NONBIRI My Life

2004年09月29日(水) おひめさまのお金



昨日の夜、みーちゃんと粘土で遊びました。
これは、みーちゃんが作ったマスコット(?)です。
絵は「雨が降って傘をさしているところ」だそうです。



みーちゃんがデジカメで撮りました。


月曜日は、入賞したみーちゃんの絵を見に、ろうきんに行きました。
みーちゃん、銀賞でした。
応接室に入れてもらい、表彰してもらいました。
賞状と図書券二千円分をもらいました。
図書券のことを「これなに?」と聞くので
「本が買えるんだよ」と教えてあげました。
それ以来、図書券のことを「お姫様のおかね」と呼ぶみーちゃん。
図書券の絵柄を見てそう言っている。
坊主めくりが大好きなみーちゃん。

今日はバイトから帰ってくるとちょうど保育園から電話がありました。
大雨洪水警報がでているから迎えにきて、とのことでした。
迎えにいくと、みーちゃんのクラスでは最後でした。
バイト中は警報がでてもわからないからなぁ。

家にもどってから、少しみーちゃんと遊びました。
私は、とても疲れていて途中で寝てしまいました。
気づくと夕方。
みーちゃんも、私のとなりで寝ていました。



2004年09月25日(土) みーちゃん語録



みーちゃんのセリフでびっくりしたこと、ふたつ。

みーちゃんとビデオで借りてきた「おじゃ魔女どれみ」を見ました。
その中の登場人物、たまきが
「わたくしは美少女よ、おーっほっほっほ」と言っているシーンを見て、
「みーちゃんも美少女だもんね」と話しかけたら
「うん、そうだよ」とすんなりと返事をしました。
「どういう意味かわかる?」と聞いてみると
「お友達がいないってことでしょう」という返事。
たまき、そういう役だよな・・・。
みーちゃんの返事にびっくりする私。
「みーちゃんはお友達いっぱいいるでしょう。
かわいい女の子っていう意味だよ」と訂正しておきました。

それから、もうひとつは最近のやっちゃん。
仕事が忙しくて疲れている。帰ってきても私とあまり会話がない。
だけど、みーちゃんにむかっては
「パパのとこおいでー♪」とか言って可愛がっている。
そこで私が「パパはみーちゃんばかり可愛がって、
ママのことを可愛がってくれないっ!」と言って、
もっていた手帳をテーブルにたたきつけてみました。
目を丸くするみーちゃんとやっちゃん。
そのあとのみーちゃん。しばらくしてパパのところにかけより内緒話。
でも、私には聞こえてしまった。
「パパ、みーちゃんのことはいいからママのことを可愛がってあげて」


昨日の夜と今日の夜、みーちゃんが左の胸のあたりを痛いと言う。
川崎病のあとのエコーを去年の12月さぼったのがいけないか、と、
少し心配になったけれど、
やっちゃんが「筋肉痛じゃない?」と言う。
みーちゃんは左利き。左でボールを投げてたから筋肉痛かも。
納得する。

絵ですが、「リトルワールド」でチマチョゴリを着たみーちゃんを
描いています。
だけど、なんだか松野明美さんみたい。



2004年09月24日(金) サボリの結果



音楽教室に行きました。
今週は一度も練習をせずに行ったので、
みーちゃんは思うように弾くことができませんでした。
そのためなのか、レッスンが終わる頃にはかなりのご機嫌ナナメ。
また、明日からはなるべく練習させよう、と思ったのでした。

よるごはんを食べ終わって、
家族三人でボーリングに行きました。
そこで偶然、やっちゃんの会社の人に会い、
一緒にやることになりました。
今日のやっちゃんは不調でした。
私は好調で153がでました。ゴキゲンです。



2004年09月23日(木) 壊れるかも

PCが、コッキン、コッキン、と音を立ててます。
壊れる日が近いのかも。
日記が更新されなくなったり、掲示板にレスしなくなったりしたら、
壊れてるんだな、って思ってください。

また、少しずつ絵を描き始めました。
ほんとは日記に制作過程(?)をアップしようかと思ったのですが、
PCがこの調子だと、どうなるかわかりません。



2004年09月22日(水) プサイク

なんと、また言われました。
みーちゃんをおむかえにいった時のこと。
年長の男の子が私にむかって
「デブだね。不細工だね。うちのおかあさんは違うよ。」と言いました。
その時は、かなりショックでした。

