Morning Mail


週末のことは忘れて、いつも通りでいようと、
メールを送ろうと文字を打つ。
変にぎこちなくて、送信寸前で削除。
普通でいるのが逆に不自然。

そんな中、朝の通勤時間でメールが届く。

「今週も頑張ろう。身体には気をつけるように。
…上手く言葉が出ないので、以上。」

たったそれだけのメールなのに、
どうしようもない不安から解放された気がした。

ありがとう。
お陰で一週間、頑張れそうだよ。

2004年05月31日(月)




自己嫌悪


目茶目茶の週末。
自分の感情が牙を剥く。
自分で自分を傷つける、悪い癖。

嫌になるのは、
周囲と自分とのギャップ。

確かに、私は人を受け入れたいと思うし、
強い人間になりたいと思っている。

けれど、私は周囲が思っている程、
清純な人間ではない。

普通に年を重ね、普通に物事を経験してきている。
そして、その経験は、見方によっては
相手の期待を大きく裏切っている。
その裏切りを隠すために、
私は周囲の期待している自分を演じているのだろう。

ごめん。
純粋に想ってくれている君に、
穢れた私は相応しくはないんだ。

2004年05月30日(日)




言葉と感情の刃


君の言葉が辛くなる。

昨日の出来事は、僕にとっては聞きたくない出来事だから、
忘れる努力はする。

君も、僕の言ったことは忘れて欲しい。

君と私のバランスはいつからこんなに
危ういものになってしまったのだろう。

距離が近くなったことは、逆に二人の関係をこんなにも
不安定なものにしてしまった。

ねぇ、私はどうしたらいいの?
君はどうしたいの?

「君に何かあったら僕が守るよ」って言うけれど、
だったらいっそのこと、「好きだ」と言って
ぶつかってきて欲しい。

私はどうして彼を愛そうとはしないのだろう。
一緒にいてこんなに苦しくなるのに、
どうして、そこから愛情に変わらないのだろう。

きっと私が守りたいのは、『友達』としての位置付けで、
『友達とはもう恋愛をしない』と固く決めた自分の意思を
貫きたいだけなのかも知れない。

そう、『友達』として、彼を失いたくない。

失うのが、怖い。

2004年05月29日(土)




後悔


友達と夜のドライブに行く。

何だか私は思いつめていた。
自分の中の感情がぐちゃぐちゃして、
誰かに聞いてもらいたかった。

君に触れられた手が熱を上げている。
それだけで胸が張り裂けそうになる。

何気ない言葉にも敏感に反応してしまう自分がいる。
それが、最近悩んでいる出来事に拍車をかける。

決定的な一歩を踏み出そうとしない、君の狡さ。
踏み出さない限り、気付かない振りをする、私の狡さ。

普段、笑った顔しか見ていなかった君に、
今日の私の顔は見せるべきではなかった。

2004年05月28日(金)




成長の仕方


ここしばらく、友達のことが頭から離れない。

決してプラスではい、マイナスの感情。
寂しさ。
嫌悪感。
それとも、誤解?

距離と時間というものに、ショックを受けていることには違いない。

知っているようで、実は何も知らない。
付き合いが長いと辛いのは、
懐かしさと新鮮さがないこと。
初めて会う人なら、そういう価値観も受け入れられるのに、
今の君を私は拒んでいる。

同じ顔、同じ名前、同じ声なのに、
別の人といるみたい。
分かっているのは、思い出と経歴。
中身が、見えない。

「俺はもうお前みたいな純粋な気持ちを持っていたのは
遠い昔の話だ」

今の君を受け入れることが、
私の宿題かも知れないね。

現に私は、君の良いところを何一つ
挙げられないのだから。

2004年05月26日(水)




plus


友達と電話で話をした。

たまには声を聞きたくなってかけたのだけど、
想像以上に長電話。笑。

彼女の仕事の話とか、最近通い出したスクールの話を
聞いて、自分のことのようにワクワクする。

以前だったら、人の充実した話を聞くと焦燥感や劣等感に
囚われてしまっていたけれど、
輝いている姿に自分も触発される。

素直に人の頑張る姿を応援できるくらい、少しは懐の広い人間に
なれたのだなぁ、と同時に感じる。

多少の愚痴はあるけれど、そんなことを言わずに
前向きに生きている彼女は、私にとって頑張るエネルギーを
くれる大切な一人。

逆にそういう友達を持てたことに感謝したいくらい。

自分でも単純なくらいにおめでたいのだけど、
嬉しくて、楽しくて、笑いが止まらなかった。

次に会うまでには、お互いまた色々話をしようね。
いい報告会だといいね。
駄目だったら、反省会よ。笑。

2004年05月17日(月)




記憶のリンク


ふとした時に、昔の出来事を思い出す。

思い出すことのない出来事なのに、不思議だ。
そこにはいつも現在の自分ではなく、
過去の自分がいる。
そして、その時に考えていることは、
今隣にいる人ではなく、そこにいない人のこと。

友達と出掛けたときに、傘を買ったことも、
昔の出来事を思い出したし、

幼馴染と首都高に行ったときも、
夜景を見ては、友達と出掛けた時のことを思い出した。

現在に縛られすぎてしまっている自分にとって
思い出のページをめくれたことが、逆に懐かしく感じた。

2004年05月16日(日)




