DIARY




2002年06月28日(金)

雨。家の中でごろごろ。

頼まれていた きゅうりのビール漬けを作った。

・きゅうり2.5K
・塩 90G
・砂糖 500G
・ビール350ML
・練わさび1本


サッカーも大詰め。
おにぎりを握りながら、テレビでワイドショー鑑賞。

ベッカムは 良く見てなかったので興味なかったけれど
ソフトなロナウド、渋いカーン。かっこいいね!
映画の 男優にも劣らない。
顔、だけじゃなくて、そのひたむきな情熱が彼らを輝かしている。
まさにドラマの主役だわ!
決勝戦は 胸がどきどきするくらい楽しみ。

両親は 美容院にお出かけ中。
明日から、弟にもらった旅行券で
久しぶりに夫婦水入らずで 一泊旅行へ行くんだと。

私は一人で、スイミングへ行ってる子供たちを待ちながら
肉じゃがを作ってます。

・・・しばらく、じゃがいもづくしになりそう。

友人から分厚い封筒が届いた。
あっきーが生まれたばかりの頃、毎月作っていた「あっきー通信」
親戚や友人に送ってたのだけど、自分は持ってなかった。
それをコピーして送ってきてくれたのです。
30枚ほどありました。イラストあり、漫画ありの手作り新聞。

子供の小さいころの、可愛かった、小さなひとつひとつのしぐさ。
エピソード。
すっかり忘れていた。
「へぇぇ、こんなこともあったね〜」
懐かしく思いながら読み返した。

今じゃ、すっかり生意気になって、反抗して、別人だけど
いつか、これを見せてあげよう。
3歳の時に次男が生まれて、
もう、自分がこんなに愛されてたことも
覚えてないだろうから。



本日の畑の恵み

・じゃがいも
・たまねぎ
・にんにく
・らっきょ
・メロン(メロンジュース)
・きゅうり
・トマト


笑顔

2002年06月27日(木)

風水じゃ、家が汚いと
福が入ってこないっていうじゃない。

どうせ暇だから大掃除したよ。

1Fと2Fのトイレとフローリングと玄関と庭。
ピカピカに。
男の子は元気すぎて、トイレも汚すから大変(^^;
まめにしないと臭くてしかたない。

庭や倉庫には 消費しきれない野菜が大量に。
腐りかけている。

卵ほどの大きさのメークインを 20個ばかり茹でていると
子供たちが学校から帰ってきた。

宿題をさせて、テストの間違いなんかを見てやって・・・
真っ黒になった靴下を、手洗いしてたら
なおりん(次男)が「僕も一緒に洗う」と。

掃除機をかけてたら、それもいっしょに手伝ってくれた。

茹でたてのメークインを おやつ代わりに
塩をつけて食べさせたら「おいしい!」「おかわり!」

・・・あぁ。主婦だなぁと思った瞬間。

そんなチャンスは今までもいっぱいあったはずなのに
時間があると、自分の好きなことを優先していたから
こんな、絵に描いたような母親をしたことがない(笑)

子供たちが 柔道へ行っている間に
コロッケを大量に作った。

チーズ入り、カボチャコロッケ、ニンニクコロッケ、カレーコロッケ
各10個ずつ。
これが5人分の夕食(^^; ちょっと食べ過ぎた(笑)
ミニコロッケも20個作って冷凍しといた。

母が「白髪染めをして欲しい」と言うので
髪が少ないので、液が余るともったいないから
同じく髪の少ない、父も一緒に染めてあげた。

「白髪になっても染めるなんて、悪あがきはみっともないから、しない!」
と宣言していた父も
おとなしく座って 染められてくれました。

部分白髪の母は、それほど染めたのは目立たないけれど
ほとんど白髪の父は、見事な栗色に!

もとがハンサムだから
「洋画の男優みたいでかっこいいよ〜」と誉められて
まんざらでもなさそう、嬉しそうだ(^^)

なおりん(次男)に 「おじいちゃん見た〜?」

  「見た!かっこいいーーー!」(^^)

あっきー(長男)はゲームに夢中。「ねぇ、おじいちゃん見た〜?」

  「うん?       はげ?(・・)」

(爆)

まだ 禿げじゃないよぉ。つるつるしてないもん。薄いけど。
母も「禿げ、禿げ」を連呼する。
「禿げだから、染めると色が目立ってお洒落だね〜」
「禿げだから、似合うねー」

