てらさき雄介の日記
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2004年02月29日(日) |
2・26事件の初めて知った真実 |
NHKのドキュメンタリーで、2・26事件の公判について検証していました。
驚いた新事実を知りました。決起部隊の将校を裁いた公判の検事が、その裁判自体の調査が不十分だとし、当時の軍高級官僚の査察などを上申していた点です。結果それは闇に葬られましたが、歴史は後世においてその意義を評価しています。その上申が受け入れられていれば、その後の不幸な戦争も違った形になっていたかもしれません。
ひとりの力は小さいですが、人が心から感動するのは、そのひとりの決意と行動です。改めて思い知らされました。
2004年02月28日(土) |
参議院選挙が熱い?・・・ |
本日民主党の総支部で、参議院選挙について「浅尾慶一郎」さんの第一回選対会議が開催されました。民主党は神奈川県選挙区で2名の候補者を擁立しますが、私は「浅尾慶一郎」選対のメンバーとなりました。もう一方の「千葉景子」さんも多くの実績をあげられた立派な方ですが、両名の当選のためには、お互いにもたれかからずに切磋琢磨していくという総支部の基本方針により、党員はどちらかの支持を鮮明にすることとなりました。
「浅尾慶一郎」さんですが、6年前の選挙の際にも私は応援しました。選挙事務所や決起大会などでも、初めて出会う労働組合の方が多くて、当時は正直雰囲気がなじめませんでしたが、今では周りの方も含めて良い関係でやらせていただいています。私の県議選の際にも、「浅尾慶一郎」さんとその支援団体の皆さまには大変お世話になりました。
さて今日の会議でも話題になったのですが、とにかく参議院選挙(つまりは参議院議員)は身近ではない、と言うのが有権者の率直な感想だと思います。関係者が今から臨戦モードな状態は、皆さんから見ると一種異様かもしれません。参議院議員は神奈川県選挙区で6名しかいないわけですから、有権者と接する時間が物理的に少ないのはやむを得ませんが、問題はそもそもの「参議院」の役割です。
私は二院制で良いと思っています。「民意は一つ」という主張も理解できますが、意思決定のシステムが複雑であることは民主主義の本義に外れていません。また民主主義が発展経過にある現状も考えるべきです。ただ、有権者の方に「参議院」の意義を理解してもらうためにも、衆議院とは違う権能を今よりももたせる必要もあります。アメリカ上院の持っている「条約批准」などがいいかもしれません。(ちなみにイギリスでは貴族院が最高裁判所をかねています)
そうだ!参議院選挙で候補者を話す機会があったら是非「参議院の存在価値とは何ですか?」という質問をぶつけるといいかもしれません。
2004年02月27日(金) |
対米追従外交と、大統領選挙の行方 |
米民主党のケリー氏が大統領候補になることが、ほぼ確実なようです。ブッシュ大統領との比較でも、現状ではケリー氏が優位とのこと。米大統領選挙の行方は日本にとっても大きな影響を及ぼします。
今までの米大統領選挙では、外交問題が主要テーマにはなってきませんでした。しかし9・11以降は自国の安全保障の根幹に関わるとのことで、イラク問題も選挙の議論の対象になっています。ケリー氏はブッシュ大統領の対イラク政策を支持していません。
さて日本です。小泉内閣はブッシュ大統領の対イラク政策を支持し、国際社会のなかでも突出して対米依存を深めています。このことによって、例えば6各国協議の場で、「拉致問題」についての言及がアメリカから出るなどの成果も確かにあげています。