手紙


職場の方に渡す写真に添える手紙を書いているのだけど、
言葉が見つからない。

一人々、違う言葉を書くのは、思った以上に大変。
便箋一枚に収めるのがやっと。
手が疲れて、字も雑になってしまう。

そんなことをしなければ、労力を要さずに済むのだけど、
伝えたい感謝の言葉が沢山ある。
その人との思い出もいっぱいある。

気がついたら、私はこんなにも人間好きになっていたんだ。

家に帰った時は、自分の置かれた現状が苦しくて、辛くて、
逃げ出しそうになっていた。
ただ、自分で決めたことだから、頑張ろう。逃げてはいけない。
それだけの気持ちでいた。

でも、違うんだよね、
ごめんなさい、弱い自分に負けそうになっていたよ。

もう少し、頑張ってみる。
無理をしているんじゃない。

ただ、後悔をしたくない。自分のために。

2004年05月11日(火)




スナップショット


勉強中に、友達にメールを送る。
レスがきた。

「あんまり無理するなよ」

そんな一言にホッとする。
確かに、私は根詰める性格だからなぁ。
多少は緩くなったものの、基本パターンは抜け出せないまま。
だからこそ、何気ない一言に心の緊張が解される。

離れていても決して縁が薄れる訳ではない。
毎日顔を合わせていた時よりも、
繋がっていると気がする。

時計を入れてある場所に、
丁度君と写っている写真が側にある。
引き出しに入れたままだったのだけど、
今はそれが正解に思う。

出掛ける前に見ては、「今日も1日頑張るか」と小さく微笑む自分がいる。
そう、それは君が「寂しい」と言った時に
「その時はこれを見てね」と言ったのと同じもの。

その写真に、毎朝小さなエネルギーを貰っている。

2004年05月10日(月)




非日常的な空間


友達に誘われて深夜のドライブに行った。

二人で同じ時間を共有するのは、本当に久し振り。

「やっぱりどんな女の人と一緒にいても、
お前の前でだけは平静でいられなくなる」

「そりゃあ、お互い一番付き合いの長い友達だからね。
当時のイメージだけは崩したくないね(笑)。」

なんて、他愛無い会話をする。
たまには、今の話になる。
多少は、今考えていることを話す。

「お前は変わらないな」

何かに対して冷め切ってしまった彼が
とても哀れに感じた。

決して、初恋の淡い想いが蘇る訳ではない。
大切な男友達は沢山いるけど、
やっぱり君が一番、特別な男の子なんだ。

自分の思っていることは、
理想論を押し付けていることだって分かってる。

でも、どうしても君には擦れきった大人ではなく、
自分の感情に素直に生きる人でいて欲しいんだ。

君がかつて私の幸せを望んでいてくれた以上に、
私も今、君の幸せを願っているよ。

2004年05月07日(金)




予告破棄


ある人からメールを頂いた。

向こうは無口で淡白な人なので、メールなんて来ないものかと
思っていたけど、来たときはびっくり。

意外性と嬉しさがこみ上げる。
「余裕ができたら返事を出すよ」なんて言っていたのに、
どう見ても余裕があるとは思えない時期と送信時間で驚いた。

「この前はありがとう。
また元気でやっていますか?」

見事に短い用件だったけど、
小さなつながりを嬉しいと、素直に噛み締めた。

言葉巧みな人のメールは、スマートな安心感を与えてくれる。
言葉少なめな人のメールは、不器用な気持ちが逆に心を癒してくれる。

言葉の力ってすごい。
私も誰かが困ったときに、心に寄り添う言葉をかけられたらいいな。

2004年05月06日(木)




ハッとさせられた


一生懸命生きたいと言っていた自分が、
目先の利益にも拘ってしまっていること。

でも、時間がない。
今目の前にあることに集中しなければ、
その先の道は開けないんだ。

長期プランにしているけれど、
長期プランにできないことに対して
私はものすごく焦っている。

やらなければ、始まらない。
待っているだけでは、幸せは掴めないんだから。

2004年05月03日(月)




語弊


「言いたいんだったら聞くけど、私からは敢えて聞こうとは思わない」

友達との電話で、私はこう言った。
その日は逆に、色んなことにつっかかってくる向こうに
苛立ちを感じられる。
私は彼のことを否定はしない。
彼に何かが起きたとき、もし私を頼ってくれたなら、
全力で彼の力になろうとするだろう。

離れていた間に、お互い色々あった筈だ。
嬉しいことも沢山あっただろうし、
嫌なことだって沢山あったに違いない。
現に、私達は近くに住んでいるのに遠い存在だ。

大変だ、と精神的にピリピリしていた彼に
第三者の単純な興味本位な気持ちで相手の土俵の中に
土足で入り込むような真似はしたくなかった。

当時、電話をした時に風の便りで聞いたことを口にした途端に
電話を切られた。
その挙句、かけ直したら携帯の電源自体を切られる位
辛かったことがあったはず。
折角、風化したことを話すことで、当時の感情を蘇らせたくはない。

私なりの思い遣りのつもりだった。

言葉が足りなかったのは、反省。
日記の文章が刺々しいのは、もっと反省。

2004年05月01日(土)