2003年12月28日(日) |
ニューロックの夜明けinFUZZ |
大阪は堺市にあるライブハウスFUZZにてオールナイトイベントを開催しました。 前日27日は京都拾得での騒音寺、渚ようこ&ザ・ヤングがあったので、京都から電車で堺に向かう。途中乗り換えのため、京橋で下車して商店街を散策し、立ち飲み屋などが並ぶ駅前屋台のタコやきは非常に美味であった。 初めて三国ヶ丘という駅で降り、ライブハウス入りしたのは15時頃。 ハプニングス・フォーのリハが始まると突如漏電のため停電になり、このまま中止になるのではとドキドキさせられたが、一時間ほどで復旧した。
第一部はハプニングス・フォー、渚ようこ&ザ・ヤング。 第二部はフィフティーズ・ハイティーンズ、ザ・ヤング、騒音寺 DJは、ガレージパンク界の御意見番キング・ジョーと私サミー前田。 FUZZオーナー氏の「ハプニングス・フォーを出したい」という希望から実現した企画だったが、気がついたら約10時間の長丁場のパーティーに発展した。
騒音寺のアンコールが終わり、ラスト2時間のDJタイムは、狂ったようにアッパーな曲ばかり、DJもお客も、踊るというより暴れているようでもあったと思う(笑)。ジョー君のDJはフロアーを煽るというか巻き込む。外道「ビュンビュン」がかかると外道のワッペン背中に貼ってる少年がいたり、エンケンの「ミッチー音頭」ではゴーキャッツ(大西ユカリと新世界)が振り付きで踊ったり、寺内タケシ「レッツゴー・ジャンジャン!」ではハイティーンズが叫んだり・・・以降あまり記憶無し。 朝6時に終了。24時間以上睡眠とれず、京橋のたこやき以外何も食わず、ミッチー音頭の歌詞ではないが「唄って踊ってスタミナつけず」・・・。 ひさしぶりに燃え尽きたイベントだった。 次回、春頃にあるという噂も・・・。
赤坂プリンス・ホテルにて行われたディナーショウ「赤坂のプリンス」を見学しました。600人×2日間。28000円の前売り券は予約だけで完売。この日のために前日から赤プリに宿泊、ドレスアップして来場するお客様も多数。ロビーでは当日限定の記念ワインも販売するなど、ゴージャスな一日を彩っていた。 俳優業のため超多忙なスケジュールの合間を縫って開催されたショウを観て感じたことは、完全主義者ミッチーの「プロ根性」ぶりである。徹底的にお客様をおもてなしするサービス精神。デビュー当時から何度か観た時とステージングは基本的には変わらないのだが、プロデューサーとして、エンターテイナーとしてのミッチーはますます完璧度を増すばかりだ。 東馬健名義でリリースされたCDに収録された「アマン」では、CDと同じように渚ようこさんがデュエットで登場。これを聴くと、ミッチーには本格的な歌謡曲アルバムを作ってほしいと思う。 終演後に、お客様全員にクリスマスカードをミッチーから手渡しというプレゼントには、失神寸前の女性の姿も。 ロビーにて、ジュリーのおっかけもやってるという年輩の女性に話しかけられた。やはりミッチーの存在感って70年代男性アイドル像とダブってしまうのではないでしょうか。
2003年12月19日(金) |
アアアアアアイライクエ〜ンカ |
渋さ知らズが、遠藤賢司、そして「和製トム・ジョーンズ」(エンケンさん曰く)冠二郎をボーカルに迎えるという公開ライブ番組を観にNHKにいってきた。FMの「ライブビート」というおなじみの番組だ。
渋さ得意のお祭り騒ぎと見事にハマるエンケンの「東京ワッショイ」でのっけから盛り上がり、「夢よ叫べ」をエンケンのギターと渋谷毅のピアノで聴いてジーンと感動してるのも束の間。 黒に金ラメのスーツで登場した冠二郎!初めてナマでみる兄貴!「冠レボリューション」名義でもリリースしている「バイキング」「ムサシ」「炎」というファンキー・グルーヴ演歌3部作をかましてくれた。(因みにこの3部作はビデオも強烈!必見)