夜は、やっちゃんがゴルフで帰ってこないので、
実家に泊まることにしました。
高速で実家に帰る途中も「不細工」についてぐるぐると考えました。

肉体的欠点とか外見のことをけなす習慣をもつ人って、
けっこういるのかも知れない。
「面とむかって」というのは年長児だから、だと思うけど、
いい大人でも家庭内では、意外という人いるかも。
例えばテレビのタレントさん見たりしながらとか。

私自身は、そういう習慣はないし、
だいいち、ほとんどそういうことを思わない。
思い返してみると、私の親しくしている友人たちも、
そういうことを言わない人ばかり。
やっちゃんも、そういうことは言ったりしない。

だけど、子どもの頃、同級生の親にはいたなぁ。
肉体的欠点とか外見のことをけなす習慣をもつ人。

私は、むしろ外見的なことではなくて、
言動とか考えに対して「バカじゃない」と言ってしまうことがあります。
例えばテレビをみながら、
どこかの国の戦争好きな政治家に向かってとか。
この前、執行された死刑囚とか。

私は中身重視だからだよな、と少し強引に納得してみました。
中身ばかり重視して、外見を軽くみてるので
「不細工」なんて言われちゃうんだろうけど。

そんな風に思ってたら、どうでもよくなりました。
そういうことをいう人は、そういう人たちなんだと思って。
そういう人に「不細工」って言われたからといって、
別にどうってこともないよな。



2004年09月21日(火) みそ煮

昨日の夜はひどい頭痛でした。
つらかった。
夜はあまり熟睡出来なかったけれど、
朝になって起きてみたら、治っていました。

久しぶりに絵を描きました。
毎日、少しずつでいいから描けたらいいなぁ。

今日の夜ご飯は、鯖のみそ煮を作りました。
昨日、やっちゃん母に教えてもらったのです。
おいしかったです。
やっちゃんが「魚なんて久しぶり」と言うので
「じゃあ、最近ずっと何を食べてた?」と聞いてみたら
「ラーメン」と返事がきました。
そーんなに食べてないけど、ラーメン。

夜ご飯を食べ終わってゴルフの練習場に行きました。
最近、はまっているゴルフの練習。
たのしい。
みーちゃんも喜んでついてくる。



2004年09月19日(日) 法事

法事。
父のかわりに、昨日退院したばかりの母が行くことになりました。
常識がどうの・・・、と言いながら、常識がないのは私でした。
今日の法事はちょっと遅刻してしまいました。
そしてお数珠も忘れてる。
母が二つ持ってきていたので、借りました。
いつも、こんなんだ。恥ずかしい。
人のことを、どうこう言うのはやめよう。
自分がぜんぜんダメじゃん・・・。ほんとうに恥ずかしい。

お経が終わってからお寺のひとのお話し。
ここのお坊さんは、話がとっても上手。
いつも感心しながら聞く。
仏教っていいなぁ、という気持になる。

そして、そのあと食事。
ホテルオークラレストランで中華だ。
25階。
下を走る車がミニカーのように見える。
ここから、雷とか見たらおもしろいだろうなぁ、なんて思う。
多分、すごい金額のコース料理。
おなかいっぱい食べて帰ってきました。

夜は、やっちゃんが作ってくれました。
それは昨日テレビでみた料理。
井出らっきょが、永谷園のお吸い物とえりんぎで、
「なんちゃって松茸ご飯」をつくっていた。
それを見て、やる気になったやっちゃん、さっそく作ってくれたのでした。
それと、鶏肉とジャガイモとタマネギを焼いたやつ。
「なんちゃって松茸ご飯」、さいしょのうちはおいしかった。
だけど、やっちゃんはお吸い物のもとを入れすぎかな。
最後は自分で「気持ち悪い」とか言っていました。

この前、西原理恵子のマンガを買いました。
『毎日かあさん』とってもおもしろかったので、
また、買ってしまいました。
『できるかなV3』
これもおもしろかったです。
やっちゃんは「おれ、こういう絵、ダメ」だそうです。