しかしもしケリー氏が勝ったら、今までの日本のアメリカに対する「貢献」はどうなるのでしょうか?アメリカの対イラク政策が変化したときに、日本の自衛隊は現地でどうするのでしょうか?このことについて真剣に考えなければいけません。
かつて日本で新生党や日本新党、新党さきがけなど、新党がたくさんできた時に、CIAはそれぞれに担当者をつけ、構成員や政策などを綿密に調査していたと言います。日本も、勝敗はわかりませんがケリー氏に接近し、その外交政策の傾向を把握する必要があります。
そして外国の政権がどうなろうと左右されない、日本の基本的アイデンティティーを今一度整理する必要があります。来るべき新憲法制定の時に向けて。(憲法問題については、いずれ詳細に意見を書きます)
2004年02月26日(木) |
「県」という存在の遠さ |
市・県・国と三重の行政機関があります。その中でも「県」が一番遠い存在であるというご意見をよく伺います。昨日も後援者の方と話しの中で、この話題が出ました。
県議選で多くの場所で数限りない訴えをしながら、「県」議会でこれがしたいという思いが、自分自身しっくりこないジレンマも正直ありました。市に比べ身近でない「県」という存在について、その役割を疑問視する方も多くいらっしゃいます。
しかし、現在は自信をもって言えます。広域行政の必要性は増しています。問題なのは、現在の「神奈川県」が広域行政をしっかり行えるだけの基盤と能力を失っていることです。松沢知事の首都圏連合のみでなく、その他にも行政をより広域化する手段はあります。
生活圏が拡大している現在、市町間合併などの広域連携に加え、都道府県の広域化も必要です。新しい合併特例法には、都道府県合併を容易にする条文も入るそうですが、国に言われるまでもなく真剣な検討が必要です。
神奈川県議会で初めて神奈川県の合併を訴える、という目標は変わっていません。頑張ります!
2004年02月25日(水) |
地下鉄サリン事件の教訓とは? |
昨日日本テレビで「オウムVS警察 地下鉄サリン事件の真実」という報道番組をやっていました。非常によくできたドキュメンタリーでした。麻原の判決前ということで、番組の最後にアナウンサーから、番組中の表現で公判のなかで争われている点について注釈もありました。
多くの勇気ある警察官の皆さんには敬意を表しますが、この番組を見ながらずっと考えていたのは、地下鉄サリン事件は未然に防げたのではないかということです。事件を受けて警察が上九一色村の強制捜査に踏み切ったのではなく、強制捜査の情報に動揺したオウムが事件を起したというのが事実です。だとするならば、何故もう数日強制捜査を早めされなかったのか悔やまれます。また情報が間接的にしろ、オウムに伝わってしまっていることは残念でした。
警察・政治・宗教・・・、この事件はそれぞれに多くの教訓を与えたと思います。今後同じことを繰り返さないためには、「どうすれば事前に防ぎえたのか」という厳しい視点で事件を検証することです。ある日突然善良な人が犯罪者になってしまうことは予期できませんが、オウムはずっと以前から、犯罪に関与している疑いを持たれていました。
番組を見ながら思い出しました。大学に入ったとき、サークルの新入生歓迎企画で、当時有名だった木村晋介弁護士が「坂本弁護士事件はオウムの犯行である疑いがとても強い」と断言していました。驚いたことを覚えています。色々なところに挙がっていた警鐘を、社会全体が真剣に受け止めておくべきでした。
政治が得た教訓は、議論に一切のタブーをつくらないということです。「宗教だから」とオウムを議論の外においていた失敗を繰り返さないことです。
