彼のお願い - 2008年10月31日(金) ベッドへ戻り、抱き合った。 たくさんキスをして、お互いのものを舐め合って。 それから挿入しようと、彼はゴムをつけようとしたけれどやっぱり萎えてしまってだめだった。 そして意を決したように、私を抱きしめながら彼が話しだした。 「あのね。やっぱり、ゴムつけるとだめみたいなんだ。前は大丈夫だったのに、ずっとしてなかったせいか、年のせいか・・・」 「うん。苦手な人、いるよ」 「でも、これじゃ駄目だと思うんだよ。外出しなんて避妊した内に入らないしね。前回誘惑に負けてしちゃって・・・すごく反省したんだ」 「うん・・・」 まじめな人なんだろうなと思いながら、腕の中で彼の言い分を聞いていた。 「かと言って、えっちなしの付き合いなんて、やっぱり考えられないし続けられないと思うんだ。それでね。ずっと、先週から考えてたんだ。今度まただめだったら、ちゃんと言おうって。あのね。・・・meちゃんの方で、避妊できないかなって思うんだけど」 私は、しばらく返答できなかった。 確かに、彼が前回ゴムをつけれなくて、またピルを飲み始めた方がいいなと思ってはいた。 でも、彼にお願いをされたのはショックだった。 「・・・ごめん。自分勝手なこと言ってるってわかってるんだ。無理だったら、はっきり言って欲しい」 「うん・・・」 なんて答えていいか、わからなかった。 「・・・今まで付き合った人ってさ。みんなはじめからそういうつもりで会ってるから、相手の人も普通にピル飲んでたりしてさ。でもmeちゃんは違うから・・・」 「・・飲んでいたこと、あるんだよ」 「そうなんだ・・・」 「うん・・・そっか。もう1年以上のんでいないから、すぐ薬を出してもらえるかわからないけど。考えておくよ」 「こんなお願いしてごめんね・・・でも、他に答えが見つからなかった」 「いいんだよ。気にしないで」 なんだかうまく言えないけれど、言葉がでなかった。 飲むことは了承してるのに、なんだかもやもやして仕方なかった。 それはきっと、Hのために自分から飲んだことが引っ掛かっていたのだと思う。 この人のために、自分のリスクを増やす行為をするかどうか迷っていた。 そうまでして、付き合い続けるべきなのかどうか。 彼の腕の中で、いろんなことを思っていた。 ... 背伸びをして - 2008年10月30日(木) そのホテルは、Hとは来たことがないところだったけれど、近くのホテルには来たことがある気がした。 今日は少し遠出をするし、先週もしたし。 抱かれることはないかなと思っていたけど、やっぱり彼は求めてきた。 部屋へ入り、抱きしめあってから、ベッドの端に並んで座った。 私の顔をじっとのぞきこみ、頭をポンポンと撫でた。 「な〜に?」 「かわいい・・」 抱えられるようにベッドへ押し倒され、キスをした。 何度も感触を確かめるように唇を重ねて、私の胸をもみ、スカートをたくしあげて太ももやお尻を撫でた。 「今日は生足だ・・・」 「生足は嫌い?」 「大好き・・・」 「お風呂しようか・・・」 ワンピの背中のファスナーを下していると、彼が背後から抱き締め、脱がしてくれた。 お尻に彼の大きくなったものが触れているのがわかった。 「もう準備OKになってるよ・・・」 そして私の服をすべて脱がせ、茂みへ手を伸ばした。 「ん・・・」 「あぁ・・・meちゃんもだね・・・」 Hならここで強引に抱くのになぁと、ふと思った。 向かい合い、また立ったままでキスを交わしていると、ふと彼が笑った。 「そうか・・・背伸びしないと、キスできないんだね(笑)」 「そうだよ(笑)」 「こうすればいいのか」 そう言うと私を持ち上げ、ベッドの上へ立たせた。 「(笑)これでちょうどいいね」 私は彼の首に腕を回し、彼は私の体を撫でまわし、何度もキスをした。 