2004年09月17日(金) 仕草

ろうきんで「わたしのおとうさん・おかあさんの絵」というのを
募集していて、みーちゃんの絵をそれに出しました。
そしたら「入賞した」という手紙がきました。
9月21日から9月30日まで、ろうきん東海支店ロビーで
展示されるそうです。


今日は、やっちゃんの弟くんと彼女がわが家に来ました。
結婚することになったのです。
おめでとうなのです。
彼女は私と同い年でした。
かわいくて賢そうなひとでした。

彼女さん、お茶などを出したときに、
「ささっ」とさりげなく弟くんに渡したりする仕草がステキでした。
気が利く。女らしい。
私には出来ない仕草だ。
あとでやっちゃんに「うらやましかったでしょう」と言うと、
ビンゴだったようです。

来週、やっちゃん両親に会う予定なのですが、
きっと義父さんも義母さんも、うれしいことでしょう。
なんといっても長男のヨメの私が、天然モノのぬけたおんななので、
弟くんのお嫁さんがかしこくて気の利くひとってことは、
すごく、うれしいのではないかなぁ。

よかったね。
弟君、彼女さん、しあわせになってね。


やっちゃんの携帯に外国から電話がかかってきた。
ちょっと気持ち悪い。


今度の日曜日は、姉のところの法事。
それを、実家父が、ドタキャンしようとしているらしい。
姉からの電話で知った。
そんなに常識からはなれちゃだめだよ、と思う。
私も気をつけよう、常識。



2004年09月14日(火) 頭痛

昨日の夕方から頭痛。
朝、起きた瞬間は良かったけど、すぐにまた頭痛。

バイトの最中もつらかった。
「やめたい、やめたい」と思いながら働く。

家に戻ってきてから、昼寝。
起きてみたら、治っていた。

今日の夜ご飯。
焼きそば、みそ汁、サラダ。

みーちゃんが布団の中で
「眠れない」と言うので、適当に話を作って聞かせる。
ミッキーが電話をかけてきた、
新幹線にのってやってくる、とかそういう話。
ミッキーのセリフのところは、ミッキーの声で話す。
やっちゃんが横から違う話にしようとする。
「おならのこびとさんがきました。ぶぶぶー。」
私とみーちゃんはケラケラ笑う。
なかなか眠れない。
「あとはたのんだ」と私はPCのとこに来ました。
しばらくしたら二人とも寝たようです。



2004年09月08日(水) こわがり

地震、こわかったです。
私の住んでいるところは、はじめのと次のが震度4。
その翌々日の朝が震度3でした。
逃げました、三度とも。
ダッシュで・・・玄関まで。
約2メートルくらいか?

まず、いちばん最初、夕方7時くらいの。
その日ちょっといろいろとあって二階でふて寝してました。
やっちゃんは一階で片づけとかしてくれてました。
そしたら地震。
私は飛び起きてみーちゃんを抱っこ。
「私ももういい大人だし、おさまるまでガマンしよう」と
しずかに地震がおさまるのをまとうとしたのだけど、
長い、そしてだんだんひどくなってくる。
ガタガタどどどど・・・。もう限界。
思わず「やっちゃーん」と叫ぶ。
一階から「おりておいで」とやっちゃんの落ち着いた声。
みーちゃんを抱っこしたまま、階段をおりました。
おりたところが玄関。
「に、に、に、逃げ道っ!」と玄関をガラガラっとあけたら、
やっちゃんに「声、うるさいよ。恥ずかしいからやめて」と怒られました。

そして二回目。夜中の12時にきたやつ。
私はみーちゃんとお風呂に入っていて、みーちゃんが先に出ました。
そしてゆっくりとくつろごうとしたところに、
「どどどどどー」っときました。
おどろいた私は飛び出て、まだはだかのみーちゃんを呼び、
タオルでつつんで玄関にダッシュ。約2メートル。
やっちゃんもあとから玄関にきました。
「この地震、大きいね。・・・いいんだけどさぁ、服着たら?」
あっ、そうだった、と思い、お風呂に入る前に着ていた服を着ました。
今度は、少しだけ玄関の戸を開けたやっちゃんでした。