2004年02月24日(火) |
市議会3月定例議会が開会 |
市議を辞めてからも、市議会の動向は常に注視しています。本日から、年間で最も議案の多い、3月定例議会がはじまりました。この議会で最大の案件は、市長の「施政方針演説」です。今回は小川市長の今任期中最後の所信表明のため、とても楽しみにしていました。
演説の内容を聞いた(正確に言うと原稿を見た)結果を書きます。これは在職中から思っていたことですが、どうしても総論として「相模原をこうしたい」という思いが伝わってきません。これは小川市長個人の責任というよりかは、日本の多くの政治の現場で感じることです。「一概には言えない」と言い訳をする人もいますが、市民からすると「一概に言う」ことによって、わかりやすくもなります。また役所が書いた文書であるということがありありと伝わってしまい、政治家小川勇夫氏の思いや哲学がよくわかりません。
相模原市議会では演説と一字一句変わらない原稿が、議員には前もって配布されます。議員は市長の演説を聞くというよりかは、目でその原稿を追うという感じです。私は原稿を伏せ(伏せていることをもって真面目に聞いていないと批判する議員もいましたが・・・)、市長の表情などをじっと見たりしていました。
「地方自治は民主主義の学校」という言葉があります。私も6年間の市議生活のなかで、自分のなかの民主主義観が大きく成長したと思います。だからこそ市議会も、県議会も、もっと柔軟な議論をすべきです。極論を言えば、市長が答弁を間違えてもいいし、議員が過去の発言を訂正してもいいと思います。もっと失敗し、もっと活発な相模原市議会であるべきです。
議案の中に平成16年度予算案がありますが、この中身に何点か疑問がありました。このことについては仲間の市議の方に相談し、間接的にですが発言していきたいと思います。
政治資金収支報告書提出のため県庁へ行きました。ちなみに、国政・県政・市政に関わりなく県内の政治団体の収支の届出は、全て県庁ですることになっています。
選挙管理委員会で1ページ毎にチェックされ、約45分の時間をかけて最終的に受理されました。
その間、近くのテレビで県議会本会議の館内放送を生中継でしていました。県議会では、昨年来の知事と議会の対立がなかなか収まらず、いまだにもって県民生活とはあまり関係のない問題で紛糾しています。先週末も知事のプライベートな問題を追及するために設置された98条委員会に、知事が出席しないことについて議会が問題視し、本会議が開かれないという事態がありました。今日放送されていた本会議では、知事が議会各会派の代表質問に答弁をしていましたが、その内容は質疑・応答ともに、昨年の知事就任時にしている内容と対して変わりはありません。この一年間県議会は何をしていたのでしょう。
野党を自称する自民党は、残念ながら以前の社会党のように反対のための反対をし、知事のマニフェストと対決するという政策議論が中心になっていません。現在の日本の第一党である誇りを忘れないで欲しいです。
与党を自称する民主党については、知事のスタンスのぶれや苦境を考えると、知事を孤立させてしまっている点で大きな責任があると思います。また議会対策上の取り組みを本当にしているのか疑問です。こんなことで国政レベルで与党を目指して大丈夫かとも思います。
私は過去相模原市議会の現状に大きな疑問を持ち、その改革を訴えてきました。しかし神奈川県議会は、率直に言ってそれよりひどいと思います。県議会の場で直接発言できないことは残念ですが、闘志が改めてふつふつと湧き上がってきました。県庁に行って良かったです。
あえて言いますが、頑張れ松沢知事!議会の変なつっこみに妥協するな!
