2004年07月08日(木) フランス映画祭2004:これで最後


7月1日でいったん終わった“はず”のこの映画祭コラム、思い出し書きなんかしてるのでなかなか終わりませんが、でももうそろそろやめにします。

最後に一言だけ。
今回の映画祭でちょっとだけ嬉しかったことがあります。

それは・・・

作品選考委員の人が変わったこと◎


(以下キケン↓ぶちまけてます)

今だからはっきり書いてしまいますが、わたし、前の選考委員の人がすごいイヤで、なにがイヤって、あのメガネを首に掛けるためのキラキラチェーンが・・・ ってそんなことぢゃなくて、いつもヨレヨレの服着て来るし・・・ とそういうことでもなくて、上映前に、映画の紹介と称して、その作品選考委員の人からの映画の紹介があったりするのですが、前の女の人・・・ さすがに名前を書くのは控えますが、名前がないのも書きにくいので、この人のことを「今川焼き」とします。
んで、その今川焼きのネタばれがひどいのよ!
映画のさわりの部分だけを話せばいいものを(でも個人的にはさわりの部分も聞きたくないっ!)、延々とストーリーを話し出すときもあって、おいおいわたしたちはこれから映画を観るのにそれ以上言うと反則じゃねーか?!と一度ならず二度三度とキレそうになったときがありました。こんなこと思ったのはわたしだけなんでしょうかね? 映画は何の前知識なしに観た方がぜったいおもしろいです。ましてや監督自身が上映前に語りたくないものを(実際、多くの監督さんが、上映前には自分の映画については語りません)、あの今川焼きはホントによくしゃべってました。

またあるときは、短編映画特集の上映前だったか、司会者から「今川焼きさんからご紹介の言葉をひとことお願いします」と言われ、そのあと今川焼きの言った言葉が

「この映画祭に作品を選考するにあたってわたしは100本以上の短編を見てほんとうに疲れてしまいました

↑これって、作品を紹介する言葉ですかね?
観客に対するレスペクトが足らず、このときはマジに苦情を言おうと思ったりもしましたが、映画を観てしまうと忘れてしまうのですね、こんなこと(^^ゞ。。。

また第10回目のときは、ゲストに来ていた大女優ジャンヌ・モローに「ジャンヌさん、ちょっとちょっと」と、まるで自分の犬のように呼びかけてみたり。
この辺のところは人によってはOKなんでしょうが、わたしはダメ。
舞台裏では何してもかまわないけど、せめて舞台上ではキチンとして欲しいです。


あ、それで、今年から?の新しい作品選考委員の人は(パンフでは作品選考アドバイザーとなってます)、これまた女性で男は何してる?ってカンジですが、若くてテキパキとしたイイ感じ◎
パリ在住されているらしくどことなくスノッブな雰囲気もあり。ある意味、物事を単刀直入にいう性格なのでしょうか。司会者の方から「ご紹介の言葉を」と言われてその新しい人は(名前を「四天王」とします)、観客に向かって「こんにちわ」の一言もいわず、いきなり映画の紹介を3行に丸くまとめて言うあたり、オオ、いきなりこうきたか!と思ってしまいましたよ。この唐突さはけっこう好きかも◎

四天王に会ったのは今回がはじめてなのでまだ良くわからないのですが、作品選考も今川焼きから四天王に大きく変わり、今後のフランス映画祭にかかる作品に期待したいところ。


2004年07月06日(火) フランス映画祭2004:やっぱNG見せるのやめとく


2年ぐらい前に友人からお古のデジカメを譲ってもらってから、映画祭やイベントと名のつく所には必ずといっていいほどデジカメを持ち歩いている。
最初は、いわゆるフィルムとは違う、デジカメの撮ったり消したり撮ったり消したりできるのがうれしくて、コンパクトなものでもすごく重宝していたが、やはり映画祭ともなると観客席から舞台上のゲストを撮らにゃならんのでやっぱりズームが欲しい。でも3倍とか5倍とかの中途半端なものはダメ。

