偶然的相互通信


そろそろ3月の予定を立ようと思う。

大まかには決まっているのだけど、自分のやりたいことと
会いたい人とのニーズの微調整が難しい。
強制だったらいいのだけど、お互い「空いた日に会おう」の範囲だと
消去法になってくる。

鮮やかな夕日を見たら、一人、会いたい人を思い出した。

あ、そうだ。
3月は誕生日だったんだ。

相手の都合を聞くか、と思っていたら偶然向こうから電話が入る。

おお。
何という偶然。

一つ決まれば、あとはパズルのように日程を当てはめるだけ。

あとは、肝心な人が一人。
久し振りに電話となると、かなり緊張。
定期的に手紙では交換しているのにな。

勇気を出して、電話をする。

あ、やばい。緊張してきた。

運が良いのか、悪いのか相手は留守。
とりあえず、伝言だけは残しておいたので、今度また決めることにしよう。

2004年02月29日(日)




思っていることは皆一緒


月曜の予告通り、スポーツクラブに行った。

昨日は仕事の帰りに、お花屋さん巡りをする。
選んだのは、やや落ち着いたピンクのユリがベースのもの。
喜んでくれるかが、とても不安。

夜に簡単にメッセージを書く。
誰かの為にペンを取るのも久し振り。
書き慣れない人に宛てた手紙は字が震えますね。
どこか、ぎこちない。

昼間のクラスに参加したのだけど、暖かかったせいか、人が多かった。
鏡で自分の姿を確認するスペースもなかったもの。
動きは昨年の終わり頃によくやったものだった。
これだったら、少し間が空いてもまだ身体が覚えている。

最後に、おばちゃんがプレゼントを渡したりしていた。
お世話になると、つい渡してしまうのよね。
私はというと、すごく素っ気無く渡してしまった。

まぁ、私らしいですね。
今後の彼女の活躍を祈って、乾杯。

2004年02月28日(土)




カラーバリエーション


「洋服で着ない色ってある?」

突然、聞かれた質問。

「黄色」

即答する。


確かに、私は黄色の服は一枚もない。
せいぜい、スカーフくらい。

こういう時に、男の人はワイシャツとかネクタイでアクセントにすれば
いいのだけどね。
あまりお洒落が上手でない私は、黄色の洋服一枚で着る勇気を持てない。

黄色は、まあまあ好き。
部屋が明るくなるし。
金運上昇効果もあるし。
エクセルで、セルに色付けするのも黄色や緑が多い。
いずれも、私の着ない服の色。

どこか足りない色は気付かぬ内に欲するのかな。

人間の心理って面白い。

2004年02月24日(火)




気持ちの伝え方


スポーツクラブに行った。

私のお気に入りのプログラムのインストラクターさんが
今月いっぱいで移動になる。
身長が164センチくらいある彼女は、スラッとした健康美人で、
プログラムに出る度に、しなやかな動きとお人形さんのような表情に
『嗚呼、キレイだなぁ』といつもうっとりしていた。

月曜日は仕事をいつもより一生懸命やって、
定時で上がって、急いでジムに向かう。
この日は時間の曖昧さが煩いして、人数はあまり集まらない。
逆に、その時間帯は有効にスペースを確保できる、
私にとってはゴールデンタイムだった。

その時間が失われるのはとても悲しい。
彼女のレッスンを受けられなくなるのはもっと悲しい。

普段、目が合うと恥ずかしくて、挨拶をするのがやっと。
今までの何か感謝の気持ちを伝えようと、カードでも書こうと
思ったけれど、上手く言葉が出ない。

「今週は土曜日も必ず行きます」
それだけ言うのが精一杯だった。

気持ちを伝えるって、何て難しいのだろう。
私にもっと勇気があったらいいのに。

2004年02月23日(月)




真夜中のコール


珍しく電話をした。

普段、用事がないと電話をあまり使わない。
相手の生活に踏み入るのが怖くて。
手紙とか、メールみたいに相手の自由な時に想いを共有できたらいいのに。

仲の良い女友達は、私が余裕がない時は連絡を取らない
ということは知っているのだけど、
そこまでマメに連絡を取らない、男友達はそのことを知らない。

少し、友達と会いたくなった。
でも、マコのことを知っている人に事実を話すのはまだ覚悟がいる。

春の花でも撮りに行こうかな。
親も一緒に。
春のお散歩、マコも喜ぶよね。

2004年02月22日(日)




