七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2003年11月28日(金) |
昨日の参観&個人面談 |
撃沈・・・って状態だった、今日一日。 昨日はまだ気を張ってる状態だったので、なんとか乗り切れたのだけど。
現在の教育における理不尽さを感じた。 どうしてボーダーってことでこんなに苦しまなきゃならないのか?
昨日の我が子の状態を見て、先生と面談して、特殊学級が また一歩近くなった気がした。 いや、もう特殊でしか我が子の良さは生かせない・・・ そんな気持ちでいっぱいだ。
今日の天気のように、私の心には分厚い悲しみ・苦しみの雲が 立ち込めていた。 つらい・・・。
先生の所まで勝手に歩き、静かにしていなきゃいけない時に 大きな声で話す我が子。 段取りとか決まり事とか、まるで無関係のような我が子。 家で公文の勉強をやってる時、「たーぼーはできる!」と 意気揚揚としているたーぼーは、教室にはいないのだ。 「できない」と言っているたーぼーの姿が悲しかった。
ここであえて口にすることにしよう。 先生のやり方ひとつで、子供は変わると思う。 早くできることが偉いような教え方はいかがなものか? 「まだできてないのは○○さんだけだよ」 先生はこう言ったのだ。 これでは、感受性の強い子供なら劣等感を持ちやしないだろうか? この先生の下で我が子を伸ばすことはもはやムリなのではないか? それが正直な感想だ。
先生との面談の後、校長先生ともお話させてもらったが・・・ 学校全体の方針が変わらない以上、いや、市の行政から変わらない以上、 もはや普通学級で学ぶことは難しいような気がした。 あまり詳しくここに記すのは控えることにする。
理不尽。 そう思いつつも、私たち両親は、私たちなりに納得して(納得させて)、 我が子を特殊に通わせることになるだろう。 たぶん、きっと、来年の春から。
明日は個人面談。(学校行事の) プライベートな個人面談は、今までたくさんやってきたけど。 時間も短いから、どれだけ話せるだろうか。
前回の公開授業を見れなかったので、いい機会だから、 明日は授業を参観することにした。 かなりの精神力と体力を要求されそうだなぁ。 今日も今日で、いろいろあったみたいだし。
はーーーーーーーー・・・・・・・・・。 もうタメイキが出るよ。 いよいよ特殊向きな行動に出てくれてるなぁ、我が息子よ。 先生にずっとしがみついてたらしい、授業中。 こういう子は確かに甘えん坊に見えるし、実際、先日特殊を見学した時も、 そういう行動に出てた子はたくさんいたし。 きっとたーぼーも同じなんだろうなー。
家でもっと甘えさせてあげないといけないのかなぁ? はーーーーーーーーー。(とにかくタメイキ/苦笑)
同じクラスの子に会って言われた。 「たーぼーねー、わからないって算数のノートぐちゃぐちゃにしちゃうんだよー。 あたしも教えてやってるんだけどねー」
ああ、そーすか。 子供相手に大人気ないと思われるだろうが、いくら子供相手でも、 私はキレるのだ。(苦笑) またこの子かよ? (以前電話で文句を言った家の子) ああ、子供は正直だよね。 聞きたくないことも言ってくれるんだよね。
たぶん(もう心に決めてるけど)、来年は違う学校だから、 キミに迷惑かけることもなくなるだろうさ。←イヤミ(苦笑)
現実って厳しくってイジワルだ。
2003年11月21日(金) |
やっぱり限界か・・・ |
先日、息子のクラスメートのお母さんから衝撃的な話を聞いた。
この前学校行事で、公開授業というのがあった。 これは、授業中いろんなクラスの参観が許されている期間なのだ。
そのお母さんもある日、息子のクラスを見に行ったらしい。 私はその間ずっと体調&精神状態があまりよくなかったので、行かなかった。 現実を知るのが怖いから、単に逃げと言えば逃げなのだけど。(反省)
そのお母さん・Aさん(仮名)が見た算数の授業での光景は・・・ たーぼーが「できない!」と言って立ち上がり、歩き回る姿だったと言う。 ショックだった・・・。返す言葉がなかった。
「できないからやらなかったら、できないままなんだからね?ゆっくり考えればできるんだから、逃げちゃダメだよ?」 Aさんはたーぼーに向かってそう諭すように言ってくれた。 それを横でうなずきながら聞いている母親の私は、本当に自分が情けなかった。 親である私の力不足というか、本当に情けなく、恥ずかしい思いだった。
思い余って昨日、放課後担任の先生を訪ねて、授業の現状を聞くと・・・ Aさんの言っていたこと以上のことが、日常で起きていた。 またもショックだった。
