'ゃッぱ・頭、変っすか。
'ゃッぱ・頭、変っすか。
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2009年04月22日(水) |
「蒼穹の昴」の続き(?) |
『珍妃の井戸』 浅田次郎著 講談社刊 (小説現代・1996/12〜1997/8 連載)
・前作・蒼穹の昴、中国清朝末期の宦官がテーマを織り成す大河ドラマが、いよいよ干渉国からの侵略を受け、さらなる展開を期待して読んでみた 紫禁城の井戸に没した美妃・珍妃のその死の真相を解きほぐす、謎を絡めた抒情詩か、 否、清朝を司るそれぞれの登場人物、その彼らの思想や情考の人間性は当時の列強国の起元宗教キリスト教や東側海を隔てた隣国の神仏教の示し教えるものと似通った多くの部分と伝播した学問などあるが、その人間の基本体質や思考回路が大幅に異なる民族であるから、西洋・邦を一般としてとらえたらそれは大きく誤謬してしまう。 謎に対して何故っの思惑することすら超越してしまうのだから、謎のままであっても時間は進行して行き生活と死は繰り返されていくのだから。
読後感は、浅田次郎氏の著したこれは物語であるが、ミステリーとして意図したものかそれは謎だ。
2009年04月02日(木) |
浅田次郎のタイガードラマ |
・ ・・‥‥‥………━━━━━━━━━━━ ★ << 蒼穹の昴 >> 浅田次郎、1996年4月、講談社初刊 出版社/著者からの内容紹介 新生面をひらく特別書下ろし超大作! この物語を書くために私は作家になった。――浅田次郎
内容(「BOOK」「MARC」データベースより)──。 「汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさめるであろう…」 中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児は、占い師の予言を信じて宦官になろうと決心する…。
5年の歳月を費やしてアジア圏・韓半島での生活にひと段落つけて日本にもどってまいりました 浅田次郎作品は在日時には「椿山課長、メトロに乗って」っと言ったラヴファンタジーなスムース読み物イメージで接してきました、本作・蒼穹の昴はバックボーンが中国大陸・清朝時代という歴史もの、主に個人的趣向はその時代・地域を感じたかったものでしたが。 占い師の予言から連なる大河ドラマの展開とまつわる時遇のなんとミステリアスなこと、そして複雑に関係しあう人間模様とその人間の尊厳と道徳、忘れかけている神の道と人の教えの心、 出版内容の紹介タイトルが「この物語を書くために私は小説家になった」は納得できます 次作も読みたいものだし、本作も今一度読んでみることもあろうと思ふ。
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