i against i
映画、音楽(洋バンド)、車、スノーボードが大好きな「i against i」の雑記帳。

2004年09月30日(木) CD所感 KULA SHAKER 「The Best Of Kula Shaker」

そのバンドの発表している曲の中でわずか1、2割程度しかないような

特定の曲が激烈に大好きで、好きになってしまうバンドってないですか?

僕にとってそういうバンドがKULA SHAKERなんです。



■このバンドで普通に好きといえる曲は

「Grateful When You're Dead」

「Hey Dudo」

「Hush」

■涙だしそうな程大好きな曲。その域は「神曲」ともいえる。

「Great Hosannah」

「Mystical Machine Gan」



たったコレだけなんですね。

たったコレだけでKULA SHAKERを好きといえるのか。

いいんです。好きです。他人からごちゃごちゃ言われる事ではないので。。。

今回題名で所感としてとりあげているアルバムはベスト盤なんで

所感もへったくれも正直言ってないです。

ただこのバンドが自分達のサウンドの背骨くらいに捉えていると思われる

エスニック的なアプローチはやっぱり苦手です。

なので上記の5曲しかどうしても入れ込めないんですよね。

そのわずかな好きな曲の中で「Great Hosannah」がこのベストに入っていないのは

本当に残念でなりません。

あと劇的に好きな曲「Mystical Machine Gan」、2ndに収録されているのですが

このベスト盤は2ndバージョンとは違って曲の後半がはしょられているんですよ。

この曲のドラマティックな展開が終わるとフェードアウトして曲も終了してしまうんです。

おーい、ギターソロは?みたいな。。。

個人的にはやや不満の残るアルバムではありますが、

KULA SHAKERを初めて聴くという方には充分でしょう。お薦めします。



最後に、先程も紹介したMy神曲「Mystical Machine Gan」より

何回聴いても涙が出そうなほど好きな部分の歌詞を。。。



Well you've got to be stronger now

Than them, now you've got to be strong.

You'll be singing the song

Of life 'til then, you'll just have to be strong.

(もっと強くならなくちゃダメだ)

(奴らより、もっと強くならなくちゃ)

(それまで君は生命の歌を歌い続けるのだから)

(ひたすらに、強くならなくちゃ)