私は内心冷や冷やするのだけど、父はコンプレックスもないみたいで涼しい顔。



いつもと同じ、だけど違う。

2002年06月26日(水)

仕事を辞めたので、また 「家事手伝い」な身分に。
でも、前とは気持ちが 確実に変わった。
とにかく、心がとっても リラックスできていることは確か。
すごく悩んだけれど、ちゃんと話をして
納得いく態度をとって、やめられたこと。

日常の小さなことを、大切にしたいと思うようになれたこと。

「明日、死んでしまおうか」
そんなことを考えたときに

見の周りに溢れるたくさんの物が多くて
「なんで こんなに増えたんだ?」と思いながら整理して

こんなことなら、もっとやさしさを出し惜しみしなきゃよかった、
子供たちに愛情をもっと、素直に注いであげたらよかったのに。
なんて悔やんで、その夜はすごく優しい気持ちになれたこと。

なんだ、なんだ。悔いばかりじゃないか〜!

まったく、何やってんだろう。

生きてるのに、意味なんてないんだ。
ただ、生かされている。

だのに、何がそんなにつらくて私を追い詰めるんだろう。

・・・逃げられないから。逃げたいから。

ただ、つらいのが嫌だから。
弱虫だっていいじゃん。
逃がしてよ。
逃げさえすれば、それですべてが終わりなのだから。


でも、逃げることさえ できなくて。

疲れた。


な〜んもなくても、生きてるほうが よっぽどいいような気がしてきた。

情けなくても
いいような気になった。


雲雀のような、ジェットコースターのような3日間。

そのままで存在を許してくれる場所がある。

それだけが救いだった。感謝。
戻ってよかった。

  
いたずらに死を弄んで 体を傷つけるのは
どうして?

私はそんなことはしないけど

生きるなら 大切に生きたい。
死ぬのなら、とっとと消えたい。

今は生きているから、
ただ焦らずに、静かに がんばりたい。

  



2002年06月21日(金)

どうしたって、手に入らないことを
望むのは

無理だって わかっているけれど

それがないと、苦しくて

どうやっていったらいいのか。



なくても困らないものだったら

諦めもつくけど

ないと困るじゃん。


お金で買えるもんならいいのにね。




HPリニューアルのため、しばらくお休みします!

日記もリニューアルする予定。

エンピツやめるかも?


では。


心理学

2002年06月16日(日)

サッカーの応援の 青い若者達を見て

「非常に盛り上がってます」とアナウンスしているけれど
何だか 「思ったほど盛り上がってないなぁ?」って思うのは

私が 興味ないからなのかな



・・・考えすぎかな(^^;


お休みなので、ゆっくり 応援して 私も燃えよう♪









まいっちんぐマチコ先生こと 町沢先生(?)の本が
本棚にあったので、読んでみた。ちょっとだけ。

傷つくのが怖い心理、と言うところ。

自尊心。本来 自分を守るための当然の心理ですが

現代人の自尊心は「他人の評価」から成り立っている自尊心が多く
脆く崩れやすい、と いうようなことが書いてあった。

自殺が多い日本、の特徴として
「人がどう見るのか」「恥をかいてはいけない」
「みっともないことをしてはいけない」日本的な恥の文化が関係あるんだとか。

あまり傷つかない人間ていうのは
自分なりの価値観を内面に定着させ、自分で自分を評価していけるからなんだって。

だけど、こんな社会にあって
自分の価値や 自己受容を見出すことが難しい。
ちょうどいいバランスを保つのが難しい。

人が傷つ付きやすい部分は、ほんの2,3個しかないそうだ。
そのパターンを 把握すること。
繰り返し、繰り返し点検し、修正し
前向きな思考パターンに切り替える練習や作業を行わなければ
克服できない。

私だったら、もう長いこと克服できないハンデを持って
それでも 楽しくやっていける方法を探しながら
時々、その部分を 人に罵られると
いとも簡単に 死にたくなることがある。
この先、生きていて、何度も同じような
屈辱を味わわないといけないのかと思うと辛くなる。

そうして今まで何とか時間を過ごしてきて
自分を傷つかないように守る方法<表の自尊心>を隠すこと
で、保っているような気がする。
それが いい意味で「開き直り」みたいなものかもしれない。
そして そんな自分を好きになろうと無理してます。
それでいいのかもしれない。
じゃなきゃ、きっと生きていけない。


心理学みたいな本は
わかったような奇麗事ばかり、かかれていて
「わかってんのにできないんだよ!」と文句言いたくなることが多い(笑)

