禿げるときは本当に突然禿げるのだ。
ほんの一瞬前までは全く普通の顔だったのに、何気なく呼びかけて振り返ったガチャの顔にはまたまた直径1cm大の禿が燦然と輝いていた。
あまりの瞬間芸に夢でも見ているのかと思った。
なんだってあんなに一瞬でそんな巨大な禿ができるのだ。

････朝やったカリカリ････アレがいけなかったのだろうか。

ガチャ、お前は本当になんて面白･･･もとい、繊細なヤツなんだ。

なぜかミートソースの味がした･･･
なんで？

うーん･･･、怒涛の仕事は終わった。
が、中途半端に仕事が流れてくるなぁ･･･。うーん･･･。
挙句に一生懸命やってるにもかかわらずシラッと当たり前のように値切ろうとする客もいるんだから正直うんざりする。
うちを含め、まだまだ零細企業は安定して好転しているわけじゃないから、相手も「うちが切ったら終わりでしょ〜w？」と足下を見ているのだ。くやしいなぁ。

そんな中、ようやく、やっと、本当に･･･チビたんに会えた！　
少しおおきくなってはいたものの、全然変わっていない。一目見てチビたんだとわかった。
よかった。自分の目でようやく確認できた。
チビたん、今は「クロ」と呼ばれているらしい。「クロ」と呼びかけると「にゃーん」と応えてくれた。「チビたん」では応えてくれなかったのがちょっと切なかった。

そしてガチャ。ヤツはすっかり父の猫と化している。･･･もとい、すっかり父の犬と化している。寝転んでテレビを見ている父の懐では同じ格好でべったりくっついてリラックスして眠っているガチャ。
私が仕事から帰っても出迎えにも来やしない。
父も自分の携帯やらデジカメでガチャの写真を撮りまくったり、まめにブラッシングをしてやったり、暇さえあればふたりでくっついていて離れない。お互いにデレデレだ。
ガチャが私に愛想ふりまくときはご飯が欲しいときぐらいになった。
なんだかちょっと切ない･･･orz。

いいさ、私にはチビコとおじょうがいるさ。
チビコとおじょうだけが心の拠り所サーーーーーー!!!
ふたりとも長生きしてね。

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