嬉しそうに笑って、また私を離して眺めてる。 「meちゃんきれい・・・」 「きれいじゃないよ」 「きれいなの」 二人でやっと浴室へ。 石鹸をたくさんつけて、お互いの体で擦り合った。 「背中洗ってあげる」 背中をタオルで洗ってあげて、後ろから彼のものにも触れると、彼が甘い声を出した。 「後ろからってエッチだね・・・」 下の部分から撫で上げるように泡を滑らせると、気持良さそうだった。 ... 見覚えのある町 - 2008年10月29日(水) 今日もまーさんとデート。 いいのか悪いのか、いつの間にか毎週デートになっている。 今日は少し遠出をして、以前から行きたかった水族館へ。 もう何年も行っていなくて、嬉しかった。 ショーがちょうどやっていたので見ていたのだけど、一匹のイルカ君がご機嫌斜めで、ショーの間もいまいち言うことをきかず、帰らなくてはいけないのにさっぱり檻へ戻らなくて・・・しまいには網を出して追いやる始末。 「すごいね(笑)」 「うん。滅多に見れないよね(笑)」 「でも人には話せないハプニングだなぁ」 「ほんとにね」 海風が寒くなり、ショーの途中でお昼を食べに行った。 あまりに冷えてしまって、二人で食事の前にホットコーヒーを飲んだ。 彼との過ごす時間は、ゆったりとだけど楽しく流れる。 肌がなじむというのか、テンポが合うというのか。 少し散歩をして、車に戻った。 「さて。お昼寝しに行こうか」 「ん?もう帰るよぉ〜」 聞こえないふりをして、彼は車を走らせ、高速を降りた。 気がつくとそこは、Hの実家そばの町で、いつもHと待ち合わせる場所のそばだった。 胸が痛くなって、意地悪なHの顔が浮かんだ。 ... いつものHに - 2008年10月28日(火) Hとのメールはまだ続いている。 私の気持ちを試すように、ずっとSなメールばかり送ってきていた。 もう・・・と思いつつも、それなりに付き合って返信していた。 やっと安心したのか。 今日のHはほとんどエッチな会話のない、穏やかな優しいメールばかり送ってきていた。 「またデートしたいね」 「逢えなくても、ずっと大好きだよ」 「ありがと。俺もだよ❤」 「特別な男性だよ」 「ずっと俺の彼女だよ」 「いつもHを応援している彼女ね❤」 毎晩遅くまでで寝不足だったけど、今日は珍しく早めにこれから帰るよ〜というメールが来て、早く寝れそう。 ... so many lies - 2008年10月27日(月) まだ抱き合う前、まーさんは私たちの間に見えない壁があると言った。 私にはよく意味が分からなかったけれど、抱き合った後のまーさんを見て分かった気がした。 会っていても、チャットでも、明らかに彼は変わった。 安堵しているというか、やっと私の気持ちを理解したというか。 多分私たちは、初めはお互いの理想とする付き合いが違っていたのだろうけれど、最終的に回りまわって、一致した気がする。 ベッドで会話をしていた時のこと。 「まーさんは、浮気したことある?」 「・・・meちゃんは?」 「私が聞いてるの(笑)」 「(笑)・・・あるよ。meちゃんは?」 「・・内緒」 「・・・内緒ってことはあるな」 「あるよ。一人。4年になるかな・・・」 「そんなに・・・ていうか進行形??」 「それでもいいの?」 「いや・・・妬くかも」 「もう終わったよ・・・。遠距離で逢えなくてね。年に3回くらいかな・・・。だからもうさみしいのはいや・・・」 「うん。うん。これからは・・・僕と」 「うん・・・」 「僕がいるからね」 いくつもの嘘を重ねる。 悪女と言われても、それが私の今の恋愛だ。 ... 優しすぎる - 2008年10月26日(日) 昨日は、土曜日だというのに朝からHのメールがたくさん届いた。 そして日曜日も朝からずっと。 途中途切れながらも、まだ続いてる。 