身体にも思いやりを


昨年から意識的に身体を動かすようになった。

定期的にスポーツクラブに通っています。
平日に1回、週末に1回が理想のペース。
『今日は身体を動かすぞ!』と決めた平日はやや仕事が捗ります。

今通っているジムのスタジオプログラムで全身の筋力の向上と
柔軟性の強化というプログラムがお気に入り。

自分の今ある動作のみに集中するのは、あまりないこと。
さほど運動強度を要しない、このプログラムは私に合っている。

大学の時に弓道をやっていたせいか、日常生活で無心になれる瞬間
がとても大切に思うようになった。

週に2度通うようになったら効果は段々表れてきた。
身体が疲れにくくなったのが1番の収穫。
立位体前屈の格好で指先が床に少しつく程度が、
掌がつくようになったこと。
少し脚も細くなりました。笑。

これからも続けたら、少しは身体が柔らかくなるかな。

2004年02月21日(土)




電車でウトウト


会社の所要があって、行く時に寝過ごしました。

しかも3駅も。
悪い意味で新記録です。

寝過ごすこと自体が極めて稀。
恐らく3回ぐらいかな。

1回目は高校2年の時。
気がついたら、最寄り駅のドアが閉まってて、
次の駅で引き返す。

2回目は高校3年の時。
確か、美術館に行った帰りで、これも気がついたら
乗り換えのドアが閉まってた。

3回目は大学4年の時。
これは旅行のパンフレットに夢中になってたら、
駅を通過したのを忘れてました。

幸いなことに、予定時間の30分前に到着するつもりでいたから、
遅刻をせずに済んだのだけど、寝過ごすって行為は必要以上に
気持ちを焦らせるものなのね。

このことを家族に話たら、
「マコちゃんが、『起きて!約束に間に合わないよ!』」
と私の顔をカジカジしたんだろうなぁ、と言っていました。

今週はとても平穏で、幸せな一週間でした。
マコが空から見守ってくれているね。
本当にありがとう―

2004年02月20日(金)




『Chimera』


Amazonで注文したCDの感想。
Deleriumの 『Chimera』 というアルバムです。

中々良いです。

Naokiさんのレビューはかなり参考になって、
セレブ感を出した、というのにも納得。

視聴をした時に『Love』がすごく気に入って、
思わずショッピングカートに入れてしまったのだけど、
中々買い、な商品でした。
デレの曲は精神性が濃密だとは思っていたけれど、
これはビクトリアケーキを食べているような印象を受けました。
独りで生きようとする女性の強さも兼ねている、かと。

『Love』と『Truly』、『Fallen』、『Returning』がお気に入り。
『Truly』が一番ポップス曲が強かったかな。
『Fallen』は悲痛な暗さが、私の心にヒットしました。
確かに、『Magic』は見事な捨て曲。
それ以外は、何度か聞けば合格ラインは十分に出ます。

最後に流れた『Returning』にはしてやられました。
度肝を抜いた世界観。
郷愁漂う、Kristy Thirskの歌声はラストを締めくくるに相応しい曲。
いや、あの一曲のために『Chimera』は創られたのだと言っても
過言ではないくらい。
凄いよ、Delerium!!と、彼らの才能に感謝したくらいです。

『Love』のZoe Johnstonの母性溢れる声と
Kristy Thirskの切なく訴えかける歌声は相反するものがあって、
『Returning』で終わって次に『Love』が始まると、
区切りの意味でも新たな幕開けを感じます。

確かに、『Chimera』はある意味で大衆迎合的ではあるので、
古くからのファンには支持されないのも分かるかも知れない。
私はあっち系初心者なので、聞きやすかったかな。

興味のある方は こちら をどうぞ。

2004年02月18日(水)




嬉しいね。


今日からは仕事復帰。

日常に戻れば、自分の心もそれについていきます。
ペット好きの職場の方に、マコのことを聞かれたので、
亡くなった旨だけは伝えた。
そうしたら、帰りにマコに捧げるお花を買ってきてくれた。
『死』の悲しみを経験している人には、その悲しい気持ちが分かるのだろう。

マコ、rokoさんがお花をくれたよ。

嬉しいね。人の心ってあったかいね。

2004年02月16日(月)




優しい蒼


快晴。
風が強くても、気温が暖か。

空を見るのは、無意識の習慣。
一昨日は透き通った冬の空だったのに、春の色になったことに気付く。


マコがお空に行ってから、空の蒼みが優しくなったよ。

もう春が側まで来ているね。

これからの季節、また一緒にお散歩に行こうね。

2004年02月15日(日)