そして翌々日の朝。
保育園に行く前、洗い物をしている時。
「どどどど」
あぁ、まただと思い「みーちゃんっ」と呼ぶと
テレビを見ていたみーちゃんも私と手をつないで玄関までダッシュ。

バイト先でおばちゃん達の会話。
「三度目はさすがに慣れたのかこわくなかったわ」

う・・・うらやましい。
私も、もっと落ち着きたい。

スイミングで会った友達に聞いてみると、
夜中の地震のときに起きたのは彼女だけで、
ダンナさんとお子さん二人はみんな起きなかったとのこと。
彼女は「意味ないな」と思いながら足でタンスをおさえていたらしい。

う、うらやましい。

反応もひとそれぞれ。
以前、学生の時の友達10人くらいで旅行した時のことを思い出した。
明け方、地震があったのだった。
そのとき2人くらいが飛び起きました。
私もほんとうは飛び起きたかったのだけど、
恥ずかしかったのでグッとガマンをしていたのでした。
あとで、みんなで話をしてみると
「こわくて動けなかった」という子もいました。

それで、その旅行のことを思い出したので、
飛び起きたうちの一人の子にメールを送りました。
ダンナさんが海外赴任してるから、
こわがってるかもしれない、と思って。

返事が返ってきたら、なんだか落ち着いていました。
母になったから、強くなったのかな。

ちっ、玄関まで逃げてるのは私だけか。


今日は、中日が負けました。
なんとなく意地悪なやっちゃん。
私がバイトの話を愚痴ると
「普通、そんなことは言われなくても気づくよ。
言われたことしかしないあんたが悪い。」なんて言う。
ムッときて「やっちゃん、中日が負けたから意地悪だ」と言うと、
すかさずお尻を蹴られました。



2004年09月03日(金) ほめる

夕方、暗くなってから二階で洗濯物を干していると(最近、ちょっと世の中から遠ざかっています、私。すみません・・・。)
一階でみーちゃんが大きな声で私を呼んだ。
「ママ、来て来て、大変なのよ」
「何、どうしたの?」階段をおりながら聞いた。
「虫がね、窓のところにいるの。見たことないやつ。
こんなカミキリムシみたいな、大きくてこわいやつ。」
現場につくまで頭の中でその虫をくるくると想像する私。
ムカデ?カミキリムシ?
私は頭のなかで想像する。
ゴキブリのように黒々と光り、長い触覚をもって毒々しくて大きな虫。
そして、一階についた。
「どこ?」
「あそこ、あそこ」
・・・いない。
「あそこだってば」
いました。
それは指先より小さい蛾でした。
すごいモノを想像していただけに、ホッとしました。
「あれは刺したりしないから大丈夫だよ」
つかまえようとしたけれど、出来なかったのでそのままにしました。
その後、どこに行ったのかはわかりません。


さて、この前、姉のみさチョフにぶどうを送ったのですが、
それが届いたよ、という電話を夕べ、もらいました。
そのついでに、あのみーちゃんのかんしゃくの話をしました。
そしてやっちゃんが「マイマザー」と言った話も。
みさチョフは、私が「欠点でも見方を変えると長所に・・・」と言うと
電話のむこうで「うん、うん」とうなずいて、
「マイマザー」に「ぷぷっ」と笑ってから、
「うーん、みーちゃんは根性があるね」と言いました。
その時はあまりピンときませんでした。
みさチョフが気をつかって言ってくれた、という感じ。

だけど、今日の夜、音楽教室でがんばったよという話を
やっちゃんに報告している時に、
その言葉を思い出して、私からみーちゃんにむけて言ってみたのでした。

「みーちゃんは根性があるもんね」

何というのか、気持ちよかった。
そうか、こう言えばいいんだ、という感じ。

「わがままだ、かんしゃくもちだ、どうしよう」
そうやって悩むことも大事だけど、ほめるって気持ちいい。

同じことを繰り返したら、その時はまた同じように悩めばいいや。
今度は私も、手を出したりしないように、賢く叱れるようにしよう。
何度も何度も挑戦。それでいい。



2004年09月01日(水) 疲れる・・・

保育園が終わってお友達の家にあそびに行きました。
行く前に、ちょっとケンカをしてかんしゃくを起こしたみーちゃん。
他のお友達やお母さんに心配されて、
何とか機嫌をなおして友達の家に連れて行ってもらいました。