どこかへ泊りで出張だったのかな。 そんなことも聞けないまま、イチャイチャメールを続けている。 今回はずいぶん頑張っているなぁ・・・。 いつまで続くのか疑問だけど。 彼は横になると、私の頭をなでた。 多分・・口でしてほしいのだろうなと思ったけれど、私はただ腕の中で体をなでていた。 「胸は・・?くすぐったい?」 「ううん。気持ちいい・・・」 胸を舌で優しく舐めたり、吸ったりした。 それでも彼は、なかなかしてと言い出せない。 「meちゃん・・・元気にして・・・」 「どうやって?」 「・・・お口で・・・」 ゆっくり彼のものを愛撫した。 Hよりは大きいけど・・・そんなに長さがないかなぁ。 きっと普通サイズなんだろう。 少しずつ硬くなってきて、入れようとしたけれどゴムがどうにも嫌みたいでできず。 「もしかして、最後までしないでも平気な人?逝かなくてもいいみたいな?」 「ダメな人!!(笑) meちゃん助けて・・・」 「やだ・・・」 「・・・意地悪・・・(笑)」 舐め合ったりしながらイチャイチャしたり、キスをしながら触り合ってたら、また大きくなってきて彼が私を上に乗せた。 「つけなきゃだめでしょ・・・」 「外にするから大丈夫・・・」 まるでTだ。 でもやっぱり、生でするのはさっきと全然違って、すごく気持ちよかった。 彼は騎乗位が好きらしく、私を下から眺め、耐えられず座位になる。 そういえば後ろからが好きなんだけど、言い出せなかったし、彼は最後までしなかった。 最後は押し倒され、正常位で激しく突かれて彼も逝くことができた。 息を切らしながら、私の隣に横になった。 「嬉しい・・・」 ほっとした顔をしていた。 私は彼の髪をなでた。 彼と抱き合って思ったけれど。 彼は本当にHとは対照的で。 私が嫌がらないよう、壊さないよう、大事に大事に抱く。 ほんとは強引に抱いてほしいのに、始終どうしていいかわからないという感じで、私の抱き方を考えあぐねていた。 思うままにしていいのに。 知らず知らずのうちに、Hに調教されてしまってる自分に気がついた。 その後のチャットで、彼が言った。 「やっと壁がなくなったよ」 ... カワイイカワイイ - 2008年10月25日(土) 抱かれてる間、私を上に乗せ、腰を前後に動かされるとすごく気持ちがよかった。 下から彼が胸を掴みながら私を見上げ、 「やっぱり思った通りだ・・・」 「何・・?」 「相性がいいってこと」 私は付き合う男性ほとんどにそう言われるけど、自分でこの人だと思った人はいない。 それから少し休憩をして、一緒にお風呂へ入った。 明るいのがいやで、部屋もカーテンを閉め暗くしてもらったけど、お風呂もかなり暗くして。 「見えないよ〜」 「いいの見えなくて」 「きれいだよ」 「きれいじゃないもん・・見せれない」 「意地悪だなぁ〜」 またベッドへ戻り、抱き合った。 彼はTと一緒で、ゴムが苦手な人だった。 まぁ好きな人はいないけど、つけると萎えちゃうタイプ。 とりあえずはじめは付けてできたけど、逝くまでには至らず。 なのでなかなか入らず。 ・・・というか、彼は優しすぎる。 「もう、meちゃん意地悪・・・(笑)」 そう言ってやめてしまう。 強引に入れてほしいのに。 彼はずっと私を眺めていた。 抱いている間も、ただ抱きしめあっている間も、ずっと。 「もう、見ないで・・・恥ずかしいよ」 「そりゃー見るよ。かわいいんだもん」 「目隠ししちゃおうか?」 「だーめ。・・meちゃんかわいい・・・」 それなりにオバサンの年齢になっているのに、彼はずっと可愛いばかり言っていた。 ... 初めての日 - 2008年10月24日(金) 彼は行先は言わず、車を走らせた。 ついた場所は、そこからすぐそばのホテルだった。 着いてから、しばらく座席に座っていたけれど。 