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言葉を守ろう。あのときの言葉が嘘に変わらないように。 変わらずに言葉を守りつづけて、いったいなんの為の言葉だったのかすら忘れてしまっても 嘘に変わらない言葉は、たぶんとても大事なもの いつか大事なものになる言葉を守ってやろう こんなに、儚く、壊れやすい、モノ、は、他にない。 意味深長なこれらは、意味不明と似ていて 意味不明のこれらは、ほとんど無意味だ。 ただ、うつろ ・・・・・・★ ただひたすらに言葉を守る人 それはもうすさまじい決意で 違わないことが目的 嘘にしないこと そういう職業についた人がいたら、おもしろいなぁと、思って うん、いや、わけわかんなくていーんだけども。さ。 |
種を水にひたして、発芽したころ、 たくさん歩いて、くまさんは地面を探しました。 あっちーうろうろー こっちーうろうろー 「・・・土って、ナイんだ」 地面はたくさんあるのに、土がないことに気が付いたのでした。 アスファルトに覆われた地面ばかり 「アスファルトで土を覆えるのに、土でアスファルトを覆ったりしないんだな」 ジョウロと種の入ったハンケチを下げて、歩きながらくまさんは考えます。 「地面ってなんだろ? 土のことかな?あすふぁるとのことかな? それともひらたい面のことなのかな?」 くまさんはちょっと遠いところまで歩いたので、やっと土を見つけることができました。 わずかなスキマの、かたそうな地面です。 スコップを持っていなかったので石で地面を掘ることにしました。少しばかりかいて、種をいれて、ジョウロで水をかけました。 「咲くだろか、咲くだろか」 心配だけれど、くまさんにとっても楽しみな夏です。 |
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