けど、町沢先生のは結構読みやすくて
押し付けがましくなくて 好きみたい。



ところで「”マディソン郡の橋”の心理学」っていうのを
ちょこっと見たら、こんなことが書いてあった。

私が訳したアメリカの小さな格言集の中に
「人生の大きな喜びを求めるあまり、
日々の小さな喜びを見過ごしてはいけない」というのがあった。
そこに私は次のような解説を書いた。
「毎日が不満だと人は大きな喜びを求める」
まさにフランチェスカである。


映画を見て 酔うのは楽しいけれど
こういう、現実的な批判も愉快(爆)



2002年06月14日(金)

めっちゃ怒ってます。

仕事だから、耐えましたけど
先輩だから 我慢してましたけど

今度言われたら 反論します。


反論しないと思って舐められてんやろな

分が悪いのはこっちのほうだけど

モノを教えたり、注意するにも 常識がある!




あんなん、利用者の前で、年寄りだからわかんないと思ってんのか知らんけど

ボロカスけなしやがって

調子乗ってるんじゃね〜よ。

「知らなくて・・」って言い訳なんかしても
聞こえないくらいの 勢いでまくしたてやがるので

つん!と無視しちゃった。

あんたが金魚のふんのように 連れまわしてる若い彼女も
おろおろしてたわね。

あー。腹立つ。


4月入社が3人で、先月入社が3人。
で、こんなに 人数いないって、以前はどうだったんだろ?

また新人が来ても、3日目には消えたし。

今いるのは、

経験10年近いベテランさんと

あとは去年入った若い新卒の子だけって。。。


だいたい、人を育てる、っていう、
受け入れてやっていくって言う 雰囲気ないんだもん!

今月いっぱいで 班長さんが辞めるし
去年入った若い子も辞めたいって言ってるし
主任は体調悪くて倒れそうだし。

先に辞めた者が勝ち!みたいじゃない・・・


でも 仕事しないわけにはいかないしな・・・

ふぅ。

   


このタコ。

2002年06月13日(木)


どっか遊びに行くぅ?

行く!行く!

んじゃぁ、どこがいいか考えておいて〜

・・・・・どこって・・・わかんない。

んじゃあ、磯でも行く?

うん!



広いタイドプールで 遊んできました。
好奇心旺盛な子供達には 格好の遊び場です。

子供達が走り回っているのを尻目に、ぼーーっと
潮だまりの底を眺めていると

絶えず何かがうごめいている。
やどかりやら、サンショウウオやら、ざわざわと。

ウニがいたり、カメの手や、カラス貝。なまこ(40cmもあった・・)。
フナ虫。エビ。フジツボ。
モールみたいな海藻、ミニブドウの房みたいな海藻。
ちょっと深くなった、流れのあるところには
ゆらゆらと 縞々魚の稚魚や、オレンジの魚。

見ていて飽きないのですが
2時間も見てたら飽きてきて

子供達はまだ、さっきから同じ潮だまりで 何かに夢中。
なので、 芝生の上で眺めながら寝ていました。



1時間寝て起きても、まだ子供達は 何かに夢中。
いい加減いやになったので、「帰るよ〜〜!」
遠すぎて聞こえない様子なので、手を振ったら
慌てて駆けつけてきた次男。

「タコ、捕まえてるの!」

タコ?? 美味しそう(じゅるる)

でも 話を聞いてると、無理っぽい。
穴に、右手を肩まで突っ込んだとか(ぞぞっ)
棒でつついてみたとか、

そんなに追い込んで、取れるわけがないっしょ〜〜

おまけに 墨攻撃にあって、水溜りは真っ黒らしい。

「今度またつれてくるから、タコの捕まえ方を図書館で勉強しておいてね!」

そっか〜〜タコかぁ。次回が楽しみ(笑)



スーパーの駐車場で、子供達を置いて買い物して戻ってきたら

「今、あのバイクの荷物を誰か盗んでいったよ。だから店の人に、車のナンバー教えてきた。」

え〜〜〜!
でもでも、勘違いだったらどうすんのよ!