観念してドアを開けた。 広めの部屋で、バルコニー部分にお風呂があった。 とても昼間の明るさでは恥ずかしくて入れない・・・。 ベッドサイドで、ゆっくり彼が近づき、私を抱きしめた。 「嬉しい・・・」 「恥ずかしい・・(笑)」 ただ恥ずかしくて、彼の胸に顔をうずめていると、手を導かれベッドへ腰かけた。 「かわいい」 私の頬を撫でて、じっと見つめていた。 「かわいくないよ」 「かわいいよ・・・」 壊れ物を扱うように私をベッドへ横たえ、キスをして、私の存在を確認するよう、体中を撫でた。 『やっと触れられた』 そんな気持ちがひしひしと伝わってきた。 胸を愛撫され、キスしながらおしりや太ももを撫でられ、彼の手があそこへ伸びる頃にはすごくなっていた。 「私感じやすくて・・・」 ストッキングの中へ手を入れると、自分でも濡れて冷たいのがわかった。 「あぁ、ここもうすごいよ・・・」 お互い服を脱ぎ、抱き合った。 ... 海辺のレストラン - 2008年10月23日(木) 前回食事をしたファミレスのそばに、海が目の前にある隠れたレストランを見つけていて、そこへ早めのランチへ出た。 そこは有名な曲にもでてくる場所で、景色もよかったし、天気も暑すぎず、風もなく、とても素敵な場所だった。 彼は子供みたいに、辛い物やスパイス系が食べられない。 私はカレーもエスニックなものが好きだけれど、彼は甘口しか食べられないという・・・うーん。食べ物の好みは合わない(笑) なので、食事に行くといつも私が「食べれる?大丈夫?」と聞いてる気がする。 このお店は洋食系で、パスタからカレー、肉や魚料理など種類があったのでよかった。 私はハンバーグ、彼はとれたて魚の料理を選んだ。 ハンバーグはシチューで煮込んであって、ポーチドエッグが乗っているもので、彼のはカジキのソテーで、ジェノバソースがかかっていた。 一口もらったけれど、とれたてだけあって全然臭みがなく、とてもおいしかった。 パンやサラダ、スープまで食べ、食後にデザートとコーヒー・・・おなかいっぱい。 普段彼は自営で一人で仕事をしているから、昼食も簡素なもので済ませているらしく、彼もおなかいっぱいだろう。 車に戻り、ホッとしていると、彼の視線を感じた。 「ん?なに?」 「かわいい子猫ちゃん。意地悪子猫ちゃん」 「今日もいじわるしちゃおうかな・・・」 「ここも誰もいないよ」 「誰か来るかも・・・」 今度は少し長めに、キスをした。 ... 小さなステップ - 2008年10月22日(水) また連日遅くまでHとのメールが始まり、寝不足・・・。 前と何も変わらない、エッチないちゃいちゃメール。 逢うことには触れないけれど、彼はまた彼なりに努力してるのだろう。 離れてみて、他の人とやり取りしてみてわかったのは。 彼は自分勝手だけど、彼なりに私をすごく大事にしてくれていたのだということ。 今日も、前回と同じように、スーパーで待ち合わせた。 結構早い時間から駐車場が空いてるのがわかって、前より30分早く待ち合わせた。 従業員でもない私たちはかなり怪しい。 「今日はどこへ行きましょうか」 「どこがいいかな・・・」 今回は会うことは決めていたけれど、場所は決めていなかった。 「○○に行ってみようか。そのあと前回行った場所のリベンジで、食事しよう」 「うん♪」 「そのあとはゆっくりと・・・」 「はい?」 やっぱり今日は抱かれるのだろうと思った。 連れて行ってくれた場所は、高台にある景色のいい公園。 もう10年以上前に来て以来だった。 「ほんとは夜がきれいなんだけどね。すごい混むんだよ」 確か前回来たときは夜だったと思う。 昼間は近所の人が散歩に来てる程度で、わざわざ訪れたのは私たちくらいだった。 メインの高台に上った。 天気はくもり空だったけれど、とても眺めがよく、ほんの少し木々が色づいていた。 