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2013年08月08日(木) 算盤の日だから
算盤の日だから

語呂合わせで決まった日のようだが、 算盤の話でも。

リンク先の画像は最近使っている算盤。 どれも中古で5つ玉(6つ玉)で27桁、 裏には「くり板」付きで、 ネットオークションで落札。

画像上と中央の算盤はあまり使われた様子が無く、 枠が黒檀、棒が多分すす竹でどちらも作者の銘入り。 玉は上の算盤ではイスノキ(柞)、 中央の算盤では黒檀製。 値段は本来柞玉が15000円以上、 黒檀玉がそれ以上、たぶん2万円以上と思われるけど、 どちらも千円未満で落札。 販売元は柞玉が「ホ」の文字が彫られているのでもしかしたらマルホそろばん、 黒檀玉がトモエそろばん。

画像下の算盤は結構使い込まれているけど、 大事に使われていたようで、 玉の滑りが良い。 枠は色にムラがある紫檀、 棒は多分すす竹ではなく普通の竹、 玉は白いプラスチック製で少し汚れがある。 くり板や定位点の工作精度があまり高くないし、 作者の銘も無いので普及品と思われる。 でも軽くて狂いがほとんど無い実用品。 前二者が工芸品で同等品が現在でも作られるのと違って、 このようなクラスの算盤がかえって今はもう製造されていない。 販売元は象印(ポットのメーカーではなさそう)。

最初に入手したのは柞玉で、 これは中国(地方)や九州で人気というし、 あまり見かけないので落札して嬉しかった。 でもチョコレートのような暗い色なので、 夜の室内では見えにくく使いにくいのが残念。

次に手に入れたのは黒檀玉。 本当は高級品なのでだめ元で入札したら、 落札したのでびっくりかつ感激。 柞玉同様夜の部屋では見えにくいかと思ったら、 黒光りするので意外と見やすい。

それでも柞や黒檀より明るい色の玉の算盤がやはり1丁欲しかった。 樺玉は普通過ぎるし、 柘植玉は高級品のうえ適度に軽いので、 遅くても確実に計算できる5つ玉には使われず、 速算に向いた4つ玉に主に使われる。 という訳で安っぽいし汚れも目立つけど、 夜でも見やすいプラスチック製白玉を探したら、 100円で落札。 前の所有者の名前がくり板に彫られてたので人気が無かったのかも。

この白玉の算盤を手に入れて、 今年6月から始めた算盤探しはおしまいになった。 未使用か新品同様の白玉算盤が安く出品されたら入札するかと思ったけど、 白玉は汚れやすいし、 新品は玉が動きにくいかも。 お古を使うのは楽しいことなのだ。


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