ということで、昨年のフランス映画祭直前に買った10倍ズームのデジカメ「OLYMPUS C-740 Ultra Zoom」が今年も大活躍。64Mのメモリで撮ったり☆消したり☆撮ったり☆消したり☆
そして後で消せるのをいいことにバシバシ撮るもんだから、当然ブレたり、人には見せられない写真もたくさんある。なかにはぶはっ!と吹きだしてしまうようなものもあるが、それらをまとめて「NG写真」として公開しようと思ったが、やっぱやめとく。現役でがんばっている人の、ましてやわたしが大好きなフランス映画の監督や役者たちが白目むいたり( ̄▽ ̄)、顔がヨレたり(◎`ε´◎)している写真を見せたらかわいそうだよなあ。

まあこのくらいの自然体がいいね◎


おっさん風映画監督(ホントは若いんだけど・・・ボソ)



新宿のゴールデン街風、ジャン=マルク・ムトゥ。
今回の出し物『ワーク・ハード、プレイ・ハード』
企業のリストラを題材にしたこの映画は、一時はリストラされてホームレスだった彼の実体験をもとにしている(というのはウソ)



マイクを持たせれば演歌歌手風、ナディール・モクネッシュ。
今回の出し物『ビバ!アルジェリア』
顔の大きさの割りに身幅の狭さが買われ、今はTVコメディアンとして活躍している。そっちの方が上がりもいいという(というのも真っ赤なウソ)


つづき→ これで最後


2004年07月01日(木) フランス映画祭2004:フランス映画祭が終わると夏がくる


「フランス映画祭が終わると夏がくる」と、ある人が書いていたが、まさにその通り。それでも梅雨まっ盛りのなかで行なわれる映画祭なのに、今年は一滴の雨も降らなかったな。テラスでコーヒーなんか飲んでいると、かーっと焼けつくような太陽の日差しがあつく、まるで真夏のようだった。

7月になってしまった。
このところずっと暑い日が続いていたけど、今日は涼しく、風もあって気持ちいい。わたしは風のある街がすごく好きで、港や海からの風が常に吹いている横浜はそんなわたしにとってとても居心地がよい。ときおり風がなくて無風状態のときがあったりすると、不気味で、ナウシカじゃないが森からおうむが出てくるんじゃないかと思ったり。風はいくら強く吹いていてもぜんぜん気にならないし、むしろ吹き飛ばされそうな日の方が好みだったりする。


先日ある方からメールをいただいた。
6月21日に書いた指定席のチケットのことで、この方は、指定席の、かつ座席指定ができたそうな。コンビニはとにかく、チケットぴあの窓口でも、対応する係員によって親切度が違うのかしらん?とも思うが、このコラムは、わたしの経験だけで書いており、あえてリサーチなどはしていませんので、わたしの書いたことで「違うよ!」とかいうご意見などありましたらぜひお知らせください。

今年は最初っからあまりノル気じゃなかったせいか、映画祭コラムとして書くことはそれほどない。なにか嬉しいことがあってもおまけのような気になってしまう。映画祭に行って楽しかった!来年もまた行こう!とかいう感想を読むとうれしくなってしまうが、こういう新鮮な気持ちは、わたしにはもうなくなってしまったなあと思うとさみしかったり(笑)
それでもまた、なんだかんだと来年も行くんだろうなと思う。
シネフィルたちの映画祭から、より大衆に近づいたフランス映画祭、来年はなにか別の楽しみを見つけて行かなきゃいけないのかな。
映画+中華街ディナーコース、とか?
ホテルでブランチ+映画コース、とか?
(食べ物ばかりだな)




映画の合間にひとやすみ。
わたしのお気に入りの場所は、映画祭会場となったパシフィコ横浜のちょうど裏にある公園。買っておいたサンドイッチと飲み物をぱくつきながら、海を見ながらゆっくり休憩。横浜は公園数多しといえども、どこも人がうようよでのんびりできないぞーと思うときもしばしば。そんなときはわたしはいつもここに来る。平日はいつもがらーんとしていて、このうえなく心地いい。お休みの日も、こんな所に公園があるのを知らない人が多いのか、比較的少なめ。ぼぅと海を眺めていると、魚が水面をちゃぽんと跳ねたりしてうれしくなる。釣りをしている人もいるし、これからの花火の季節には特等席が取れるかも?


つづき→ やっぱNG見せるのやめとく


 前の日    次の日

MAILchat gourmand X

Copyright 2000-2009 nekotama club All rights reserved.

リンクは自由に貼っていただいてかまいませんが、
記載内容の無断転載はお断りいたします。

My追加