そして、他のお母さん・Bさん(仮名)にも公開授業でのことをたずねてみた。 もっと詳しくいろんなことを教えてくれた。 たーぼーは床に座り込んだり、歩き回るだけではなく、 「ちゃんと座って」 とジェスチャーで伝えるBさんに向かってアッカンベーをして、 先生の後ろに隠れてしまったと言う。 そして、同じくクラスメートに 「ちゃんとやらなきゃだめだよ」 と言われると、たーぼーはその子に向かって歩き出し、攻撃的になり、 先生はそれを止めに入りに行って、授業は中断せざるを得なかったそうだ。
我が息子の現状がそんなだったとは・・・。
授業が終わった後、Bさんがたーぼーの気持ちをたずねると、たーぼーは 「むずかしくてわかんないからいやだ」 と言ったそうだ。 家では 「こくご、すきだよ。さんすうはちょっとすき」 などと言っているたーぼーだというのに・・・。 たーぼーはたーぼーなりに、親に気をつかっている、親によく見られたいと思っているのだ。 そして学校では、人前でできない自分をさらすのが悔しくて、 怒ってみたり、すねてみたりしているのだ。 自分のプライドが許さないのだ。 それが彼の精一杯の表現なのだろう。
限界を感じた。
私の大好きなドラマ「マンハッタンラブストーリー」の店長のセリフではないけれど、 「限界」。
彼にとってはやはりもう限界なのかもしれない。 これからまたいろいろと悩む日々があるだろう。 ゆうべも苦しんだ。泣いた。 今朝は目が腫れていた。
Bさんに言われた。「強くなれ」と。 私だってわかっている。 これでもかなり強くなったんだよ? 知らないでしょ? そう、他人にはわからない。どんなに苦しいか。 こういう子供と親がどんなに苦しいか。
でも、私が自分をよくわかってやって、ごくごく親しい人がわかってくれてれば、 それだけでも十分幸せなのだ。
今日も頑張ろう。公文の日だし。 外はすっきりと晴れた。私の目とは裏腹に。(苦笑)
ずいぶん前から楽しみにしていたたーぼー。 心配していた天気も晴れて(朝はちょっと寒かったけど)、 無事動物園へ行ってきた。
私は6時起きで弁当作り。(苦笑) だって、サッカーボールのおにぎりって時間かかるんだもん。 のりを小さな五角形に切るんだよ? で、小さいボール型のごはんに張ってくんだから・・・気が遠くなる。(笑) 白サッカーボールとたまごふりかけの黄色サッカーボール、 それにしゃけふりかけの三角おにぎりに、余ったのりのかけらを散りばめて・・・ はー・・・しんどかった!(汗) あとは冷凍食品に頼る母。(苦笑) 花形ウィンナーとのり入り卵焼きは作りましたけど。
そして、今日は私のカウンセリングの日でもあり、 23区内のお医者さんまで行かなきゃならなかったから、 ついでに駅前で、たーぼーたちの遠足ご一行様を見送った。 「あー!たーぼーのお母さんだーっ!!」と子供たちに言われつつ。 先生に「よろしくお願いします」と頭を下げつつ。
たーぼーは相当楽しく過ごせたらしい。 しまうまやらきりんやら、ライオンの形のバスやら、帰って来てから いろいろと話してくれた。 富士山が見えただの、雪が積もってただの、 おやつは○○くんと食べた、だの。
おかげで、夕飯も食べずに寝てしまっている。 10時くらいに起きるかなぁ? せっかく張り切って夕飯も作ったんだけど? 母は淋しくひとりで食べました。(あくまでも小食で)。
寝る前にくしゃみとかしてたから、このまま風邪など引かないことを 祈る母です。 (でないと、TOKIOのフィルムコン行けないもん・・・苦笑) ↑なんて母だ?!(爆)
先日、引っ越してしまった友達がこっちに遊びに来たので、 ほんの1時間ほどお茶した。 話のタネはやはり互いの子供のこと。 彼女のお子さんもボーダー児で、今は特殊学級のある学校の 普通学級に通っている。
出会ってから、ずっとずっと同じような悩みを分かち合ってきた私たち。 でも久しぶりに会って、ふと今までとは何か違うものを感じた。
そうだ、これからたーぼーが特殊学級に行けば、私たちの悩みは 別の道を歩み始めるのだ。 その事実が、私の心を半分閉ざしてしまっていた。
正直に言う。 好き好んで特殊学級にボーダーな我が子を喜んで入れる親はいない、 と私は思う。 普通学級でできることもたくさんあるのだ。 でも、特殊でなければフォローできないことも山ほどある。 結論なんて、正しい答えなんて誰にもわからない。 今の私にも、正直わからない。
それでも私は、特殊を選ぶのだろうな、と心の奥で思っている。
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