バイクの持ち主の 金髪にーちゃんが戻ってきた。

「ほら!本人だったら悪いじゃん?」
「別人だよ」

その置き引き犯は、最初 私の車の隣に駐車したらしい。
それで物色していたけど(バッグは助手席に置いてあったので)
子供が起きてたので、見ているだけで

駐車場を出て行ったら、また戻ってきて

バイクに車で近づき、
周囲を見渡し
窓から乗り出して、荷物を取ったんだって。
共犯者は3人。
「やった〜♪」と 嬉しそうに喜んでいたらしいわ・・・

でもって、ナンバーを暗記してるなんて(^^;
手放しでは喜べないわよ。
その正義感ちゅーか、でしゃばりさが、事件に巻き込まれるよな
ことが将来ないように 願う(^^;

ほんとに私によく似ている(爆謎)

あの駐車場では いつも油断して 鍵もしたことないけれど
やっぱり気をつけなくちゃと思った出来事でした。




・・・・今から 警察さんが 事情聴取にやってくるそうです(^^;
   



2002年06月10日(月)

日記書こう〜 何書こう〜

・・・と PCの前で練ってたら

向かいの白い壁紙を ささささーーーと登る



蜘蛛!!!


ぎゃっ。。。。。。(固まる)




直径13cm?で、で、で、でで、で、でかっ、、、、


1mほど後ずさりして

お口に手を当てたポーズのまま 石になってたら


しゃかしゃかしゃかと 上まで登って行った蜘蛛。

登り切った瞬間、ふ、わっ〜〜〜と落ちてきた。

PCの後ろに!!!


うひゃあああああああああ!!!!


いやいやあああややややややんんんんんっ・・・やっ、やややや。

よろけながら 布団に寝ている息子達を踏みそうになりながら
自分のベッドに倒れこむ。


そして 見なかった振りをしました。(くすん)

女一人って こんなとき悲しいわん、とか泣いちっち。

あんなでかいの、殺すのも怖いじゃん。。。

夜中に体の上を這ってたら どうしよう。ぞぞぞぞ。

「知らないことは幸せなのよ」と言い聞かせて
知らないで済むように願う。


いやいやでも。見ちゃったじゃんよ。ひゃーーーん(><)

寝てる間に、出て行っておくれ〜〜〜>無理。

ああ。どうしよう。
強力殺虫剤を用意しとくか。

あのでかいのを殺生するのは怖い(^^;

頭の中で整理した、日記の内容が ぶっとんで消えた。
  


準備

2002年06月06日(木)

 


星が綺麗だと 安心する。


大昔の人が空想した神話なんて どうでもいいの。
星座の名前も 数えるほど 知らない。


遠い宇宙に 幻ではなく 確かに存在する あの星たち。

ぼーーと眺めているのが好き。子供の頃から。



宇宙の闇に消えてしまいたいなぁ   無になりたいなぁ。




毎年 この時期に 思うこと。

人はいつか死ぬ。

終わりがあるから。




もしも終わりがなかったら

生きていくのは辛すぎる。





ごめん。

一緒にいられない。

ずっと考えてた理由に やっと 言葉が追いついた。

今度会ったら言おう。



ちゃんと伝えられるように 忘れないように

言葉にする作業は

心の中で 繰り返し繰り返しつぶやく。



伝えたいこと。知っていたはず。感じていたはず。

「優しいから」って 許しているつもりで
本当に許そうとしているのは 貴方自身でしょう。

説明しなきゃ わかった振りをしてくれないのね。


私の苦手な「言葉」で。

 



2002年06月05日(水)

長男が修学旅行へ出かけるので、朝からばたばた!

「じゃ、楽しんでしっかりしておいでよっ!」と送り出そうとしたら

母が「見送り行かないのか?」

見送り?

「あのね、お母さん達は修学旅行のときは、みんなバスを見送って手を振るんだよ」って・・・そうなの?

たかが一泊じゃん。寂しくもないけどなぁ。

まぁ、仕事行くまで時間もあるし「んじゃぁ、わかったよ!」と渋々
学校まで行きました。

待つこと20分、バスが出発。

「行ってらっしゃい〜〜〜」と手を振ってきました(^^;

長男は見てなかっただろうけど。
これが次男だったら、お母さんを一生懸命探してくれるんだろうんなぁとぁ思いつつ。

私だったら、お母さんが見送りに来てくれても探さないもの(笑)

私と長男は、そういうところが似てると思う。
「お母さーーん」って探してくれると
苦々しくも やっぱ「可愛い」と思ってしまうから
甘えん坊は 得です。

「お土産なんか、いらないよ。自分のものに使いな」って言ったけど
(それも私がおみやげ買うの嫌いなもんだから(^^;)
おばあちゃんにおこづかいを貰ったし
おみやげを買ってくれるそうなので
素直に喜んで貰おうと思います。