チョコレートケーキが食べたい


昨晩のこと。
突然こってりしたチョコレートケーキが食べたくなった。
ガトーショコラではなくて、更にこーってりしたものが。

この前、料理教室で作ったものはある意味タイムリー。
誘ってくれた先輩に感謝です。

材料はある程度は揃っているので、チョコだけ購入。
生クリームは売り切れですねー。
トリュフは作らなくていいや。
こってりしすぎて、ニキビが出来たら大変だものね。

夜10時過ぎからいきなり調理開始。
チョコを簡単に刻んで、湯せんでバターと一緒に溶かす。
メレンゲくんは気合で完了。

あとはオーブンに入れて、焼き上がりを待つだけ。
たまに窓から覗くとケーキが膨らんでいるのが分かって、
期待いっぱい、夢いっぱい。

オーブンが稼動すること45分。
おおっ。
中々上手に焼けました。
完成が12時手前だったので、明日食べようっと。

すっかりバレンタインが今日だということを寝る前に思い出しました。
誰か言っておくれよ…。
まぁ、言う程もないくらい、余裕のない顔をしていたのでしょうね。
心遣いに頭が下がる思いです。

2004年02月14日(土)




最後のお散歩


今日はマコと一緒に居られる最後の日。

午前中は、マコの火葬の準備。
天国でマコの持って行く荷物とお洋服を相談。
あとは、ちゃんと天国でマコがお友達にご挨拶できるように、ブラッシング。

お昼前に車に乗って、マコの一番好きだった公園に散歩に行く。
日差しの暖かい、散歩日和だった。
公園に着いたら、マコが一瞬目を開けたみたいでびっくり。
きっと分かったんだね。
冷たかった身体も、少しだけ温かくなっていた。

焼かれる前のマコは本当にキレイだった。
まるでお姫様みたい。
とても死んでいるとは思えないくらいに美人さんだった。
今までの19年間の生活の中で一番美しかった。

焼く前は本当に手放したくなかった。
でも、1時間少し待つと、さっきまでのマコが跡形もない、骨だけの姿になった時には驚いて言葉が出なかった。

火葬場の方の話によると、高齢で病気になった犬の骨とは思えないくらい、
真っ白でキレイな形で残っている、と言われた。
きっと沢山お散歩に行ったからだね。

マコ、本当にお空に行っちゃったね。

また天国で必ず再会しようね。それまで待っててね。

2004年02月13日(金)




あと僅か


会社を休んだ。

マコとの最後の時間を一緒に過ごした。
姉の提案で、死後、ずっと手を握っていた。

そうしたら、冷たいマコの身体が段々温かくなってきて、
硬直した身体が柔らかくなっていった。
家族の思いが通じたのだろうか。


夜中に両親の部屋で一緒に寝るのは、当たり前の光景で、
姉と12時頃に、「マコ、和室に連れていったよ」と話すのも
1ヶ月振りだった。

静かな時が、どこか懐かしい。
当たり前のことが、当たり前でなくなったのは僅か1ヶ月。
苦しい夜を過ごしたのは、たった30日程度のことだったんだ。

お互い、言葉が詰まる思いを抱きながら、
1日を過ごした。

マコが亡くなってから、家族は変わった。
距離が近くなった。
遠くはなかったけれど、芯の部分で上手く分かり合えた気がする。

明日は家にいる最後の日だね。
ようやくお散歩に行けるよ。

2004年02月12日(木)




サヨナラは突然で。


朝6時半過ぎのことだった。
院長先生から電話が入る。

「マコちゃんが呼吸停止しました。
極めて危険な状態です」

慌てて、病院に迎えに行った。
病室に入ると、マコは今までに見たことがないくらい苦しそうで、
もう駄目だ、と私でも悟った。

姉と母は激しく号泣して、私は自宅に連れて帰る準備をした。
命綱とも言える、酸素を吸入する管を抜いてからは、
苦しそうな顔も見せなかった。

自宅に連れ帰ってからは、最後の時を過ごした。
自分達の吐息が騒音になる位、部屋は静寂だった。
意識を集中すると、マコの心臓の音が僅かに感じるくらい。
マコの顔は、苦悶の顔から開放されて、優しい顔に戻っていった。
父親は休日出勤で、電話をかけても中々捕まらなくて、
9時前にようやく捕まった。
父が「マコ、急いで帰るからね」と言い残し、父の帰りを待つ。