2004年09月15日(水) 映画所感 ウィロー

1988年 ジョージ・ルーカス総指揮、ロン・ハワード監督
出演 ワーウィック・デイヴィス、ヴァル・キルマー

ファンタジー映画ですね。

ドラゴンやトロル等の魔物、剣と魔法の時代、小人族のウィローが偶然川で

巨人族の赤ん坊を拾う事からこの物語は始まります。

じつはこの赤ん坊、悪の女王バブモルタから命を狙われています。

なんでもこの赤ん坊は悪を滅ぼす女王となるべく生まれた運命のコだとか。

村の魔法使いのお告げにより、ウィローはこの赤ん坊を最初に出会った巨人族に託すべく旅へと出ます。

この映画を観た当時はまだ僕も幼く、ストーリーをよく把握できてませんでしたが

改めて見るとよくできた映画だなと実感しました。

最近ではファンタジー映画の代名詞というと「ロード・オブ・ザ・リング」が定石

だと思いますので、ウィローを初めて観られる方はどうしてもロード・オブ・ザ・リングと

比較してしまうと思います。ですので映像技術に物足りなさを感じてしまうと思われますが、

この映画には当時の映像技術では革新的な「モーフィング」という技術が初めて使われたそうです。

という事は最近の映画では当たり前のように観られるCGだとか、驚くような映像技術は

ウィローのおかげなんでしょうか。。。

とにかく最近の映像技術の発達した土台の元に作られた映画と、このウィローは

映像という面で比較してもしょーもないのです。

ファンタジー映画って壮大なストーリーが売りじゃないですか。

一本の映画にまとめようとするとどうしても無理が生じてくるのでしょうけど

このウィローはうまくまとめたなぁって映画でした。

ただ「ややっ」と思った点は、悪役バブモルタの娘ソーシャがウィロー側にいるヴァル・キルマー演じる

剣士マッドマーティガンと恋仲となり母バブモルタを裏切るというシーンがあるのですが

ここにもう少し時間をかけてほしかったなぁと。母とマッドマーティガンとの間で

苦悩し続け、最終的には母の悪事を諌める側につくソーシャをもっとクローズアップできれば

ファンタジー映画特有のメッセージである「勇気」「希望」につけ加えて

「愛」とか「家族愛」みたいな要素ももっと濃くなったんだろうなぁ。



この映画、最近になってまた観た訳なんですけど、なんとなくストーリーも

ロード・オブ・ザ・リングに似通った部分があるんですよね。

気になって調べてみたら、当時ジョージ・ルーカスは「指輪物語」を映画化したかったようです。

しかし版権が買えなかったので、オリジナルストーリーに仕上げていった結果が

このウィローなんだそうです。

結構へぇーと思いました。





2004年09月09日(木) CD所感 SLAYER 「Seasons In The Abyss」

今日のカーステはコレ。

SLAYERの90年発表の5thのアルバム。

当時僕はまだスラッシュメタルと呼ばれるバンドを聴いた事がなく

Van HalenやGuns N' Rosesに傾倒していたのですが

もっともっと熱くザクザクとしたギターサウンドも聴いてみたい!と思っていた頃でした。

そんなサウンドを手っ取り早く聴くのであればメタルだろうなとは思ってはいたものの

どのバンドに手を出していいやらと考えていたときに、偶然音楽番組でこのアルバム

「Seasons In The Abyss」のオープニングナンバー「War Ensemble」のPVを見ました。

まさに秒殺でした。これだ!このザクザクしたギターサウンドだ!

速攻でCD屋に駆け込みました。

アルバムを聴き終えていた僕は何故か笑っていました。

人間て、いい意味で心底衝撃を受けるとただただ笑うことしかできないと

聞いた事がありますが、今思えばきっとその衝動で笑ってたんでしょうね。

機銃掃射を思わせるようなギターリフにカミソリの如く切れ味の鋭いギターソロ、

とにかく速い曲ばかりなのに、わずかな合間を縫って手数の多さと

シャープさを自己主張するドラミング。超人かよこのドラマーは。。。

スラッシュメタル初体験の僕はこのアルバムからいろいろな刺激をいただきました。

大げさだけど僕にとって生涯では忘れられないアルバムの一つです。


SLAYERって初期はオカルティックな架空の世界を表現しておりましたが

段々とその色合いは薄まり、世界で起きている民族紛争や戦争、過去にあった虐殺から

身近な犯罪や社会問題などを怒りに変え表現していくようになります。

あくまでも彼らは「人がいかにバカな事を繰り返してきたのかというのを

リスナーに知ってほしい」みたいな、そういう意味で表現しているそうです。

歌詞の日本語訳を読んだだけでも彼らが現代社会の問題をいかに学んで

曲を書き上げているのかというのがよくわかります。

そんな彼らの曲に先程も紹介した「War Ensemble」という戦争を皮肉った曲がありますが

このアルバム発表後勃発した、あの湾岸戦争でこの「War Ensemble」を

戦闘中に戦車の中でガンガンに響かせ興奮しまくっていたという兵隊さんもいたようです。

。。。

そういや映画「華氏911」の中でも、Drowning Poolの曲を戦車でガンガンに決めて

戦闘すると興奮するゼ!みたいな兵士もいたな。

人間て極限状態に陥ると音的に破壊衝動の強い曲を好むのでしょうか。

そんな僕はここ数年すっかり穏やかになったのでジャズやストーンズなんかを

好んでよく聴くようになったな。。。












2004年09月08日(水) 映画所感 レッド・サイレン

母親の犯した殺人を証拠のDVDで確信した少女。

その少女は証拠のDVDを携え警察へと駆け込むが何故か警察は尻込みをし

結局腫れ物をさわるかのごとく少女を相手にせず。。。

それもそのはず、少女の母親というのが実業家であり武器商人。

政界等の繋がりも強く権力者だ。

行き場を失った少女は偶然知り合ったスゴ腕の傭兵に助けを求める。

そしてその傭兵は少女を守るため母親の放つ元傭兵のスゴ腕殺し屋達と対決をし

目的地ポルトガルを目指す。

そんなフランス映画です。

スタイリッシュアクションムービーなんて書いてあったので「レオン」

「ドーベルマン」の後追い的な映画かなと思い、あまり期待せずに観ましたが

これがなかなかの拾い物でした。

とはいえ「レオン」とストーリーがかなりカブってますね。

ま、それは考えずに。。。(汗)