楽しんでこれたら、それでいいんだけど(^^)


朝がばたばたしたので、会社行ってから
トイレも済ませました。

ふぅ〜。おっきいのでた(爆)
やっぱ ださなきゃね♪


その直後、例の先輩が入ってきて

「臭っか〜〜〜。うんちした?臭っか〜〜〜」

と嫌な顔(^^;
す、すみません(笑)

うんちのあとは臭いし・・・(爆)
でも 言わなくてもいいじゃん(T_T)
でも 臭かったし・・・

複雑な気分。

介護でも 毎日うんち見るけれど
臭いとは言わないじゃん(苦笑)くしょーーー!


若気の至りです

2002年06月02日(日)

結婚することになった過程を回想ちゅ。

彼は 関西から東京に出てきたばかりの
イチローそっくりな 少年(笑)

2つ年下だったせいもあって
特に頼れるでもなく、人つきあいもスマートにこなす
無難な子でした。

私は3年越しの片思いが実って
初デートにこぎつけた相手と
あまり会えなくて、ちょっと寂しかったころ。

まぁ、他にもいい感じの男の子はいて
仲良くしてたんだけど、元来の世話女房的な性格のせいで
年下の子によくお節介焼いてたんだよね。
単なる「可愛い子好き」で話好きなお姉さんだったんだけど(爆)

飲みに行くうちに・・・ん?
細かいいきさつは忘れたけれど、そのイチロー君と
付き合うような感じになっていた。

毎日彼のアパートに寄って、またちゃんと帰って
朝の2時には出勤して・・・
そしたら「何で毎日帰るの?家に何があるの?」と
何かを疑うような問いかけ。

家には何もない・・・
がらーんとした部屋(笑)
だけど私の部屋。
帰るのは 私のけじめ。

「別に・・・小さいけど仏壇とか位牌があるから」
って答えたら、
「なーんだ!じゃぁそれ持って一緒に住もうよ」って。

気が進まなかったけど、断る理由も見つからなくて
同棲をはじめてしまったのだ。

若い男女の同棲なんて、目的はひとつ(笑)
でもね〜 結婚するわけでもないのに 一緒に住むなんて
なんだかなぁ・・・って思って
少し結婚を意識し始めた。
私は 古いのかな?同棲なんて初めてだったし。
彼は
「最初から結婚を考えるなんて、小説を終わりから読むようなもんだろ」って。

田舎に5年続いてる彼女がいた。
特に好きでもなくなって、でも別れるきっかけがなくて
「東京で女でも作るか」みたいな軽い気持ちで出てきたとか。
彼の実家に入り浸ってる彼女から
泣きながら電話来たこともあったっけ。
でも、私はその恋に夢中だったから、彼の対応に
「ひどいなぁ」と思うよりも「私を優先してくれた」くらいしか
考えなかったなぁ。

そうこうしているうちに、出来ちゃった(^^;
ちゃんと避妊してたんだけど・・・
破けたらしい・・・(汗)

最初は「降ろしたほうが・・・」って言ってた彼。
私は 中絶を一度したことがあったので、悩んだ。
怖かった。
産めない。結婚なんて考えてない。でも 中絶はしたくない。
どうしよう。どうしよう。
ただ黙りこんで 3日くらい考え込んでいた。

彼は 同僚からアドバイスをもらったのか
悩んで黙り込む私が、結婚したがっていると思ったのかも。

突然。「結婚しよう。子供産もう!」と言い出した。
また悩む。

・・・それまでは いつものよくある恋愛だったのに。

彼は男らしさを見せようと意気込んだのか
私の実家に電話をかけて
「結婚します!」と宣言。
この間まで、「生んで欲しくない」といってたのに。
違和感を感じながらも、ちょっと嬉しかった。

それから数ヶ月。。。
おなかはどんどん大きくなるのに
彼は自分の実家に電話をしない。
ある日、問い詰めたら、私がアイスクリームを買いにちょっと出かけて
帰ってきたら
「おかんに電話したんやけど・・・町内の旅行中やった」と。
嘘、見栄見栄や!

