初詣には行った事がない。
…と話したら、相手はものすごい驚愕した表情で固まった。
管理人ですこんばんは。
更に「ひどい病気になっても神頼みなんかしそうにないもんね」と言われました。
管理人ですこんばんは。
無神論者です。
管理人ですこんばんは。(そろそろウザい)
何故にわざわざ人込みに出かけて、しかも寒いのに神様にゴマをすらにゃならんのだ?
普段から信心深くない僕は、正月だってそれを貫き通します。
神様なんてやつはどうやら不公平で自分勝手でさほど偉くない存在っぽいので、
少なくとも神社に出かけないと出会えない類の神様には恩も義理も何もなく、
夕陽のきれいさや、日々平和に巡り来ることそのものや、
そして僕の周りにいてくれる人たちにはいつも感謝と祈りを捧げています。
もちろん年末年始も。
お正月に僕が祈るとすれば、
今年もまあまあ健康に
まあまあ幸せに
まあまあ仲間たちと仲良く
生きていけたら良いな、と、漠然と心の中で願うことだけです。
僕にとっての神様は、家族であり友人であり仲間であり、自然だったりします。
わざわざ地域の神社を何軒も回ってお願いすることなんかありません。
いつも通り普段から、周りの人や環境を大事にしていれば良いと思います。
と、あの数秒固まっていた人に僕の考え全てを述べるような親しい関係ではなくて「あははははー」で終わってしまいましたが。
これでも実は県南部一帯の信仰を集めるとある神社の神主さんたちと顔見知りであるのですがwwwww(俺一体何してんだろうw)
あんな衣装着て何やら唸るように文語文で神様に色々と申し上げてますが、
オフでは普通においしいお店や最近のデジタル機器やバイト巫女の大学の話をしますからねww
でもその神社は良い所ですよ。実際。霊峰とうたわれる某山の山神様ですから。
将軍や地主を祭りたてている所とは格が違うわけです。
すっごい空気のきれいなところにひっそりと静かにあります。
この僕もご加護を頂いているのでしょうかね?
普段見向きもしないからこそ、正月だからという理由だけでお参りするのは却って失礼だと思う。というのが実は僕の持論です。
他人に押し付ける気はありませんが、初詣に行かないのはそんな理由。
決して、家に居た方が暖かいからではなく……! ゲ、ゲフ;(えーそんなオチ?)
と、とにかく皆さまご機嫌麗しゅう。
良いお年を。僕は年越しの瞬間も仕事してる予定です。
また来年も気が向いたときにでも訪問してくださると管理人、幸いです。
寒い。誰かがくしゃみをしたから、とかいう馬鹿馬鹿しい些事が理由で今にも雨が降りそうな空だ。と思ったが、はやりそんな不条理な自然界な筈は無くて、雨が降るとすれば飽和水蒸気量を超えたときだ。くだらないなぁ。僕の思考回路もこの世界も。
寒いしさ。雨雪の降っていないときの傘なんて邪魔だしさ。仕事は遅々として進まないしバスだって遅々として遅々として進まない。渋滞。
あまりの渋滞に嫌気がさして途中でバスを降りて歩き出して、この寒さと対峙しているわけなんだけれどね。どちらがマシだったかな…。や、多少寒くても僕は歩いて帰りたかっただろうと思う。
にしても寒い…と思考が再びスタート地点に戻ったあたりで、腹に衝撃。
「………???」
とにかく疑問符。しまった。何事か。ピンポイントのテロリズムが失敗でもしたか。この片田舎で。
そんな訳は無くて、走って来たらしい女の子が僕にぶつかっただけだ。相手も動揺しているらしい様子が見てとれる。学生、くらいの子。まあまあ可愛い感じの子。
「…大丈夫?」
「えっ、あ、はい! すいません!!」
恥ずかしいのだろうか、顔を伏せたままで勢いよく謝った。いいけど、とか適当に返事をしながら、ぶつかった衝撃で落ちた彼女の傘を拾って手渡す。駆け出そうとしていたその子は、…なんと涙ぐんでいた。
はっとした僕の表情に気付いた彼女は、もう一度「すみません」と頭を下げた。そして思い切ったように僕に向いた。
「えっと、あの」
「はい」
つい敬語。
「こっちに走ってくる人がいたら、私はあっちに行ったって言ってくれますか」
「ん、うん」
「えぇと…誰も来なかったら、良いですからっ、じゃあっ」
「………」
了承の返事をする前に彼女は走って行ってしまった。な、何だろう。これは一体。よく分からない言伝を頼まれてしまった。
まあいいや…と思いながら彼女を思い出す。涙ぐんでた。誰かに追われてる…じゃ、なくて追わせてる? 彼氏とか? 、と思い至った瞬間になんとなく気持ちが冷めた。やだね男って。自嘲気味に歩き出すまで2秒くらい。ふと視線を前に移すと、”分かった”。
「あの人か…なぁ」
走りつかれて、脇腹を片手で押さえながら辺りをきょろきょろと見回している若い男がいる。会社帰りのリーマンではない様子だ。白い息が間断なく吐き出されて、表情はちょっと険しいが真剣だった。これくらいの真剣さで仕事してくれる上司がいると助かるのだが…と、いらない事を考え、とりあえずその人に近づく。