そんな景色を見ていると、彼が少しずつ私のそばへ来て、どうやってくっつこうか困ってるのがわかった。 ちょっと可笑しかったけれど、私は気がつかないふりをして、彼が行動を起こしやすいよう、じっと景色を眺めていた。 そしたらやっと、私の肩を抱いた。 「誰も、いないよ」 「そう?でも下から見えちゃうかもよ?」 「大丈夫だよ・・・」 私のあごを持ち上げて、近づいた。 背の小さい私は、ほんの少し上を向いて、やっとキスをした。 恥ずかしくて、彼の胸に顔をうずめると、抱きしめてくれた。 「恥ずかしい・・・」 「大丈夫。誰もいないから」 やっと小さいステップを踏み出して、私はこの日、彼に抱かれた。 ... 週1で - 2008年10月21日(火) まーさんと出会ったのは、今月のはじめ。 もう2回も会ってて、また明日も会うことになった。 本当は来週会う予定だったのが、写メしたりしてお互いの気持ちが盛り上がってしまったのか・・・また会うことに。 考えると週1で会ってることになる。 「毎週会ってたから、次会うまであと一週間、長いね」 「明日会っちゃう?」 「秘書さんついて行っていいの?w」 「頑張って仕事前倒しして。今日片付けたんだよ」 「じゃ、会える?」 「会えるよ」 「会いすぎ?w」 「会いたいときに会ったらいいんだよ。会える時にさ」 本当は来週まで我慢するつもりだったのに、彼は明日の仕事を早めに片付けていた。 でも彼は。 私が会いたい信号を出すまで、それを伝えなかった。 彼はそういう類の人だ。 少しTに似てる。 チャットで私のことを意地悪と何度も言っていた。 でもそろそろ限界で・・・明日は彼に抱かれるのかもしれない。 「初めてチャットした時から。相性がいいような気がしたんだ」 「えっちの?」 「えっちも、性格的にも」 私はぼんやりいい人だなと思った程度だったけれど、それは伝えなかった。 結局昨晩はまた3時過ぎまでHとメールをしていた。 彼は私が別の男性とこんな風に進みつつあるのを、知らない。 ... 相変わらず - 2008年10月20日(月) まーさんとは、お互いボツボツという感じで歩き進んでいる感じ。 あまり突っぱねてばかりもかわいそうなので、昨日今日と少しエッチな写メを送ったりして。 でもまだ彼の嗜好を知らないので、どんなのを送っていいのかよくわからず、いろんなバージョンを送った。 かなり喜んでくれたみたいだけど。 まだしないよと言うと『meちゃん本と意地悪!!』と、かなり生殺し状態。 どうも苛めたくなるんだよな。 Hがいる日常は久しぶり。 彼はずっと、核心には触れない。 もう私たちは終わったのだと、認めたくないのだろう。 まーさんに送ったうちの、あまり過激じゃない写真をHにも送った。 あなたはもう、私を失ったのだよと伝えたかった。 『相変わらずかわいいよ❤太ももの写真も欲しい❤』 全く。 げんきんな人。 ... もう一度・・・ - 2008年10月19日(日) 私が他のヒトと仲良くしだすと、必ずHから連絡が来る。 6月に最後のメールをしてから、4か月。 何事もなかったように、日常のメールを送ってきた。 いつもの、今まで何十回と私がぶつけてきた不満を、かなりキツくメールしてから、夏の帰省の時期も何の連絡もなく今まですぎてきた。 彼を愛する気持ちは、何も変わらない。 でもこうして歯車が動き始めた今、いつでも会えるヒトと歩き始めるべきなんだろう。 『もう一度・・・』という曲を、昨日何度も聴いてしまったからかな。 初めて聴いた時、あまりに気持ちがリンクしすぎて、泣きそうになった。 強がる気持ちと。 甘えたい気持ちと。 切ない。 