2004年02月22日(日) |
若林町田市議、原前衆議院議員 |
今日は新たな発見がふたつの場でありました。
ひとつは、友人の若林喜章町田市議の市政報告会に参加し、通常の懇親パーティーのみでなく、議会での一般質問の報告を資料をもとにしっかりしていたことです。有権者の方が詳細な議会での発言についてどれだけ関心を示すのかは別にして、政治家たるもの発信し続ける努力が必要と改めて感じました。
もうひとつは、ラジオ「みっぱらトーク21」で原陽子前衆議院議員と対談したことです。かつては正直余り良い印象を持っていなかったのですが、お話をして非常に純粋に政治活動をされてきたことが理解できました。是非何らかの形で(出来れば地方自治の分野で)カムバックしてほしいと率直に、かつ勝手に思いました。
双方ともで共通して思ったのは、その純粋さです。若林市議は一般質問の報告をしながら、できなかったことや反省点を率直に述べられていました。原前衆議院議員も、肩肘はらずに政治に無関心になりがちな最近のことや、現在の「休憩中」の状況を話されていました。
私は25歳から、ありがたくも政治の現場で仕事をすることができました。しかしその分背伸びをしすぎて、どうしても常に有権者の前では、立派なことを言わなくてはいけないという思いがあります。
どちらが正しいかという問題ではありませんが、自分の足りない点を発見したような気がいたします。しかしその対処はいまだ考えがまとまっていません。
国際連合のアナン事務総長が来日しています。 明日小泉総理とも会談し、イラク問題をはじめとした意見交換をするらしいです。おそらく水面下では、日本の安全保障理事国入りのアプローチもされるのでしょう。
よく、国連中心主義という言葉が使われます。私も賛成ですが、その趣旨を理解した上で使わなくてはいけません。国連とは、あくまで各国の意志の集合体であって、国連事務局自体に実体があるわけではありません。かつて湾岸戦争の際に、国連に対して日本が何をすればよいかを問うて、その勘違いを国際社会から指摘もされました。
大切なのは、日本がどのような国際社会をつくりたいのか。そのために何をしたいのかです。国連とは、そのことについての情報交換や、あるいは調整をする機関です。国内で言えば、発言の機会を与えてくれる議会といったところでしょうか。
日本が主体的な意志を持つことを改めて考えなければなりません。アメリカ追従の現状で、安保理事国になる意味があるのか疑問です。日本独自の世界観、世界秩序のあり方を示すべきです。
民主党の代議士が予算委員会にて、石破防衛庁長官について批判する質問をしました。
「石破長官、空自機で地元鳥取から千歳入り 経費47万円」 これが新聞の見出しですが、つまり石破長官が自分の地元鳥取から自衛隊機地のある千歳まで移動するのに、自衛隊機を使用したことがけしからんという趣旨です。
このような批判は的外れと言え、質問した民主党の代議士にも猛省を促したいと思います。かねてから書いている通り、私は今回の自衛隊のイラク派遣には反対しています。しかし一国の国防を担当する大臣が、移動に自衛隊機を使うことは全く問題なく、むしろ民間機でゆっくり移動している方が危機管理上問題だと言えます。経費がかかったという点でも、政治の必要経費の範囲内です。
私はアメリカ信奉者ではありませんが、アメリカ大統領は休暇に行くのでも大統領専用機を使います。また一か月以上も夏休みをとります。大切なのは、その政治家たちが国民にとってどのような政治をしているかです。
身近なところでは、市長が公用車に乗っていることを無駄だと言い、「公用車に乗りません」などと公約する候補者もいます。これも的外れだと思います。
もっと政治の本質についての議論を深めていきたいものです。
テレビドラマ「白い巨塔」を見ました。唐沢寿明の財前教授と江口洋介の里見先生が、対比されて描かれています。
議員になろうとする人間には、ある共通の志向があります。良からぬことを考え議員を目指す人も、理想を持って議員を目指す人も、あるいは名誉のためだけに議員を目指す人もです。それは権力志向です。かくいう私にもあります。
