ウェブ日記
2009年08月29日(土) 生存証明/最近の園芸--カリ石鹸--
生存証明

日記の更新が最近無かったのは、 次の仕事が見つかって渡航の準備に追われていたから…と言えればどんなに良いだろうけど、 実際は次の仕事がまだ見つからず、 衆院選挙後政権を取った党が国の根元を揺るがすようなことを堂々とし始めないかと憂慮し、 一方ではフクシアが枯れていったので、 暫くこのウェブ日記を書く気になれなかったからである。 でも時が経って気持ちが整理されてきたし、 私にとっても書くことは生きることの一部なので、 ぼつぼつ日記を再開しようと思う。

最近の園芸--カリ石鹸--

フクシアがあまり根を張らないことが分かってから、 根を肥やす成分としてカリ石鹸を今月17日からほぼ毎日植物に与え始めた。 石鹸はハンドソープ用で--ボディーソープやシャンプー用より薄いようだ--、 水1リットル当り4滴--約5000倍釈--垂らして潅水している。 カリウムは塩分の一種と言えるので水溶性だし、 鉢の底から少し水が垂れるくらい水は遣っているので、 用土にどんどん蓄積されることは無いはず。

小松菜等の養分を食う植物には、 手洗い等で出たカリ石鹸の廃水を遣っている。 節水できるのでありがたい。

カリ石鹸の稀釈液を与えて数日経ってから効き目が2つほど出て来た。 1つは植物が根を速く伸ばし始めたこと。 薔薇や蘭に特に効き目があるように見える。 残念ながら本命のフクシアでは効果の程は不明。 もう1つは用土の保水力が上がったこと。 安く買った赤い花を咲かせるグロキシニアの用土 --おそらく安くて悪い--で最も効き目があり、 そのためか、腐れかけていた植物が新芽を出して息を吹き返した。

園芸をやっていて節水もしたい方は カリ石鹸を活用してはどうだろうか。


2009年08月15日(土) 終戦?/最近の園芸--フクシア--/最近の園芸--洋蘭--
終戦?

巷で「敗戦」とあまり言わないのにはどういう意図があるのだろう? それはともあれ、 もし64年前の今日が終戦の日というのなら、 その後千島や樺太で起きたことは一体何だったというのだろう? この島国の人々は内地以外で起きたことは、 例え同胞が有事に遭っても自分に無関係と言いたいのだろうか? こんなことを毎年考えるのでこの日はいつも憂鬱になる。

最近の園芸--フクシア--

先月下旬からフクシアに元気が無くなり、 今朝までに7鉢中4鉢が枯れてしまったり、枯れて行こうとしている。 西日を避けるため10日に鉢を全て家の北側の裏庭 --でも昼間少し日が差す--に移動、 翌日11日と13日、 プラスチック鉢に日が当り用土が過熱するのを防ぐため、 まだ枯れていなかった4鉢を素焼鉢に植え替える。 根が鉢底まで回っていたのはマリンカだけで、 他の品種は買って来たとき植えられていたプラ鉢の用土までしか 根が回っていなかった。 もしかしたら夏が越せるのはマリンカだけかもしれない。

挿し木していたフクシアとニューギニア・インパチエンスを 11日午前中に小さな紙ポットに鉢上げ。 挿し木の用土がきれいでなくなって来(たように思え)たのが理由。 苗が成長すればこの紙ポットを付けたまま 大きな鉢に植え替えできるらしいので便利。

フクシア挿し穂は一見どれも比較的同じように成長し、 幾つかは蕾を膨らませていたけど、 地上の姿からは想像できないくらい、 根がほとんど無いもの、少しはあるもの、 きれいに根を生やしているものが見られ、 地下の成長は様々だった。 ポーラジェーンの挿し穂1本はほとんど根を生やさないで どうやって蕾に栄養を供給していたのかは私には想像できない。 残念ながらこの挿し穂は枯れるだろう。

一方インパチエンス3株は全てきれいな根を生やしていた。 無事に夏を越したら急に成長するだろう。

フクシアの根は育てるのが難しいことを知ってショックだったけど、 この植え替えを行って、 根の生え具合がモニターできるなら この植物の栽培に突然失敗するリスクは大分下がる気がした。

最近の園芸--洋蘭--

今月7日の猛暑--最高気温36℃--は、 フクシアのみならずBlc. Fortune x Sc. Beaufortの葉を焼いた。 午前中しか日が当たらない2階の窓に下げているのに… 焼け跡が痛々しい。 しかも鉢の水分は結構抜けるのに、 痩せてしわしわのバルブが購入したときのままに見える。 回復し始めれば良いのだが。

ダーウィナラ、Dar. Charm "Blue Moon"は今月始めぐらいで花の鑑賞期間は終る。 2週間きれいに咲けば十分。 株は元気に見えるけど、 最近葉がほとんど伸びないように見える。 根腐れを起こしていなければ良いが。 水遣りに注意している。

フクシアの根があまり成長していないのを見てから、 ランでもそうかもしれないと疑心暗鬼になっている。 でも、ランで良くないニュースは以上。 最近ものごとが思い通り進まないので気分が滅入っていたけど、 この日記を書いていて心の整理が出来てきたので少し嬉しい。

