サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2007年05月30日(水) 急遽

以下のイベントでライブ終了後のトークに参加します。
<天国注射の昼>という80年代前半に日比谷野音で行われた、伝説のイベントについて語ります。
多分当時の壮絶な映像も見れるのではないでしょうか。

 『天国注射的地球音楽体験』
5/31(木)@新宿ゴールデン街劇場 19:00〜20:15
 出演:A-Musik =竹田賢一(大正琴,Vo)/大熊亙(Cl)/小山哲人(B)/中尾勘二(Ds)



2007年05月26日(土) 売り切れってソールドアウトってこと?(笑)

 

 あまり自分の関係するライブにチケットが売り切れるなんてことはなく、とくに近年は外国からの来日公演でもそうゆうことはない。ストーンズが来たって当日で見れるモンなあ。やっぱり少数派なのね、俺の趣味は。
 それで、びっくりなんだけど、6月3日のレッドクロス<田渕純リサイタル新宿>、6月5日の渋谷アックス<遠藤賢司リサイタル>は、どちらも前売券が売り切れた。これはすごい。
 
 アックスなんて、キャパは1000人を越え、2階もある、いわゆる大ホールだからねえ。少しだけ、立ち見席の販売を追加でするみたいだけど。遠賢さんのことだから、お客が何人でも会場が大でも小でも、もちろん気を抜かず最高のライブを見せてくれるでしょう。バッキングが豪華ってのも注目だけどね、遠賢さんが何をやるのか?ってことが重要というか楽しみ。
 この日に発売されるシングル「惚れた!惚れた!」は、ニールヤングっぽいイントロはすぐにテンポが変わり、トシのドラムとエンケンだけによるファズかかりまくりのパンクなラブソング。
 あと、この日会場で限定販売されるであろう、72年頃?の未公開写真による記念ポスターがかっこいい。10枚くらいほしい。
 
 そして、俺が拙い構成&演出をてがける、田渕純(ex和田弘とマヒナスターズ)のデビューリサイタル。売り切れるなんて夢のようです〜。ムード歌謡はもちろん、カルトGSナンバー「シェビデビでいこう」やCKB「ハワイの夜」なども歌います。この日は、デビューミニアルバム『夜をもきもどせ』も発売される。ご期待下さい。



2007年05月12日(土) 休みなき黄金週間

 4月後半からいろんなことが集中してきて、ずーっと休みがなかったです。
 
 しかし黒沢先生が亡くなったショックはまだまだひきずっていて、憔悴してしまったままだ。
 6/10にはロフトプラスワンで午前11時から追悼のイベントが行われ、その前にも東京の友人知人でお別れ会を催すことになっている。
 あ、よく訊かれるんで言っておきますが、黒沢さんはコレクターではないので、貴重なレコードなどは持っていないんですよ。勘違いした人が、遺産はどこに行くの?とか訪ねたり、遺族のところに電話までかけた失礼な奴がいるらしいけど、黒沢さんは研究家であったわけで、GSのメンバーと仲良くなりたいとか、オリジナル盤を収集するとかいう欲求はなかった人なんです。
 
 亡くなる直前、黒沢さんの代わりに俺にまわって来た「GSの名盤ガイド」の原稿執筆、気合いをいれて書く予定だったのだけど、なかなか手がつけられなくて、、ギリギリまで何も書けなかった。本日土曜日の朝10時までに入稿しないと本がでないと言われたにもかかわらず、徹夜作業で最後の原稿が入ったのは11時近かった・・・。 

 5/4のクラブチッタのオールナイトは、連休中なのに満員のお客様にご来場感謝。
 オリオンズはやはりC級感がすごい!オリジナルをはじめ「サティスファクション」もよかった。黒沢さん観ていただけたでしょうか? 田渕くんの司会は酷かったね・・・

 それから、田渕純のデビュー・ミニ・アルバム『夜をまきもどせ』、難産の末、やっとマスタリングが終了し、一安心。いろいろあって、録音するまでの長い道のり、そしてミックスやマスタリングのやりなおしなど、経費と時間が嵩んでいるぶん(笑)、クオリティはそうとう高いと自負している。いやほんと。
 新ムード歌謡、モンド・ミュージック、アシッド・サイケ歌謡などのお言葉をいただきましたが、ジャンルのない未曾有のポップというか「未来の軽音楽」と呼ぶ事にした(笑)。一応キャッチコピーは「アーバン・ムード歌謡の貴公子登場!」といううさんくさいもの。
 そういや、田渕君も、もともとは中学校時代からの黒沢チルドレンで、マヒナに加入した時、俺に紹介してくれたのも黒沢さんなんだよなあ。黒沢さんがいなかったらこのCDはなかったんだと思う。
 CDは6/3のレッドクロスでの<田渕純リサイタル新宿>にて発売予定。よろしく。

 サロメの唇のデビュー・アルバムも出ます。これもマスタリング終了。まさしく「ムードロックの夜明け」ってかんじなエレガンスな世界。かずみちゃんのフルートはすばらしい腕前で、プログレ&ラウンジなインスト・アルバムを作りたい思ってしまった。
 
 サロメのジャケットは売れっ子デザイナーのサリー久保田くんにお願いした。久保田君は元ファントムギフト、レ・ファイヴのベーシスト兼リーダーで、クラウス・ヴアマンの再来と言われている。デビュー20年を記念してだした新作CD『サリーソウルシチュー』も良かった、だってファントムの「ハートにOK」を平山みきが歌っているなんて最高すぎるではないか!
 5/5にはチェルシーホテルで『サリーソウルシチュー』リリース記念ライブ、盛り上がったなあ。ネオGS同窓会の趣もあったし。黒沢さんのおかげで、ネオGSムーブメントが存在したということで、アンコールの「トンネル天国」では久保田君が「黒沢さんに捧げます」と言ってイントロのドラムがはじまりおもわず涙が出てしまった・・・。
 

 そして『ウィードウォー』に続き、フールズの『憎まれっ子世に憚る』という90年のアルバムのリミックス&リマスターを二日間かけてやった。
 当時出たCDは、サイズ時代からの曲から新しめの曲まで、いい曲ばっかり入っているのに、かなりミックスがひどいので本当にがっかりしたものだ。しかしマルチのマスターが発見され、メンバー立ち会いのもとミックスをやりなおし、リアリティのあるロックのサウンドに生まれ変わった。まったく別物といってもいい。ゲストの冨士夫さんと故・篠田昌己さんもいいプレイを聴かせてくれる。
 けっこう長めのDVDがオマケについて廉価でウルトラヴァイヴより6月末にリリース予定。


 


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