もう一度会いたいよ 声聞きたいよ Tell me why you had to go その手離せないよ あの頃のように笑っていたいよ I just wanna hold you close ずっと忘れないよ 出会って 信じて 好きになり過ぎて 苦しくていつも泣いて 一人で寂しくて 失うの怖くて 強く抱きしめて 永遠に close to you ... お茶の時間 - 2008年10月18日(土) お店の前は浜辺で、少し散歩をしてからまた車で待ち合わせた場所まで戻った。 1時間くらいのドライブだったかな。 本当はもう帰りたい時間だったのだけれど、せっかくなのでスーパーの中にあるスタバでコーヒーを飲むことにした。 「地元のスーパーで、大丈夫?」 「ここは住んでる所よりかなり離れているから大丈夫だよ。・・・いちゃいちゃしなければ」 「・・・いちゃいちゃしたいんですけど(笑)」 やっと、なんだか少し慣れたような、ほっとした時間だった。 「女子大生みたいなカッコして。びっくりしたよ」 「そうかな??普段こんなだけど・・・。」 「前回とはかなり違う感じだし」 「そうだね。雨だったから。・・スカートとパンツと、どっちが好き?」 「そりゃスカートでしょ。短いやつ!」 「それはちょっと・・・(笑)パンツが好きな人もいるよ?」 「小さいコはスカートのが似合うよ」 「了解です・・・(笑)」 「なんか、まだ固いよね(笑)」 「そう?これでもだいぶ慣れたんだけど・・・」 「うん。かしこまってる〜」 「そんなことないんだけど・・・なかなか慣れないんだよね」 「少しずつ、ね。次はどこへ行こうか」 最後のこのお茶をした時間が、この日一番のいい時間だった。 ... 見えないのに - 2008年10月16日(木) 彼と会っている間 いつも彼の視線を感じた それはきっと 私の心の中を知りたくて ずっと私の表情を見ていたんだと思う そんなに見つめても 私の心の中は見えないのに 次の待ち合わせは、お互いの中間地点にあたる大型スーパーで、私の車は置いて彼の車で移動した。 前回会った場所のそばだけど、もう少し観光地というか海から離れた場所。 修学旅行生や、観光できているお年寄りがたくさん来ていた。 もう何年も来ていなかったけれど、相変わらず変わらない風景。 快晴だったので、ぶらぶら歩いてるだけで気持ちよかった。 緑の中を歩いていたら。 「・・手を繋いでもいいって言ってたよね?」 「(笑)・・そだっけ?」 「うん・・・(笑)」 彼が私の手を掴みたそうにして、私の腕をつついた。 「なんか改めて言われると緊張するんだけど(笑)」 ふんわりと大きな手を繋いだ。 「でも身長の差があるから、手の位置が・・・」 主人とそう変わらないはずなのだけど、私の手の位置がかなり上にしないと繋げなくて、結局ちゃんと繋いで歩けなかった。 照れくさいのもあったけど。 それからまた食事をするために、海沿いをドライブ。 今回はいいお店が見当たらず、ファミレスへ入った。 「今日は簡単な食事でごめんね」 「ううん。どこでもいいんだよ」 今思うと、何か試してたのかな。 高い食事のために自分と会ってるのではないかとか。 この日の彼は私の気持ちがわからずに、推し量っているようなところがかなりあったから。 ... 男心と女心 - 2008年10月11日(土) まーさんの印象。 見た目は良くも悪くもないという感じ。 話すテンポや、雰囲気は悪くなかった。 何より地元が近いので、親近感があるのと、昼間かなり私の空いている時間に合わせて会えるのも魅力だった。 初デートの後も、少しの間だけど毎日のようにメッセで話した。 彼と私の共通の好きなこともあったりして、いろいろ話ができて楽しかった。 そして私の用事などから、今月会えそうなのは前回会った一週間後で。 またすぐに会う予定を立てた。 メッセで予定を打ち合わせてたのだけれど、ふと彼が言った。 