僕がこの映画を拾い物と思ったのはスタイリッシュアクションムービーと自称している

この映画が割と硬派に思えたこと。

僕がスタイリッシュアクションムービーというキーワードに思う事は

アドレナリンの分泌をガンガン促しそうなアクションシーンや音楽なんです。

この映画もどうせジャンキーが好みそうなサウンドをバックにキレた様に

銃を乱射したりとか、先程も言ったジャンキーが好みそうなインダストリアル調の

ロックサウンドが映画の全編いたる所に使用されてたりとか。。。

そんなのをイメージしてたんですが、それらが全くではないがほぼ無くて、

この辺は良い意味で期待を裏切られた。

ただそれだけでこの映画を硬派視してしまいましたが。ははは

この映画の見せ場でもある10分にも及ぶ銃撃シーンが中盤にあるのですが

このシーンは思わず正座をしちゃいそうな。。。

そんな厳粛なものを感じたので、この映画を硬派視したのもあります。

このシーンでのBGMはなし。銃声のみ。その銃声も割と抑えてるように思いました。

暴力的な勢いある表現より緊張感漂う表現を優先をさせたような。

キレた犯罪者が銃を乱発するのではなくプロ対プロの戦いみたいな。。。

このシーン見入っちゃいました。

そういや銃撃シーンなんか見入っちゃう事なんかあったかな。

ただこの映画で腑に落ちなかったのは偶然知り合った主役のスゴ腕傭兵が

こうもあっさりと少女の助けを買って出たところかな。。。

この傭兵の過去のシーンで、戦場にて8歳の少年を誤って撃ち殺してしまうという

シーンがあったのですが、その少年への何らかの罪滅ぼしのつもりで

少女の助けに動いたのかな?という事に自分ではしておいてるんだけど。。。

「レオン」でもそうだったがフランス映画の殺しの達人って心優しいのね、

なんてダメ出しをだしてみたり。。。

この映画、レオンファンには「レオン」の焼き増しじゃねーかって酷評くらうだろうなあ。

ま、オレには拾い物だったけどな。

繰り返しですが、緊張感を優先させたような銃撃シーンがグッドでした。




2004年09月07日(火) 映画所感 エンゼル・ハート

1987年のスリラーサスペンス。

出演はミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ。

舞台は1950年代だったかな。

ミッキー・ローク演じる私立探偵の下に怪しい富豪のロバート・デ・ニーロが

ある失踪した人物の捜索の依頼を持ち込むことから始まるこの映画。

調査をすすめていくうちに次々と起こる殺人、悪魔崇拝の怪しい宗教者等

段々深みにはまっていくミッキー・ローク。

ラストは何とこんな展開だったとは。。。

この映画のストーリー展開と意外性には、昨今のトリッキーな映画で慣らされた方々も

想像つかないような展開だと思います。フロム・ダスク・ティル・ドーンのような

超トリッキーな展開とはまた違いますが。。。あれは反則です(笑)。

映画は全体的に陰鬱な空気に包まれており、スリラーサスペンスの臭いを

プンプンと漂わさせているところがまたグッドです。

Best Of スリラーサスペンスみたいなので「羊たちの沈黙」をよく見かけたりしますが、

僕はこの「エンゼル・ハート」が自分の中でのスリラーサスペンスの原点的な作品なんです。

この映画で免疫をつけられたので「羊たちの沈黙」を観た時もさほどはくるものがなかったというか。。。

そうそう、この映画を観て横溝正史の作品を観ているようなそんな錯覚にとらわれたっけ。

アメリカ映画だけど「和的な怖さ」を味わいました。

ちょっと惜しかったのがロバート・デ・ニーロ。

悪魔をイメージさせるような役作りはわかりますが、

少し大袈裟だったんじゃないのかな。

役名の「ルイ・サイファー(=ルシファー)」に悪魔のような尖がった長い爪。。。

いかにもって感じだった。もう少し捻ってみてはと。。。

ま、なんにせよ僕にとっては「羊たちの沈黙」と並んでスリラーサスペンスの

クラシック映画なんです。

スリラーサスペンスで飽食している方がこの映画を観てなんというのかな。



2004年09月06日(月) 映画所感 ホーンテッド・マンション

さっそくレンタルしてみました。

純粋に楽しむ事ができました。童心にかえれたというか。。。

映像も綺麗でアトラクションのイメージを壊さずに映画化できたと思いますよ。

こんな子供だましのお化け屋敷を小さい頃は家族に手を引っ張られながら

ギャーギャー言いながら入っていったもんだなあ、うんうん。

なんて思いにふけって観てました。

マダム・リオッタが車のシートベルトに巻かれながらエアバックシステムに

保護されているシーン、空中を乱舞する楽器、歌う石像、他愉快なゴースト達は

ディズニーらしさ全快って感じですね。理屈ぬきに楽しめました。

「愛」「夢」「希望」みたいなものを超超わかーりやすく表現してますよね。

完全に子供向けの映画でしょう。

大人は大人で僕のように童心にかえってみたりとか、家族サービス向けといった感じかな。。。



今回ホーンテッド・マンションの所感を載せるにあたって

映画サイトでの投稿レビューみたいなのを参考にしようかなと思い

いろいろと見てまわったのですが、この映画かなり酷評くらってるんですね。

