サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2005年06月20日(月) 速報!映画『エンケン対日本武道館』

 遠藤賢司の主演、初監督作品である『不滅の男 エンケン対日本武道館』の試写を観させていただいた。
 映画と言ってもエンケンが演技をするわけではなく、日本武道館全体をステージとして、たった一人でひたすらライブをやるだけだ。武道館は一万人以上を収容する空間だが、観客は0人。誰もいないのである。そこはエンケンの家のようでもあり、庭のようでもあり、宇宙のようでもあるのだが、現実にはありえない風景である。それが演出といえば演出なのだが、観終わった後、映画を観たというより「すごいライブを観た」という印象しか残らない。とにかく観てのお楽しみなので、詳しい内容はもう書かない。
 この作品は、高田渡、ゴールデンカップスに続く、アルタミラピクチャーズの音楽映画第3弾であり、前2作と異なるのは全く解説がないことだ。理屈や説明を抜きにしてエンケンを感じてくれってことだろう。これは海外でも上映してほしい。日本にもこんな凄いロックンローラーがいるのだって知らしめたいよな。



2005年06月18日(土) ミュージカルは好きですか?

 ここのところなんだか多忙、そして体調も優れず、気がついたら6月も下旬になろうとしているじゃないの! 忙しすぎて最近何してるんだっけ?って感じ。
  
 先週11日12日は久しぶりのフィフティーズ・ハイティーンズの東京ライブがあって、12日のライブは最高だった。あとはかっこいいオリジナルが増えて欲しいんだけど、彼女達のやるカバーのセンスはイイネ。以前「ミッチー音頭」をやってくれと青山ミチ集を渡したんだけど、そこで選ばれたのは「恋はスバヤク」で、これがまたキャラにあってる。
 実はもうほぼ決まり!セカンドアルバム作ります。年内にはリリースされる予定で進めるんでよろしく。ちょっと凝った音作りや、スタジオならではのアイデアも取り入れてやりたいな。某活弁映画監督による映像作品も作ろう。ファンの人、期待しててね。

 同じく福岡のザ・ヤングのアルバム『ファンキー100分』が7月にリリースされる。前作の録音は2002年の12月で、チト河内プロデュースで東京のスタジオで録音した(リリースは03年10月)。なのでセカンドの制作までに、2年以上は経ってる。このセカンドは、その間にバンドが音楽的にも進化および洗練されたのだということがよくわかる内容だ。ドラマーもアダムからホセに変わっているが、ホセの成長ぶりはすごかった。
 ある意味、「ガレージ感の強い歌謡リズム&ブルース・ブラスロック風味」のデビュー盤の持つ混沌さに比べると、ファンクを基調としながらコーラスワークも充実しているセカンドアルバムは、演奏に落ち着いた感触があり、堂々としたザ・ヤングの自信みたいなものが感じられる。エンジニア&プロデューサーの松石ゲル書き下ろしの曲も収録。オリジナルでなくて申し訳ないが、白眉は生田敬太郎のカバー「世の流れに」だろう。これは原曲を軽く超えている。
 
 先日、ナゼか御招待いただいたので、テレビで宣伝しまくっているクイーンの曲を使ってるミュージカル「ウィーウィルロックユー」をコマ劇場に観にいった。一万ナンボもするもんをタダで観ておいて言うのもなんだが、ミュージカルってものを俺は基本的に好きになれないんだと思った。いや、クイーンは中学校の時,すごい好きでしたよ。深夜ラジオでハマった「ボヘミアンラプソディ」「サムバディトウラブ」とかね。『オペラ座の夜』はホワイトビニールで持ってたし。ヤングのボーカルのジョーイ君も好きなボーカルとしてフレディの名前をあげてたっけ。
 ミュージカルの良さがわからないんだ・・・。



2005年06月08日(水) 追悼 漣健児

シンコーミュージックさんには子供の頃からお世話になっておりました。
草野さんは、日本の大衆音楽ビジネスの開拓者であり。間接的にも直接的にも自分に大きな影響を与えてくれた人です。御冥福を祈ります。


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