「次のデートは、エッチなデートにしたいと思います」 私は少し固まった。 「・・手を繋ぐくらいまでだったらいいよ♪」 「・・子供じゃないんだから(−−;)」 私はさらに固まった。 数分間何も返事を返せなかった。 「あれ。・・また困らせちゃったかな?」 「うん・・・ごめん」 「確かに子供じゃないし、わかるんだけど。お互いただ好印象だったという程度で、そういうデートはできないよ。簡単に割り切った、大人の付き合いはいきなりできない」 「でも、既婚同士なんだからさ」 「・・恋人にはなりたいけど。セフレにはなりたくない。・・まぁ既婚だから『ごっこ』なんだけど」 「恋人ごっこね。できるかな」 「ごっこでも、いとしいと思う気持ちがなかったら、できないだろうね。私はもっとまーさんのことを知ってから、したい」 「うん。そうだよね・・・俺って思い込んだらまっすぐに行っちゃうんだ。」 「・・それなりに好印象だった女性だったら、私じゃなくてもよかったのかななんて思える」 「初めてチャットした時から、なんか不思議な感じっていうか。前から知ってたような気持ちになったっていうか。写真見ても思ったし、実際会ってもそう思った」 「そっか」 「これじゃまるで自分勝手なハミと一緒だね。ゆっくり行こう」 彼の気持はわかる。 既婚者の男性ならみなほとんどこういう気持ちで不倫をするんだろう。 でもこんな風に女心をわからなすぎるというか、あからさまにヤリタイでは、女性はやっぱりがっかりしてしまう。 結局次のデートはまた前回と同じような、のんびり散歩やドライブデートに決まった。 ... 雨のデート - 2008年10月09日(木) 彼と初めてのデート。 私は電車で行ったのだけど、少し遅刻してしまった。 理由はすごく変だけど。 駅まで小雨が降る中自転車で行ったのだが、ふと服に目をやると、小さなしみがあったのだ。 彼はそんなこと気にしないかもしれないのだけど、私は引き返し着替えなおした。 20分ほど遅れて駅に着き、着いたよというメールを送った。 緊張した私の目の前に現れたのは、写真通りの、少し背の高い普通の男性だった。 「すぐわかったよ。初めまして」 「初めまして・・・」 彼はじっと私を見てた。 「あの、そんなに見ないで・・・(笑)」 「なんで?ダメ?(笑)」 彼は車で来ていたけれど、ちょうど雨がやんでいたので、海沿いを散歩することにした。 その近辺は私が好きな場所だけど、デートで来るのはかなり久しぶりだった。 あーこんなだったなぁと思いながら、のんびり散歩をした。 車に戻って、ランチを食べにドライブ。 普通の車だったけど、車がよかったのか彼の運転がよかったのか、好きな感じの運転だった。 連れて行ってくれたお店は、海沿いにあるフレンチレストランで。 少し高めのランチ。ディナーだとかなりすることだろう。 お天気がよかったらもっと素敵だったろうに。 少しずつだけど、たくさんのお皿が次々とで・・・かなり食べた。 地物の野菜がとてもおいしかった。 帰りはかなりうちの方まで送ってくれた。 運転をしながら、彼がぽつりと言った。 「また、逢いたいんですけど」 「はい。またデートしましょう」 また会う約束をして、別れた。 ... まーさん - 2008年10月08日(水) 彼とはチャットで出会った。 それからメッセをするようになり、なんだかあっという間に話が進み、出会って1週間で実際に会うこととなった。 こういうバーチャルな出会いで、少し怖い気もしたのだけど。 不思議と彼なら大丈夫だという気がしていた。 彼をなんて呼ぼう。 まーさん。 待ち合わせは、海のそばの駅。 あいにく雨が降ったりやんだりの日だった。 ...
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