ウェブ日記
未知海域夜、実家に置いていた宗田理著「未知海域」を読了。 これは角川文庫で1988年7月10日発行の本で、 翌日都内の書店で買って放っていた。 丁度著者原作、宮沢りえ主演の「ぼくらの七日間戦争」が 翌月上映される頃だった。 買って19年経ってから読んだことを考えると感慨に耽ってしまう。 内容は東南アジアと海洋を舞台にした冒険小説で、 前半はシリアスなストーリーなので、読んでいてはらはらさせられたけど、 後半はどちらかというと「七日間戦争」を連想させる 痛快な展開になって少し残念。 先日の「いちご同盟」に続き、 女の子が死ぬ物語をまた読んでしまって悲しい。
メモ実家の本棚で見つけた三田誠広著「いちご同盟」を午前中読み終える。 悲しいけど素敵な思春期の物語。 個人的には主人公が最後にベートーベンのピアノソナタ15番を弾く箇所が最も印象的だった。
帰省して1週間アデレードの生活が恋しくてたまらないものの、 一時帰国して1週間経って少し落ち着いたところ。 湿った気候と食事--特にジャポニカ米--には慣れないけど、 徐々に涼しくなって来たのはありがたい。 この日記やウェブの更新をいつから再び頻繁にやり始めるか、 今は見当が付かない。 帰省してから、留学前に買っていた本を読み漁っている。 夜、北村薫の「六の宮の姫君」を読了。 これが帰省してから読み終えた最初の文学の本となった。 彼が日本文学をこよなく愛する人であることをひしひしと知った。 そして、私が彼の世界では異邦人になりつつあることも。
皿と只「皿」と「只」の音読みを知らないのに気付き、 辞書で調べる。 前者はメイ、ミョウまたはベイと、 後者はシと呼ぶことを知る。 |