9時45分くらいだろうか。
マコが硬直したのに気付く。
死後硬直だ。

マコハシンデシマッタ―

1番大好きだった、父親に会えずに。
今までの苦しみのカルマが取れたのか、マコはとても安らかな、
家族の大好きだった、可愛らしい顔をしていた。

信じられなかった。
昨日は、真面目に信じて疑わなかった。
3月になったら、偕楽園に梅を見に行こうね。
4月は桜を見て、チューリップ祭りにも行くよ。
5月はレンゲ畑にも行くね。そろそろ菖蒲が咲き出すね。
6月は紫陽花かな。梅雨だから車でお出掛けだけだね。
7月は向日葵を見に行こうね。
8月は早起きして蓮だよ。
9月は海かな。私も頑張って早起きするよ。
10月はコスモス。お花畑だね。
11月は紅葉。散歩シーズンもこれで一休みだね。

愚痴も一つもこぼさずに、あんなに強かった姉が、子供のように
大声で泣いてる。
親も、無力感と悲しみの両方を味わっているようだった。
私は訳が分からなくて、マコに会えない寂しさとマコがもう苦しまなくていい、という二つの感情が入り混じって、ただ、呆然としていた。

その後は、どう過ごしたのか覚えていない。

でも、夕方、いつものように、おでこをくっつけて、血の通っていない
マコの前足を握ったら、自然と涙が溢れてきた。


マコ、今まで本当にありがとう。
マコのいた生活は、毎日が幸せだったよ。

天国で家族を見守っててね。

2004年02月11日(水)




嫌な予感


お昼に携帯を見たら、姉からメールが来ていた。

「マコちゃんの肺に水がかなり溜まっていて、
血管に針を入れて、水を出す処置をします。
あと、血液が足りなくなってきているので、
輸血をします、と病院から連絡が来ました」

マコはどうなるのだろう。
心配と不安が頭を過る。
何で、昨日は1時で寝てしまったのだろう。
次の日仕事があっても、寝るんじゃなかった。
あんなに苦しそうに咳をしているあの子が心配だったのに、
自分のことを優先してしまった。

仕事を終え、急いで病院に向かう。

「マコちゃん、ご飯食べましたよ。」

院長先生の第一声の明るい声とは一転して、話は極めて重要なものだった。

・血液検査の結果、今のマコは正常値の半分以下
・今、少しは体力を取り戻しているが、肺が肥大してしまっているので、
 下手すると明日まで持たないかも知れない
・血液の流れを良くする注射をして、2・3日様子を見るのも一つの方法だ

1年前は肝機能に奇蹟的な位に異常が見当たらなかったのに、
あんなに身体が痩せこけてしまったマコは、もはや生きる力も失いかけて
いることを数字までも実証してしまった。

酸素部屋に入っているマコはとても苦しそうで、母と私には気付かない。

マコ、苦しいよね。辛いよね。
元気になって欲しいけど、頑張れなかったらもう楽になっていいよ―。
でも、やっぱり元気になって、まだまだ生きて欲しいよ。

2004年02月10日(火)




無意識のうちに


マコは今日も入院をしている。
お見舞いに行った母親の話によると、少しは元気そうで、
抱っこさせてもらった、とか。
肺の水は殆ど取れたので、とりあえずは一安心。
でも、酸素部屋から出ると咳が止まらない。

マコのいない食卓は寂しい。
寂しいけれど、マコは病院で頑張っているのだから、
どこかで皆、頑張ろうとしていた。

今クール、楽しみにしていた『白い巨塔』を見る。
里美先生が証言に立つか立たないかで、ハラハラドキドキ。
この時ばかりは、ドラマに集中。

CMになると、癖なのか、ついマコの居場所に目がいってしまう。

マコ、今どんな寝顔なのかな?

無意識のうちに見てしまっている。

ああ、そうだ。マコは今はいないんだ。

帰ってくる時はきっと元気になっているよね。
それまで私も強くいよう。

2004年02月05日(木)




最後通告


マコの具合が益々悪くなった。

昼間に病院に連れて行った母親の話はこうだ。

「いつ死んでもおかしくない、非常に危険な状態です。
今出来る最新の治療では大体の患者さんは良くなるのですが、
器官が広がってしまっているためこれ以上は手の施しようが無い。
自分の獣医として色々な患者さんを診てきたが、
これ程症状の悪い患者を診たことがない。
こんな状態なので、お預かりしているときに万が一のことがあったら責任は取れないけれど、1晩入院をさせて様子を見ることも一つの手段なので、院長に話はしてみます」