さてここで僕が不審者にならない程度の声の掛け方はなんだろう? もしかすると人違いかもしれないし。見知らぬ女の子の頼みを僕は了承もしていないのに遂行する義務もないように思えるし。
まあ、でも。
「さっき涙ぐんだ女の子が私にぶつかった上にあっちに走って行ったんだけど……あなたの知り合いでしょうか?」
「………っえ」
絶句したその男の表情はなかなかに見物だった。いや、僕にそんな気があるのではなく。
「っりがとうございますっっ」
そういってわき目もふらずに駆け出した男はきっとさっきの女の子の彼氏か何かのようだ。あの表情は、あの態度は、好きな女性を想っている時のそれだ。この僕が勘付いたのだからほぼ間違いない。とすれば……、あの女の子の涙をあの男が癒すのを神に祈るばかりだ。
いつの間にか僕は、寒さを忘れていた。好きな女の子とケンカでもして、追いかけているわけでもないのに。なんだか、少しだけ明日も頑張ろう、なんて思えてきたり…。
明日はあの女の子が笑っていると良い。
12月も半ばをすぎると、ぐっと寒くなった。
でも部屋の中は完璧な空調。
暑くも寒くもなく、ただ少し乾燥がち。
もらいものの林檎を、自分で器用にむく。
「若いから食事が足りないのかな?」なんてからかわれながら。
もらいものだから、食べなくてはもったいないだけ。
冷えた林檎はとても美味しかった。
寝るのは夜の9時。眠れなくても夜9時。
どうしても眠れないときは、イヤホンでラジオを聞いていた。
もうすぐ雪が降りそうな天気予報と、聞きなれたDJの声を聞いていた。
サンタクロースの存在は、最初から信じていなかった。
親は、そういうふうに騙す大人ではなかった。
ありがたい事だと思った。「そういうことだ」と、なぜか素直に色々と割り切れた。
誕生日を病室のベッドで過ごす事も、「そういうこと」だった。
家に帰りたいと思ったり、
友達に会いたいと思ったり、
特にそうは思わなかったけれど、
なんとなく、なんとなく、空虚だった。
ラジオ番組にリクエストされる曲は、クリスマスソングばかりになった。
興味の無いポップソングにも詳しくなった次は、歴代クリスマスソング。
投稿されるクリスマスの色んな思い出たち。
窓からは、電飾なんて見えないけれど。
清潔なシーツも静かな病室も、隣の空きベッドも、いつも通りだったけれど。
自分を残して、世界だけが動いているような錯覚。
つまらない。時間だけが流れていく。取り残されて。
誕生日おめでとう、と、朝最初に言われたのは検温の看護婦さん。
ありがとうございます。素直に微笑んだ。
なんとなく、新しいパジャマを着た。それだけ。
サンタは街にやってくる。が、病院には来ない。知ってる。
いないものは来ない。
来ないのだ。
ラジオからいつものDJの声で「メリークリスマス」と聞こえてこようとも。
世間が浮かれる日に、病室に一人で寝ていようとも。
ある少年のお話。
誕生日とクリスマスを同時に迎える、少年のお話。
被冷的咖啡,白色傘
請遠下去那些靴聲
因為我要的不是這樣的東西
肯定會你已經完全忘了
那時 我確實地在那里
被冷的咖啡,白色傘
在卷窗簾那邊的風景下...
(繁体字ならかろうじて表示できる…かも?と思い。
後半だけですけれど。適当にやっているのであんまり信用してはいけません。
どうしてもご覧になりたい方は言語設定で中国語(台湾)フォントを追加してください。(WINDOWS)
by管理人。)
どうしてなのだろうね
分からない気持ちが
まだ
体のどこかにあるみたいだ
もう
振り切ったはずなのに
どうしてまだ僕は
君を想って泣けるのだろう
ごめんね
今ならあの時の君が分かるよ
ずっとこんな気持ちだったのだね
僕はなんてバカだったのだろうね
ごめんね、僕の愛した人よ
「ねぇ。」
「ん」
「ねぇーってば」
「うん」
「……」
「なに?」
「……なんでもない」
「そう」
「……」
「……」
「ね」
「ん」
「こういうの嫌い?」
「…べつに。」
「じゃあいい」
「そう」
「……」
「……」
「……」
「きみは」
「なに?」
「君はこれで良いの?」
「良くないよ。でも」
「でも?」
「だって。あなたここに居るから」
「から?」
「だから、良いの」
「ふーん」
「…」
「…」
「ねぇ」
「ん」
「好きだよ」
「知ってる」
どうしてるかな
陽の落ちる速さにびっくりして
空を見上げたら
君の事を思い出したよ
僕は今日も元気で暮らしているよ
たまにちょっと体を壊すけれど
良い仲間たちと楽しくやっているよ
また会いたいのにね
いつになったら会えるかなぁ?
「忙しい」ばかりの僕をどうか許してほしい
どうしてるかな
吹きつける風におどろいて
身をすくめたら
君の笑顔を思い出したよ
君は今日も元気でくらしているかい
その小さな手を温めることはできないけど
いつだって君の事を案じているから
大好きだよなんて
ありふれた言葉 ひねりのない言葉だけど
そのままストレートに君に届けばいい
温かいコーヒーと面白い小説と
そして君の暖かい笑顔があれば…
どうしてるかな
君を思い出すよ
君を思い出すよ