夜、ぐーぐー寝てる彼の側から
実家に電話してみた。
おかん。おった(笑)

翌日、さりげなく問い詰めてみる。
「おかん、ほんとにいないの?」
『旅行中や言うたろー。かえってきたら電話するって」
「ほんとにいないの?今、ここで電話してみてもイイ?」

『お前!俺を信じてないんかっ!電話してみぃ!』

私が実家の電話番号を知らないと思ってたらしい。
ダイヤルを回す手をじっと見ていた奴が
電話が繋がったとたん、受話器を取り上げて、ガチャンと切った。
『ごめん・・・!』

それから泣いて大喧嘩。
まだ若い彼。おかんに反対されるのが目に見えてたので
度胸がなかったんだと。
まだまだ おかんから見たら 子供だって自覚しているから。

また翌日。帰ってきたら
やけに爽やかな笑顔で
『これから おかんに電話するからな。』とにこにこして
電話しだした。勝手にせい・・・

私はいつも真正面から向き合ってるのに
私が泣いてから、あんた、いつも悟ったような爽やかな顔しちゃってさ。

案の定、大反対されました。
めちゃくちゃボロかす言われました。
彼の言葉、「塩を舐めてでも2人でやっていく!」

会社の社長には
「じゃりさんが辞めたら、腕のいい運転手がいなくなるし
彼のお母さんにも申し訳ないからおろして?」なんて言われるし。
誰も祝福してくれない。
他だ、娘の幸せを願ってくれる、私の母の存在だけが救いだった。

給料日前。お金がない。
私は貧乏は嫌いじゃない。
彼は、貯金通帳にお金がないと不安な人。

私のいらない楽器や生活用品を リサイクルに出すことに。
楽器ってあまりリサイクルショップでも引き取ってくれる所が少なくて
さんざん探してやっと経堂に一件、買ってくれる所を見つけたの。
そこへ行くのに、またさんざん道に迷って。

で、換金して1万円。
いらないモノを捨てて、お金になって
とってもハッピーで ほくほくしてたら・・・

彼が泣きそうな顔をしている・・・

「みじめだ・・・・(;_;)」

はぁ〜?
いらん物を捨てて、お金にして何がみじめなの??
あんた、塩を舐めてでもやっていく!なんて
かっこいいこと言ってたじゃん!!ばっかじゃないの?

物を売りに行ったのは 生まれて初めてだったらしいです(笑)
そのあと新橋の屋台のおでんで
全部食べて使ったんだけどね〜美味しかった♪
こーゆーのを 幸せ、って言うんだよっ!(違う?)

結婚してから、彼は工場長になり
転職してからは、社宅住まいになり、お給料も増えて
お仕事頑張ってましたが。

私にはどうしても 引け目がありました。

まだ若い彼を 結婚させてしまったこと。
(19歳でした)
だから「後悔させないように」といつも思って頑張りました。
毎日3食作ってたし。
なれない家事も 実家の母や
彼のお母さんに聞きながら、雑誌を見ながら工夫して
楽しみながら こなせるくらいになりました。

休みのたびに、東京中をドライブして案内したり(笑)
趣味のない彼。
独身の頃の趣味は、峠攻め(^^;
で、山にも行ったり。
子供の頃、将棋が得意だったと聞いてからは
千駄ヶ谷の将棋道場に一緒に通ったり。←やりすぎ(笑)


まだ私も若かったから遊びたかった。
今思うと、なんでそんなに肩に力が入ってたんだろう。


いい妻になろうとしていた。
彼は・・・彼も仕事をただ頑張ってくれてたから
いい夫だったと思う。

だけど。つまんなかった。
結婚する前から抱いてた思い。
「この人と一生一緒にいたくないなぁ・・・」

なのに なぜ流されてしまったんだろう。
あのとき、何て言えば、変われたんだろう。


やっぱり離婚はワガママでしかありません。
私は一人でも、お金がなくても
そうして生きていたかったから。
彼が私に必要でないことを 実感してしまったから。

5年目に 家を出て
6年目に離婚しました。

彼には 私のせいで人生を狂わせてしまって
ただただ申し訳ないと思うばかり。

だけど 愛はなかった。
愛だったのは 彼にとっての世間体だけ。

同棲期間は2ヶ月(笑)
私は 未だに 本当の恋愛なんて知らない。
そんなに深い付き合いをしないで終わってしまうから。
醒めた自分がいて
恋は「楽しむこと」しか知らないから。
そして どんなに夢中になっても
ずっと先の終わりを想像できてしまうから。

時間をかけて、深める愛。
そんな人達をみて素直に 素晴らしいなぁと思います。
 
・・・死ぬまでに一度はそんなことも経験してみたいものです(笑)
あと 人生半分くらいは残っているだろうから
期待しとこっと(爆)

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