普段、お世話になっている病院では一番寡黙で、
どこか不器用だけど誠実な先生の言葉。


マコが発病してから、初めて泣いた。
目から溢れるくらい、沢山涙を流した。
目に涙を浮かべることはあったけど、涙を止めることはできた。

マコはそんなに苦しいのだろうか。
もう駄目な状態なのだろうか。


夜に迎えに行っても咳が止まらない。
酸素吸入をさせても、全身で激しく咳をする。

私がお風呂に入っている間に、マコは益々苦しくなっていて、母親が急遽病院に連れて行った。

肺に水が溜まっている状態だそう。
絶対安静だとか。

寂しいけど、家にいるよりも苦しくないよね。
早く良くなるといいね。

2004年02月04日(水)




命の灯火


マコの具合はいたって良くならない。
特に夜中が1番咳がひどく、酸素吸入をさせても一向に収まらない。
実際の睡眠時間は3,4時間だろうか。
体力よりも、『また夜になると、あの子は苦しむのだろうか』という気持ちが余計に自分達を疲れさせている。


始めの2週間は治ると確信してた。
疲れが溜まってきた頃から、本当は治らないんじゃないか、と不安を抱く。
1月の終わりからは、もう駄目かも知れない、気持ちが強くなる。

マイナスの感情は、自分の肉体と精神の疲れに比例していく。

勿論、根底にあるのは、『早く元気になって、また一緒にお散歩しようね』。
切に願い、今、家族はその気持ちだけで生きている。


起きている間中激しく咳をする姿はとても苦しそうで、
お洋服を脱いで状態で触ると、しっかりと肉付いていた背中の骨の形までも浮き彫りにしてしまっている。
年のせいか、若干毛は薄くなっているものの、一目で判断できる衰弱ぶりに、自分で想像していた以上のマコの苦しさを目の当たりにさせられた。

可哀想で触れなかった。
触ってはいけないものを触ってしまった気がした。

マコは全身で咳をする。
それでも、生きようとしている。

苦しくて食事も取れないことが多い。
それでも、ご飯を食べようとする。
あの子自身が今まで病気をしてきた時に、食事を取ることで
体力が回復してきたことを知っているのだろう。

あんなに小さくなってしまった子が、一生懸命生きようとしている姿勢に強く心を打たれた。
マコのことが可愛くて仕方ないが、自分のことで余裕を失ってしまいそうになることが自分がとても傲慢なことに思えた。


生命は儚いけれど、強い。

また一つ、マコに教えられた。

2004年02月03日(火)




疲れた


今日はとても疲れた。
仕事で神経を遣ったのか、その他で疲れたのかは分からない。

こんな時に受信しなくていい、マイナスの周波を感じとってしまう
自分が嫌になった。
どうして私は普段、他人のことには無頓着なのに、必要ないところに
目が行って、そこに大量のエネルギーを消費してしまうのだろう。
人のマイナスの神経のアンテナだけには敏感だと中々疲れます。

ああ、いけない。
マイナス思考の私が顔を出してきた。
プラス、プラスでいかなきゃ。

今日はマコの世話をする元気がなかった。
マコが頑張っているのに、飼い主が弱音を吐いちゃいけないね。


優しくしよう。
誰に対しても。
そして、相手を受け入れるだけの寛容さを持つようにしていこう。

自発ではなく、これは意思。
見返りなんかはいらない。
弱さと少しでも強くいようとする、不均衡なバランスを保つために。

2004年02月02日(月)




オーブンのご機嫌取り


ケーキを作った。

決して大それたものではなく、
前に100円均一に行った時に簡単スポンジケーキの素を使っただけ。
これを見たとき、自分の中でかなり新鮮だったので、思わず購入。

他には、卵3個と牛乳を少し。
それ位かな。

我が天敵・メレンゲくんとの再会は思ったよりも早かった。
料理教室で習った、メレンゲ作りを忘れたくなかったしね。
角の立ち具合は、こんなもんなのかなぁ、とずぼらな感覚を頼りにする。

オーブンで『ケーキ』のボタンをスイッチ・オン。
このオーブンに入っている時が一番好きで、
期待と不安が入り混じった気持ちを味わうのが気持ちいいのです。

最初の焼き上がりでは、何だか半生状態。
おまけに、ケーキを出す時に指が入ってしまって、何とも情けない。
アルミ箔を被せて、もう10分焼いたらいい感じに仕上がりました。
指の後は残ったけど。苦笑。

次は紅茶ケーキでも作ろうかな。
人の為に作るよりも、自分の暇潰しに作る方が気楽で楽しいものですね。

2004年02月01日(日)