そのお友達の家には、はじめてあそびに行きました。
とてもオシャレで可愛らしくてステキなお家でした。

さて、帰る時間になって、みーちゃんはまた友達とケンカ。
言いあう声、そのあと、友達の泣き声。
みーちゃんが、友達の頭をたたいたらしい。
「なんでそんなことするの」と聞いたら
「キックされたから」と言う。
「みーちゃんがその前に意地悪なことをしたでしょう」と叱った。

それで機嫌を壊したみーちゃん。
「帰るからお片づけして」と言っても聞かない。
「お友達の家に来てお片づけしない子はもうあそびに来られないからね」
それなのに、みーちゃんはかくれんぼなんかをはじめる。
私がおもちゃを手渡して片づけるように言うと、
数個、しぶしぶと片づけた。
しまいには、また、泣き出してかんしゃくを起こす。
なんで、いつもこうなんだと腹が立って、
「これ以上泣いたらバッチンするよ」と耳元で言う。
その場は、少ししずまった。
一階に降りて、気づくとまたかんしゃくを起こして泣いている。
他の友達数人が、かんしゃくを起こすみーちゃんが可笑しくて、
目の前で笑っている。
からかわれて、ますます怒るみーちゃん。
ますます可笑しくなってからかう友達。

「あぁ、もうこれはダメだ」と思い、みーちゃんを抱きかかえる。
他のお母さん達に挨拶をして、そのまま帰ることにした。
泣きすぎたみーちゃん、私の背中に軽く吐いた。
「だれもみーちゃんの気持をわかってくれない」と泣く。

私の怒りは爆発寸前。
せっかく友達に誘ってもらったのに。
楽しかったんでしょう?
もっとニコニコとしていてよ。
そんなにひどいかんしゃく起こしてみんなびっくりするよ。

抱きかかえられたみーちゃんを物珍しそうにながめる子達。
「また、遊ぼうねー」と手をふってくれた子。
心配そうに、いろいろと話しかけてくれた子。

車の中でまた「だれもみーちゃんの気持わかってくれない」と泣く。
「それじゃあ、手をふってくれたAちゃんは?」
「Yちゃんなんて、最後までずっと心配そうに話しかけてくれてたでしょう」
「やさしくしてくれたお友達の気持ちはどうなるの」
すでに私の声はどなり声。
「そんなに怒って泣くなら、もう友達の家にはあそびにいかないっ」
「楽しかったんでしょ。それなのに何でそんなに泣くのっ」

家についても私の怒りはおさまらず、
車をおりる時「もうこれ以上泣くなと言ったはず」と言い、
みーちゃんを三発はり倒した。
早く家の中に入りなさい、と背中をドンドンと押すと、
みーちゃんは泣きながらダッシュ。
玄関の前で派手に転んだ。
両膝、両肘にかすり傷とあざができた。

夜、はやく帰ってきてくれたやっちゃんと話す。
「私たちが甘くしすぎたのだろうか」など。
これからは、もうちょっと厳しくしよう。

夜ご飯を食べながら、やっちゃんがみーちゃんに対して
「怒ったり泣いたりするのはダメだ」と教えている。
私自身は、怒ったり泣いたりすることは悪いことじゃないと思う。
人間として当たり前の感情だし。
その表現方法が肝心じゃないのかな、と思う。
みーちゃんのような表現では友達が逃げていってしまう。
もっと人に不快感をあたえない方法を見つけてほしい。
賢く怒ってほしい。

そんなことを言う私も、賢く怒れない。
だけど、みーちゃんを叱る。
私には出来ないけど、みーちゃんにはやってほしい。


やっちゃんに聞いてみた。
「バカと天才は紙一重じゃないんだけど、
欠点に見えることでも、見方をかえると長所、ってことがあるでしょ。
今回のみーちゃんのことを、いい風にとったらどんな言葉になると思う?」
「マイマザー」
「それってさぁ・・・」
「『わがまま』って言っちゃうよりはマシでしょ」
いい風にはとりようがない、ということか。


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