'ゃッぱ・頭、変っすか。
'ゃッぱ・頭、変っすか。
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2003年05月12日(月) |
母の日(にちなみ思ふこと) |
母の日(っと題した僕の秘密ページ掲載文)
少女アンナ・ジャービスは、心やさしい敬虔なクリスチャンでした、
そして、アンナは彼女の母親の命日の5月(May−Nichi)にメソジスト教会の礼拝日、
白いカーネーションをたむけ、教徒たちに分けたのが、「母の日」の由来だそうです。
この話は、1900年代初頭のアメリカ・バージニア州のことですが、
今、北朝鮮拉致問題で揺れる日本の地においても このような母子愛の物語が伝えられています。
「安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ」
森鴎外の 「山椒大夫」です。
安寿と厨子王、その母と女中の一行が越後の山中を渡旅して行くとき、山岡太夫なる「人さらい」に騙され、
2艘の船に別個に乗せ連れ去られ、母は佐渡におくられ、幼き子等はひと買いに連れ去られてゆき、
虐待の生活を強いられるのです。
こころ美しき・敬虔な信徒の安寿は、母より授かった守本尊を厨子王に託し、悲しきかな
沼に身を投じてしまいました。
脱出して守本尊に導かれ、成長した厨子王が、情愛と正義のため 役を殉じる官となり、
母と再会する場面です。
佐渡に渡った厨子王は、母の行方を求めて歩いていると、
盲目の女が雀を追いながら歌をうたっていた。
「安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ」
厨子王は獣めいた叫び声が出ようとするのを歯をくいしばってこらえた。
厨子王は女の前にうつ伏した。守本尊を額に押し当てながら。女は見えぬ目でじっと前を見た。
佐渡に連れ去られ、盲目となった母の見えぬ目の前にて...
女の目は開いた。「厨子王」という叫びが女の口から出た。
厨子王と母親はぴったり抱き合った。
僕は、この母の日 親不孝にも何もできません 母との抱擁も...
獣めいた叫び声が出ようとするのを歯をくいしばってこらえて。 TELを入れてみましたが。
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