Food for Thought
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2007年06月23日(土) 出会い系迷惑メール転じて福となるか?

エンピツメールフォームからこんなメッセージが届いた。

名前:まお
件名:初めまして
時々お邪魔してました。更新大変でしょうけど、頑張って下さいね!(^^)v

何ヶ月も更新せずに放置していたのに、誰も読んでいるわけないと思っていたのに…ウッソー!ありえない!

…と素直に喜んで、もうちょっとまめに書こうと改心してぼちぼち更新していたところ…

最近また全く同じメッセージがメールで来た。でも名前が「ともこ」に変わっている。しかも前回はメールアドレスは一部しか表示されていなかったのに、今回はちゃんと表示されている。怪しいっ。

検索したところ…出会い系サイトの業者らしいことが分かった。く、くやしい。返信などはしていないので何の実害もないが、オレオレ詐欺にだまされたような気分。

でも、転んでもタダではおきないのだ。更新するモチベーションを与えてくれた、ちょっと間抜けな業者に感謝するとしよう。皆さんもお気をつけ下され。

詳しくはこういうことらしい。
be-real-suger.tree@ezweb.ne.jpは業者?



2007年06月20日(水) デジ物依存

iPodとiTunesが同期できなくなった。iPod側の問題のようで、PCにつないでも認識されない。Podcastをいろいろ登録しているのでほぼ毎日アップデートしていたのが、いざ更新できないとなると非常にストレスを感じる。そして、こういうのが「デジ物依存」なのかなあと思う。

携帯電話を家に忘れたら不安で仕方なく、ほとんどノイローゼになってしまう人たちがいるとか。「携帯依存症」と見受けられる人を電車内でもよく見かける。私は一応は持っているものの、できればケータイは使いたくないと思っているので、機種もいまどき子どもでもこんなの使っていないというプリペイド。しかも今はなき、前の前の社名ロゴ…メールアドレスは夫と、移動途中で連絡の可能性があるチームメイトにしか教えていない(雨で練習中止とか)。携帯電話なんかに振り回されるのは嫌だから。

現在「依存」しているなと思うのは、どこかに行くとき必ず調べる、駅前探検倶楽部などのネットの乗換え案内。はじめて知ったときはなんて便利なんだろう〜と感動モノであった。昔は路線図をにらみながら、何駅だから何分くらいで、乗り換え時間と電車の待ち時間を予想して足しあげていったものだったが。今では路線図も見ないのでどの辺を通っているのか分からなかったりする。たまには「脳トレ」として、旧式で調べるのもいいかもしれない。

iPodも、「休肝日」のように使わない日を週一くらいつくるのが、デジ物依存防止になるかな。




参考:
携帯電話依存度テスト
携帯電話持ち忘れて不安にならない人は全体の2.8%


2007年06月15日(金) Pilates はじめ

会社の近くでピラティスの体験クラスに行ってきた。仕事帰りはちょっと無理だが、30分のランチコースがあるのを見つけ、これなら通えるかも、と。

全く初めてなので、最初に姿勢を見てもらう。自分では結構いいと思っていたが、まず立ったときの足先が外に向いている(外マタ?)。これを両足が平行になるようにする。それから右肩が上がり気味。いつもバッグは右にばかり掛けているからか。そして背中が反り過ぎとのこと。恥骨を引き上げ、おへそを引っ込めるように意識して、背中を丸めるような感じにする。

これに呼吸法が加わる。胸式呼吸で、吸うときは肋骨を広げるように、吐くときは腹筋を奥に引っ張りおなかがペタンコになるイメージ。

呼吸を意識しながらいろんな動きをやってみるが、ここは吸うところなのか、吐くところなのか、手はこうで、足はこうで、背中は、おなかは…と一度にいろいろ言われても?????と、まだよくわかっていないが、続けることで体のバランスが整い、良い効果が期待できそう。
インナーマッスルを鍛え、おなか・おしりあたりを引き締められればと思う。
本当は1時間できると全然違うそうだが、30分のクラスなので効率よくやるためにはもっと予備知識を持っていけばよかったなあ。なのでこういうサイトなどで勉強中。
渡辺満里奈が本を出していたのも知らなかった。


2007年06月12日(火) 裸の王子

ハンカチ王子に引き続き、ハニカミ王子こと石川遼選手(15)に対する騒ぎで、日本人の「こわさ」を再確認する思いだ。私も表彰式で涙を流す姿をニュースで見て「おお、初々しい」と思ったが、翌日以降、「王子」呼ばわりされて異常な盛り上がりになっているのを見て、本能的に(?)引いた。

セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長が、日経の私の履歴書の中で書いていたが、最近の日本人の消費は「富士山型」から「茶筒型」になったそうだ。多様化の時代というのはウソで、日本ほど画一化なところはないと。ある物が良いとなると、みんなでワッとそれに集中する(納豆がいいとか)。そういうものが出ては消えるので、一見多様化しているように見えるだけだと。

『醜い日本の私』では中島義道氏が

どのテレビ局も、どの番組も、どのコメンテーターも、ただただ[ハンカチ王子が]「理想的青年」とか「息子にしたい」とか褒め上げるだけ。私が見聞した限りでは、彼に関するただの一つのマイナス評価もなかった。たとえどんなによいことでも、人々の声が一律になってしまったら、用心しなければならないと思う。そのことをわれわれは歴史からうんざりするほど学んできたはずである。
こうした点から見る限り、現代日本の精神構造は、中世の魔女裁判のときやヒットラーのユダヤ人迫害のときの精神構造とそれほど隔たったものではない。ほとんどの人は安心してみんなと同じ言葉をみんなと同じように語る。同じ人に対して同じように怒りをぶつける[イラク日本人人質事件など?]。同じ人に対して同じように賞賛する。そして、そのあげく魔女狩りにユダヤ人狩りに加担してしまい、ずっとあとで「だまされていた」と胸をたたいて嘆いても、それは狡いというものである。みんなと同じ言葉を使うことに酔いしれていただけで、それにわずかにも批判眼をもたなかっただけで、立派な加害者なのだ!せめて、それだけでも認めるべきであるのに、「弱者」という名の善人(オルテガの言葉を使えば「大衆」)はそれさえ認めない。


と言っている。

水村美苗・辻邦生著『手紙 栞を添えて』では、辻邦生氏が

…こうした言葉の氾濫は、その中にいると全く感じられない。その暴力性も、閉鎖性も。一度日本の外に出てみると、はじめて、目も耳も口もふさがれ、一億一心で同じことを言っていたと気づきます。
一人で考え、感じていたと思っていても、それは集合的な日本人の心性・習慣をただなぞっていたにすぎなかった―


たしかユダヤの律法だったか、「全会一致の決定は無効」というのをきいたことがある。そんな状態は何かがおかしいはずという知恵からだとか。




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