも、何が悪いのか、自分でもよくわからない。
僕は、客観的には十分に「幸せ」なのだ。
だからこそ、さらに自分が嫌になる。
どうしてもっと頑張れないのか、どうしてもっと、まっすぐに前を向けないのか。
たぶん、明日になったら、めんどくさいなあ、と言いつつ、仕事を普通にやって、夜、家に帰ってきてため息をつく。
ああ、今日も普通に仕事をしてしまったなあ、と。
もう、起爆装置すら錆び付いて動かない。

本当に、どうしようもない。



...




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