駄作、ストーリーが浅い、怖くない等云々。。。

えーと、ディズニー映画、エディー・マーフィーってこのキーワードで

根っこが深く、展開が複雑なストーリーや怖いなんてモノ求めるのって

魚屋に行って「カゼ治してください」みたいなモノを感じたりするんだけどな。。。

先程も言ったように子供向けの映画だと思うので、ストーリーの根が深いと

子供たちは理解できなく退屈すると思うけどな。。。

たとえやる事、言動などが大人顔負けの子供であったとしても

物事の理解力や判断力なんて子供は子供でしょ?多分。。。

いくら映画の評価は人それぞれとはいえ、いい年した大人がガン首そろえて

眉間にしわをよせて子供映画に「駄作」なんて言葉浴びせるのは

どうかなあって思います。

確か東宝系の映画館だったかな。上映前の映像で、ある映画を駄作駄作と

批判している人と、その駄作と呼ばれる映画をくいいるように楽しそうに

観ている人、どちらが映画を楽しんでいるでしょうか?

みたいなのを流していた記憶があります。

子供映画にしては子役の活躍のシーンが少ないっていう意見も見ましたが

なるほど、そういわれてみればそうだ。

子供のゴーストなんかも出てきて子役たちとドタバタ劇を繰り広げていれば

それはそれで観てみたかったなあ。

この映画は大人の余計な知識をとっぱらって観るような、

そんな映画なんだろうなって思いました。

え?お前が精神年齢低いんだって?

だってオレはピーターパンじゃん。30だけどな。ぶっ

ではネバーランドへ行ってきます。







2004年09月05日(日) CD所感 SEVENDUST 「Seasons」

SEVENDUSTの4th「Seasons」。

今日のカーステのアルバムはコレ。

僕の大好きなバンドのひとつです。

前作の3rd「Animosity」では神々しいまでの劇的な楽曲群に見事なまでにKOされました。

故に今作「Seasons」には正直期待はできなかったんです。

「Animosity」の路線で行っていたとしても、それはそれでいいんですが

「Animosity」で受けた衝撃ですでに免疫ができてしまっているので

「Animosity」ほどグッとくるものは期待できないだろうし、

サウンドが若返って、突っ走る事しか知らないようなハードなサウンドになっても

今年で30になった僕にはちとかったるいし。。。

実際聴いてみると「あれ、こんなもん?」てのが正直な感想でした。

このバンドの売りと思われるVoの艶っぽさは健在といえば健在なのですが。。。

なんかグッとこなかったなぁ。サウンド的には1st、2ndの延長のような。

といっても1st、2ndで聴けた印象的でドシッとくるようなギターリフも

僕の耳には聴こえなかったし。。。

がっかりしてたんですよね。

でもね、「Seasons」は聴けば聴くほど好きになっていくアルバムでした。

今ではこのアルバムの1、2、4、7、10、12曲目にはグッときっぱなし。

3rdのような劇的な神々しさを思わせるような曲は減ったと思いますが

アルバムそのものについては万人受けしそうな曲が多いのかなって思いました。

SEVENDUSTを初めて聴くって人にはこのアルバムを勧めるかも。

1st、2ndの角張ったサウンドに少し丸みをつけて、3rdのような神々しさの旨味を

少し加えたような。。。そんなアルバムに思いました。

今でも僕の中では3rdを超えるまでにはいかないのですが、

SEVENDUSTをより好きでいられる。。。そんなアルバムです。

やっぱSEVENDUSTはカッコいい。








2004年09月04日(土) 自己紹介

はじめまして。

というか、この日記サイトは以前よく使用していたものですが

今回から気持ちを新たに勝手に復活させていただきます。

ちょっと自己紹介をさせてもらいます。


■H  N  sei

■住  所  静岡

■生年月日  1974年9月

■好きなもの
 音楽、車、映画、ギター、スノーボード、ネコ、カレー、夜景、雪景色
 イルミネーション、DAKARA、プリン、北斗の拳。。。etc

■嫌いなもの
 無気力、おべんちゃら、優柔不断な人、言い訳の多い人
 気持ち悪い虫全般。。。etc

今後は日常感じた事の他に映画や音楽の事を載せてみようかなと思います。

というわけで好きな映画と音楽(バンド)はというと

■好きな映画
  スカーフェイス、フィフス・エレメント、レザボア・ドッグス
  パルプ・フィクション、ユージュアル・サスペクツ、フォーエヴァー・ヤング
  羊たちの沈黙、JFK、ボーリング・フォー・コロンバイン、デスペラード
  身代金、ダイ・ハード、ロック・アップ、アンタッチャブル。。。etc

■好きなバンド
  VAN HALEN、GUNS N' ROSES、SLAYER、KORN、SUICIDAL TENDENCIES(初期)
  NIRVANA、BIOHAZARD、SEVENDUST、GODSMACK、DOWNSET。。。etc

こんな感じのヤツですが、コンゴトモヨロシク。

 


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