エンケンと冠二郎の共通点は、どちらもどんな状況の現場だろうが、おのれの核となる表現をしっかりみせつけてくれるということだ。 二人が衣装を着たままロビーで談笑しているところに出くわしてしまい、わたくしそのまま固まってしまいました・・・
2003年12月13日(土) |
昨日は事実、今日は存在、明日は希望 |
「ネオGSの王者」と呼ばれていた「ザ・ファントムギフト」、89年以来のオリジナルメンバー四人による再結成ライブが渋谷で行われた。自主制作シングルや、幻のセカンド・アルバムのデモなどを収めたCDが11月にリリースされたので、その記念というわけで。
気分は80’S同窓会的だなーと思ってしまったのだが、ドラムのチャーリー森田とギターのナポレオン山岸は、現役プレイヤーとしてがんばっているということもあり、当時より上手くなっているようだ。「もう二度とやらない」とふと漏らした某メンバーの言葉とおり、これが最初で最後の再結成だそう。 それがいいと思う。二度めの再結成はカッコ悪いから、最低でも10年はしてほしくない。
ジミヘンと水谷孝に影響を受けたナポレオン山岸のファズギターを聴いているうちに、いろんなことを想い出してしまった・・・。青春時代や過去の栄光を懐かしんで盛り上がるのも、たまには楽しいけれど、やはりふりかえるにはまだ早いというか、今現在何をしているのかということが重要なのだ。あたりまえのはなしだが。
6日。フジロックでの熱演が忘れられない「遠藤賢司&カレーライス」のライブが秋葉原グッドマンであるというので、優れぬ体調ながらとぼとぼと電車に乗り込んだ。そんな時でもやはりエンケンのライブをみると元気になるのだ。本編最後の「不滅の男」とアンコールの「俺は勝つ」を聴いたら気分はアントニオ猪木だ。 このメンバーでの「エンケン」は歴代のバンドの中でもベストなのではないかというくらい、僕はいいと思っている。混沌とした部分もありながら、バシっと決まるところはちゃんと決まる。各人がプレイヤーとして優秀なのは当たり前なのだが、それ以前に人間性が濃厚なバンドサウンドに圧倒されてしまう。このメンバーでアルバムを作ってほしいものだし、ツアーなんかあったら追っかけてしまうだろうな、きっと。一応メンバー名を書いておくと、ギターは竹安堅一(フラワーカンパニーズ)、ベースはグレートマエカワ(フラカン)、ドラムは森信行(元くるり)。 森君は最近斉藤和義君のバンドにも参加しており、今月ウチの近所に引っ越してくるそうだ。 この日は、体調が悪いだとかいいながら、気がついたらノリノリで打ち上げに参加して朝帰りでございました。北島三郎の「与作」とニール・ヤングは同じである、というエンケン説には目が覚めるおもいが・・・。
2003年12月03日(水) |
マイ・ビューティリオン2003 |
1日に渋谷オーウェストにておこなわれた渚ようこのリサイタルに制作裏方で参加しました。 昨年はエッグサイトで2回行われたリサイタル、今年は会場のキャパも今までの3倍近い。初の試みをふんだんにもりこんだ豪華なステージングで、演出には、タモリ倶楽部や爆笑問題関係の番組では、必ず名前をみる放送作家の高橋洋二さんがてがけ、コーラス、ホーンセクションも加えたフルバンドによる2部構成。映像による、阿久悠歌詞あてクイズ、大阪万博、さらにかつてミュージックフェアの司会だった長門&南田夫妻からのコメントなど、飽きさせる事のない楽しさ満点のすばらしい演出でした。 個人的には反省すべき点が多かったのだが、渚ようこという歌手が意欲的にステップアップしていることを実感できたステージだったのでは。
たくさんのお客さんの中に、どこかでみた顔が・・・と思ったら宮藤官九郎さんだった。終了後、知人に荻野達也(元バニーズ)さんを紹介され、再会を誓いあいました。
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