良いニュース。 まず、今月9日にミニパープル、 Lc. Mini Purple実生株1つに新芽が発生。 若葉の芽と違って少し丸みがあるので、 初めて開花するかもと期待している。

同じ日の夜、 ネットで注文していたミニペット、 Sl. Minipet "JH-1"が届く。 あるネットショップで限定品のリストをチェックしていたら、 突然この品種1鉢が現れた。 普通に買ったら株と送料が同様の額になるので購入をためらってしまったのだけど、 幸運にも送料を無料にする限定発売のクーポンが同時に手に入れられたので発注。 店がすぐ商品を発送してくれたおかげで長崎まで1日で届いた。

これはどんな蘭かというと、 株の大きさが10 cm以下のミニカトレア。 赤い花を咲かせるミニカトレアの代表種で原種であるコクシネア、Soph. coccinea の血が3/4入っている (ちなみに血の残り1/4は私が最初に好きになったミニカトレアである レリア・プミラ、L. pumila)。 見た目はS. コクシネアに似ているけど、 暑さに強く丈夫で、 この個体は径8 cmの朱赤の大輪の花を株を埋めるようにたくさん咲かせるそうである。

届いた株はきれいで濃い緑色をして徒長していないので、とても元気に見える。 S. コクシネアもそうなのか、それとも雑種強勢のためか分からないけど、 新芽3本が伸びていて、 バルブ先端から新たなバルブや根までが出ていたりして、 危ないくらい元気そうである。 新しい素焼鉢と新鮮なミズゴケに植えられているのもありがたい。

ランは9株入手していたけど、 赤い花を咲かせるものはこれが初めて。 欲しい蘭はまだ少しあるけど、 国内にずっといる予定が無いし、 以前育てていた蘭の代りになる株が揃ったので、 購入は暫くはお休み。


2009年08月10日(月) 最近の園芸--フクシア--
最近の園芸--フクシア--

最近園芸では悪いことも良いことも起きている。

まずは悪いこと。 フクシアのべ3株が消えそう。

最初の1株はミヌエット・ウィンドチャイム・ホワイト・アンド・ピンク。 これは私が園芸を再開する前父が買って来たもの。 暑さと徒長対策で切り戻しの後脇芽がたくさん伸びていた。 嫌な予感がした数日後、急に根をやられて立ち枯れに。

次は一番大輪の花を付けて 一番好きだったピンク・バレット・ガール。 突然葉をほとんど全て落とした。 立ち枯れではないので、根がやられたのではなく、 多分液肥が多過ぎたのが原因と思われた。 その後根がやられたらしく、若芽が全て枯れて行った。

次がビーコン。 今月4日夜まで全く元気だったのに、 翌日から萎れ始めたのでショック。 おまけに7日の猛暑--最高気温36℃--で西日に当り、鉢が過熱、 これで根がやられたようで、 現在徐々に枯れて行っている。 回復はまず期待できず。 ほとんど何もできないのが辛い (根をやられたフクシアの株は元気な部分を挿し木しても 水を吸わないし、 日差しの弱い場所に移動させるとより早く弱る)。

ミヌエット2種とビーコンは父が買って来たものである。 5株育てるのも大変と思っていたところに父が突然2株買って来て、 最初は困っていたものの、 その後は他の株同様大事に育てていた。 枯れてしまって今は辛い。

残りの株も葉の色が薄くなって一部枯れているので、 決して元気ではない。 先月からの(蒸し)暑さがじわじわフクシアの株の体力を奪っているように見える。

フクシアは暑さに弱いと言われているが、 私の経験では全くそうとは思えない。 というのは、豪州アデレードや南アフリカのステレンボッシュのような、 夏は猛暑になる町で路地植のフクシアの潅木を何度も見たからである。 多くは比較的暑さに強いトリフィラタイプであったけど、 アデレードではフクシアで一般的な種類である、 マゼラニカ系の一重咲も二度は庭で見た。 これを踏まえると、 フクシアが夏弱るのは、 多湿か用土が過熱するのが原因かもと思われる。

プラスチック鉢を使用すると、 強い日差しでは用土が過熱するので、 フクシアに限らず、 鉢は一般的に素焼がより良いと思った。 素焼鉢は用土の水分が滲み出して蒸発して気化熱で鉢や用土の過熱を防げるからである。 実際通気性の良い素焼鉢は水を切らさない限り、 西日を当ててもひんやりしていた。 家にプラ鉢がたくさんあったので、 もったいないと思ってこればかりフクシアの植え替えに使ったけど、 次回からは素焼鉢を多用する予定。

プラスチック鉢でも、日光をあまり吸収しない白い鉢や籠に入れ、 ぶら下げると地面の熱を避けられるし風通しが良くなるからか、 ある程度夏に対処できるようである。 元気のまだ良いフクシア3株はたまたまこうして吊ってあった。 素焼鉢に植え替えしたいけど、 暑い今やるのは却って株を傷めそうなのでできない。

