あたしは恋をなくしたばかりで、 とても落ち込んでた。
別れた彼に当てつけの様にネットで男を探す。 200通以上のメール。 目を通すのもわずらわしい。
その中から徐々にピックアップして、 最終的には4人になった。
その中で、一番の年下が彼。masayaだった。
付き合っていた男とぐちゃぐちゃになって、 結局別れる道しかないとわかって、 精神的に、ズタズタになっていたあたしは、 救いを求めた。
masayaとはチャットで話すようになり あたしは彼に少しずつ話をした。 今までの事。別れた男の事。あたし自身の事。
彼は味方でもなく、 自分に置き換えるでもなく 慰める事もせずに淡々と感想を述べる。
…他人の目だった。
でも、あたしには、その時、 他人の目がありがたかった。
一通のメールから始まった。
こんにちわ。masayaといいます。 メッセージ見ました。
なぜ、彼が残ったんだろう。
masaya。
あたしより、九つ年下。 そして、あたしは彼に癒されてる。
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