権力の中に入っていくことのみが、本当に政治を動かしうることなのか。これは政治家ならば一度は悩むテーマでしょう。現状では、いまだ有権者の意志がイコール政治の姿ではありません。しかしいつの日か、文字通りの「人民の人民による人民のための政府」がこの地球上に誕生する時には、権力のあり方と政治家のあり方そのものが変化するのかもしれません。
江口洋介の里見先生は大好きですが、唐沢寿明の財前教授にも親しみと悲しさを覚えました。今まで見てきた多くの政治家と重なるのかもしれません。
毎年3月末までに、前年の政治資金収支を神奈川県選挙管理委員会に報告いたします。この収支報告書は当然公開されており、正確な記載が必要です。
マスコミなどに出る国会議員などのような大きな金額ではありませんが、私も収支報告書を提出いたします。地方政治家の政治団体は、個人献金に限られます。毎年感謝の気持ちを込めながら報告書をつくっています。月に100円から献金してくださっている方もいらっしゃいますが、厳しい時代のなかでのご厚意には身の引き締まる重いです。
「見返りがあれば贈収賄、見返りがなければ背任。」企業団体献金は完全に廃止する必要があります。その趣旨での法改正がされましたが、政党への献金のみ認めてしまったために、政党支部を持っている国会議員に対してのみ企業団体献金は実際に行われています。全体で禁止していまえば、お金をかけずにどうやって政治をしていくかという議論がおこるのです。一部で認めているから、お金のかかる現状のみ残され、入り口だけが狭くなるという状況です。
今改めて政治資金に関する議論を再開すべきです。
2004年02月17日(火) |
民主党議員が首相と会食 |
民主党の国会議員が小泉総理と会食したことで、党より「厳重注意」を受けました。国民から誤解されるとの理由だそうです。
この件に関する党の対応は疑問です。イラク問題をはじめ日本にとって重要な案件が山積しているなか、むしろ進んで総理と意見交換すべきです。誤解を招いてしまうなどという発想は消極的で、事実をはっきり伝えれば有権者は理解してくれます。
野党は野党らしくなければならないという考え方も一方ではあります。しかし譲れない一線があることや主張を明確にすることは、与野党に関わりなく政治家として当然のことです。「野党」らしくという変なこだわりは捨て、常に是々非々の姿勢で臨むべきです。
本日は月に一度の後援会役員会でした。私の活動報告を含め、次回後援会行事について活発な意見交換をしていただきました。
後援会のあり方というのは、実は政治のあり方と密接な関係があります。私も、後援会を拡大していきたいという思いと併せて、どうすれば既存のカタチではないものがつくっていけるのか、悩む時もあります。
普通は最初に立候補する前から、このような会議を繰り返しているのでしょうが、私の場合定期的に開催していただくのは落選後のことです。自分自身手探りの中での進行ですが、集まっていただいた方の貴重な時間を無駄にしないよう頑張ってまいります。何よりも次回の当選こそがご恩返しだと確信いたします。
2004年02月15日(日) |
長友克洋市議の賀詞交歓会 |
市議時代4年間会派を一緒につくっていた、長友克洋市議の賀詞交歓会に参加させていただきました。この種の会合は同じポジション(例えば市議同士)にいると、いかに仲が良くても互いに出ないルールになっていますが、市議を辞めたため初めて参加できました。とても盛会でした。
私がよく言う「選挙屋」の会合に人が多く集まる分には、特に感想はありません。しかし長友克洋市議のような本物の政治家の会に多くの方が集うのは、相模原市民としても嬉しい限りです。
他にも相模原市議会には立派な議員が何人かいらっしゃいます。浪人しているのは自分の勝手と言われるかもしれませんが、その分現職の皆さんに期待しているのも事実です。頑張れ!
以前より大変お世話になっている方の結婚披露宴がありました。夫婦とも友人(先輩)でしたので、とても嬉しかったです。私は所用があり、披露宴のみで失礼いたしましたが、中には朝方まで騒いでいた仲間もいたようです。心よりお祝い申し上げます!