フクシアで良い話は、 先月挿し木していた若い枝10本くらいが生き残って芽を伸ばしたり、 中には蕾を膨らませていたりしていること。 ラッキーなことに上述のピンク・バレット・ガールも挿し木2本残ったようだ。 問題はいつ鉢上げするか。 暑さが峠を越えてから--といっても九州は9月いっぱいは残暑が続く--したいけど、 その間に根がはびこって植え替えで根を傷めるのも怖い。

フクシアの夏の越させ方を自分なりにまとめると、 以下の通り。

  • あまり成長の早い種類や遅い種類は避ける。 前者は急な乾燥や過熱で蒸散が成長に間に合わず、 水を吸わなくなって枯れるリスクがあり、 後者は株の回復力が弱いように見える
  • 鉢は素焼のものを用い、日光を吸収しにくい籠や鉢に入れて吊る
  • 梅雨の間に(バックアップの)挿し木をする。 鉢上げの時期を逃さぬ用入梅に行うのが良い
  • 夏の強い西日を避けたい場合は 梅雨明け前、まだ株が元気なうちに移動させておく。 株が弱り始めてから置き場所を変えると、 却って環境の変化に株が順応しにくい(ように私には思える)
  • あと、梅雨や暑い時期に余計なシュートや脇芽や蕾を切り落とすこと

今さら場所を変えても却って株を弱めるだけと思い、 フクシアを西日の当る玄関そばにそのまま置いておこうとしたけど、 今日母に株が痛々しいと言われたので、 夕方家の北東にある勝手口の近くに株を全て移した。 多分全部枯れるだろう。

フクシア以外の植物については後日書く。


2009年08月03日(月) 最近の片付けと九星方位
最近の片付けと九星方位

最近は部屋の片付けでは大きな進展は無い。 でも部屋は徐々にきれいになってはいる。

先月始め辺りから、日盤で中宮が土星の日、 つまり二黒土星、五黄土星と八白土星が中宮に来る3日おきに 自分の部屋の畳と階段を水拭きするようになった。 3日おきにしたのは毎日する必要が特に無いから。 中宮土星の日にしたのは土星の位置する方位が 静かで塵の溜まりやすい方位と考えられるので、 この日に掃除するのは適当と思われたため。


2009年08月01日(土) 最近の園芸/ポテトチップス恋をする
最近の園芸

暑さが長引いたためか、フクシアに元気が無い。

ピンクバレットガールが昨日から葉を落とし始めたので慌てた。 葉を付けたまま枯れ始めれば、 それは回復できない水切れと思われる。 そうでは無いので、例えば肥料の遣り過ぎが原因と思われる。 この品種と、葉の色が薄くなったマリンカ、 新芽はできたけど成長の遅い他のフクシアについても 暫くは水だけ与えて様子を見る予定。

一方フクシアの中で最も元気なビーコンには粉を吹くなかなか動かない白っぽい虫が 茎に増えてきたので、 今日薄めたカリ石鹸を吹いて、半時間後水を吹いてリンス。

蘭ではダーウィナラ、Dar. Charm "Blue Moon"が最後の蕾を昨日咲かせる。 まだ最初の花が萎れていないので嬉しい。

最近届いた蘭3株について触れると、 最初は本命だったカリアズ・ミニクィニー「エンジェルキス」、 Lc. Cariad's Mini-quinee "Angel Kiss"ばかり眺めると思っていた。 しかし実際はついでに買ったフォーチュン×ビューフォート、 Blc. Fortune x Sc. Beaufortが一番気になってしまっている。 今日はこの株について書こう。

ウェブページの画像によると、 この株が売りに出された先月3日には、 小さな蕾が付いていたようである。 ところが27日後受け取ったときには残念ながらそれはしけていた。 そのうえ古いバルブは細く皺だらけで、 それに付いた葉は一部黄色くなってこちらにも皺が付いているので、 この蘭はあまり元気には見えず、痛々しい。 一番新しいバルブだけがきれいで太っていることから、 購入した店が仕入れる前は良くない環境に育ったように思える。 それでも全てのバルブに花茎の跡があるので、 この蘭は開花しやすい種類のようである。 個体名が無いことから、仕入れ元の蘭園で予期した花は咲かなかったのだろう。 それでも、このように育ちを察するとこの株を放っておけなくなった。 私が実家を離れるまでにこの株が元気になると良いなあ。 花が見られたらなお良いな。

この株の片親であるBlc. Fortuneは黄色、黄金色や赤の美しく個性的な花を咲かせる有名な交配種。 一方もう片親のSc. Beaufortは黄色系ミニカトレアの代表的な一代交配種。 さらにこの交配種は、よく見かける優良な黄花系ミディカトレアである メモリアルゴールド (Pot. Memorial Gold)に交配が似ているので、 何でこの交配が盛んでないのか不思議である。

ポテトチップス恋をする

夏休みで実家に来ている一番上の甥が何度も 「ポテトチップス恋をする〜」と歌うので、 何だろうと思ってネットで調べたら、 カルビーのCFソングと判明。 歌を甥に教えたら喜んでいた。


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