今日は誕生日だった。 のだけれど、この年になって嬉しい気分にもなれず、厄年なので注意しようという意識が強くなっている。 久しぶりにウィングス時代のポールが聴きたくなり名盤ブート『ナッシュビル・セッションズ』と『ヴィーナス&マース・ラフミックス』をくり返し聴いてしまう。子供の頃、ラジオから流れるウィングスのヒット曲が、洋楽ポップスを聴くきっかけになったんだよね。そんな世代です。 なんで、ポールの気分かというと、昨日は渋谷のレコード屋のバーゲンコーナーにて、ポールの国内盤シングルが綺麗な状態で100〜300円で6枚ほど発見。ガレージ系などの輸入シングルなどとともに、ダブり気にせず迷わず買い占めました! そしてその後に観たハプニングス・フォーのライブでは「ドライブ・マイ・カー」「サムシング」のビートルズナンバーのカバーが聴けた。
2005年02月06日(日) |
エディ藩とオリエント・エクスプレス |
『ワンステップ・フェスティバル』には、デイブ平尾&ゴールデン・カップス(ルイズルイス加部、柳ジョージ参加)、ミッキー吉野グループ(アイ高野参加)、エディ藩とオリエント・エクプレス(ジョン山崎参加)というカップス関係者が勢揃いしている。 この中で特によかったのはオリエント・エクスプレスで、ホーン隊を入れた8人編成のブラス・ロック。ちょうどコロムビアから唯一のアルバムが出た直後の演奏だ。『ワンステップ』のCDには、8分にもおよぶ「9オクロック」(日本語バージョン)が収録されており、この曲のエディ藩の歌声はなんともいえない艶と味わいに溢れている。ちなみにシングルにもなった曲である。 ゴールデン・カップスと「横浜ホンキートンク」のヒットの間に位置する「エディ藩とオリエント・エクスプレス」。極めて横浜的なファンキーサウンド、高く評価されてしかるべきグループだと思う。
2005年02月05日(土) |
ワンステップ・フェスティバル4枚組CD |
でるぞでるぞと言われて久しかったCDが遂にリリースされた。 74年の8月、福島県郡山市で行われた日本のウッドストックとでも言うべき『ワンステップ・フェスティバル』。やっぱりキャロルは収録されなかったし。トリを飾ったオノヨーコも断られてしまったのだろう未収である。シュガーベイブはまともな録音が残っておらず未収。陳信輝、めんたんぴんもなぜか未収である。しかしそれでもすごいボリュームである。ブックレットの内田裕也のインタビューも最高にロッキンロールだ。 売れる前のダウンタウンブギウギバンド、大スター絶頂期の沢田研二&井上尭之バンド、竹田和夫が歌うクリエイション、かまやつひろし&オレンジなどは、個人的にかなりグッときた。小学生だった当時リアルタイムで、TVやラジオ、レコードで聴いていた人たちだからね。 もしも自分があと5〜6年早く生まれていたら、74年の夏は、まちがいなく上野から常磐線に乗って郡山に行っていただろう。
2005年02月02日(水) |
伝説のギタリストからの電話 |
日本のロックの歴史を語る時、必ず名前が出てくるバンドがあって、そのバンドの主要メンバーだったギタリスト氏。いまだにその人をカリスマのようにリスペクトしている人は日本全国にたくさんいる。 で、そのギタリスト氏から深夜0時頃に突然電話がかかってきた。「近所のパチンコ屋で全財産使い果たしたので、電車賃として500円貸してくれないか」とのこと。運良く?自宅にいたので、自転車をとばし近所のパチンコ屋まで電車賃を届けに行った俺。快く貸した500円は、数日後ちゃんと帰ってきた。 偉大なミュージシャンには国から補助金を出すとか、政治家同様に交通機関はタダにするとか、日本はもっと文化や芸術に貢献してる人間を大切にするべきなんじゃねーの?
書き忘れてましたが、1月の試写会で観ました『パッチギ!』。 感動的な映画だった。井筒映画だけあって、恋愛や喧嘩のエンターテイメントとしてまとめられながら、政治的なメッセージ性、音楽の魅力などがバランス良く込められている。 冒頭のサイクロンズのメンバーを含むオックスの演奏シーンには笑ってしまうのであるが、終盤の主人公が「イムジン河」を歌うシーンには泣かずにいられないのである。 曲の背景や成り立ちを抜きにしても「イムジン河」は本当にいい曲だなってつくづく想う。
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