すいません。今日もただの日記でした。
2004年02月13日(金) |
司馬遼太郎「翔ぶが如く」 |
風呂の中でゆっくりつかるために本を読んでいますが、ついに同書も5巻になりました。山場の一つである「征台の役」の記述です。明治七年に日本は台湾島へ出兵いたしますが、本の読みどころは大久保利通がその解決のために北京に行き、台湾の保護国である清と談判するところです。結果大久保は、台湾へ軍を動かした経費の一部を清国に持たせるという成果を上げます。
さて、このように書くと「征台の役」を評価しているように聞こえるかもしれませんが、それはまた別問題です。歴史小説は事実を元にして書いていますし、特に司馬遼太郎は当時の人々の日記などを詳細に参考にしていますが、あくまで1世紀以上も前のことです。想像に基づくフィクションと考えたほうが良いと思われます。
そのようにわりきって読んでいたほうが面白いし、また現代と比較して参考になる点もあります。大久保利通は数十年先の日本のビジョンを持ち、そもための戦略を持ち、そして具体的に実行していました。目先にばかりこだわる現状の政治は反省点が多いと思います。
私の大変お世話になっていた方が昨日亡くなられました。とても悲しいです。冒頭、謹んで哀悼の意を表します。
政治活動を始めたのが25歳ですから、お世話になる方のほとんどが年長です。過去にも悲しい別れを何度か経験いたしましたし、恐らくこれからもあるのでしょう。残されたものとして決意することは、自分の道を進んでいくということです。
今の社会が基本的なところで間違っているのではないかという疑問は、最近確信になっています。その改革を、政治を通じて実現したいです。現在現場にいないことが悔しくてなりませんが、必ず再起いたします。
末筆ながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。今までありがとうございました。
秋に行われるアメリカの大統領選挙について、民主党の候補者選びが進んでいます。アメリカの予備選挙制度は、幾多の変遷を経て今日のようになったとのことですが、日本でも最近は行われる例があります。自民党が前回の国政選挙において、候補者不在の選挙区のいくつかで、この予備選挙を導入いたしました。今後も候補者が決まらない地域については行われると思います。
一部の党幹部ではなく、広く候補者を決定していくことは大賛成です。政治の門が市民に開かれていない直接の現場は、候補者探しの段階です。私も広く市民の皆さまから候補者として選ばれたというかは、自分自身の思いとして立候補したわけですが、今後は候補者選定を市民にゆだねる手法は必要です。自民党がモデルケースとしていくつかで行っていることは評価良いことです。
今後は予備選挙をいわゆる党員に限定するものではなく、アメリカのように 広く市民が投票できるものしていくことも必要です。しかし候補者になる前に、あれだけ長期間にわたって世界の前にさらされ続けるタフさは、政治家として学んでいきたいと思います。
2004年02月10日(火) |
民主党総支部常任幹事会 |
民主党は、本部の下に衆議院選挙区単位の総支部があります。県連はあくまで総支部の集合体で権限などはあまりありません。各総支部の代表には、その選挙区の衆議院議員か、いない場合は衆議院候補者が就任する制度になっています。相模原市の大部分で構成される神奈川県第14区総支部は藤井裕久衆議院議員を代表として組織され、私は副幹事長をつとめています。
月に一度この総支部で常任幹事会を開催し、党内の報告事項や運営などについて、皆で確認し決定しております。本日もその常任幹事会が行われ、主に参議院選挙対策について議論されました。
政党は運動体であります。政党の活動はとかく選挙運動に終始しがちですが、本当に大切なのは日常活動です。民主党に所属するメンバー各人が、党の政策をよく理解し、またあるべき社会の姿を常に模索し、市民に訴えることが大切です。また健全な民主的政党として、自らの至らぬところを常に点検し向上していくことも必要です。
消防団の旅行で群馬に行く時、圏央道を使いました。帰りは八王子のサマーランドそばで建設中のインターの下も通過いたしました。
市議のとき整備促進議員連盟に入っていましたが、この道路の整備は必要だと考えます。しかし問題なのは、とにかく工事に時間がかかりすぎていることです。上に書いた八王子のインターについても、私の通っていた中学校のすぐ近くですが入学式で当時の校長が、「もうすぐこのそばにインターができる」などと言っていたのですから、民間事業に比べると異常な長期とも言えます。相模原市にも当麻にインターをつくる予定で、城山町には小倉橋の近くは既に工事中です。
交通はまちの血管であり、いかにスムースにしていくかの視点が必要です。政策を決定するまでの議論は多く行うべきですが、決定がされた場合は、メリハリのきいた予算措置により早急に工事を行うべきです。事業費もそのほうが安くなりますし、第一「一年一昔」の昨今時間がかかると当初の目的が失われてしまう可能性も大きいです。
書き込みが遅れて申し訳ありません。8日・9日と消防団の旅行会に参加しており相模原市内におりませんでした。
毎年1度第一分団第一部の仲間と1泊の旅行にいきます。今年は群馬県に行きました。榛名湖に行き、生まれて初めて完全に凍った湖を見ました。上で氷に穴をあけて釣りをしたり、ソリをしたり、不思議な光景でした。
すいません。本当にただの日記になってしまいました。
2004年02月07日(土) |
相模原・町田若手市議街頭なんでも相談会 |
市議時代から、相模原と町田の若手市議の有志による勉強会を行ってきました。現在も皆さんのご好意で参加を許されております。
今日はこのメンバーで、橋本北口デッキ上で「街頭なんでも相談会」を実施しました。マイクを持ちながら、机も置き、街づくりについての市民のご意見を伺うという企画です。
「若い」ことは未熟なことですが、街にどんどん出ていけるという特権もあります。都道府県境を越えた様々な連携策を今後も模索していきます。
尚、参加したメンバーは以下のとおりです。 町田市議会議員 友井和彦・新井克尚・若林喜章 相模原市議会議員 長友克洋・小池義和
2004年02月06日(金) |
藤井裕久衆議院議員の賀詞交歓会 |
本日藤井裕久衆議院議員の賀詞交歓会(南部地域版)がありました。正確な数字でなく、あくまで私の目分量ですが、約300人位の方が参加されていました。
この種の企画は後援会の活動の一環として行われ、主に選挙用のものですが、あわせて大切な意味はその議員の活動報告を生で聞くということです。藤井代議士は僅かな時間のなかで、十分な活動報告をされていました。ただ単に「やあやあどうも」ではなく、自分自身の思いを伝えられる行動を政治家として学んでいきたいと思います。
自民党青森県連が夏の参議院選挙に、元関取の舞の海氏に立候補を打診しているとのニュースがありました。立候補させる目的は、そのタレント性です。
中山千夏、青島幸男、石原慎太郎なども最初はタレントと呼ばれました。しかし今思うとしっかり主張を持った文化人でした。最近ではプロレスラーや、先日大阪府知事選挙に出た方などは、正直政治家として他の議員と同じ給料を支払うのは問題があるとも思います。民主党は前回参議院選挙で大橋巨泉氏を目玉候補にしました。結果は敵前逃亡というお粗末なものでした。
もはやタレント議員を擁立する政党のあり方は見直すべきです。またそれで有権者の支持が得られたとて、何の意味があるのか疑問です。
2004年02月04日(水) |
全国若手政治家の仲間たち |
本日は所用があり小平市に行き、途中で小平市役所の前を通過いたしました。現在小平市議をしている友人がいるので、議会によってみましたが不在でしたので一筆書いて名刺を残してきました。同期ですが学校は違って彼は中央大でした。色々な学校の学食で酒をたくさん飲んで色々議論したのを覚えています。
全国には多くの若手政治家がいます。党派は様々ですが、同世代ということで日頃から交流もあります。また彼のように学生時代から知っていたとなれば、日々有意義な情報交換や交流ができます。
最近は若手でも名誉職的な選挙政治家が増えていますが、初心を忘れず頑張っている皆んなをの活躍を聞くと、一日もはやく現場復帰したいと痛感いたします。
ちなみに、この友人は斉藤進市議です。HPは以下のとおりです。 http://members.jcom.home.ne.jp/susumusaito/
2004年02月03日(火) |
メディアは民主主義にとって不可欠 |
本日夜遅く、旧来からお世話になっているマスコミ関係の方と会食いたしました。メディアの一員として日々悩まれながら努力されているお話を聞き、感激いたしました。
政治家は自分の哲学・信念に基づいて行動するため、ある意味独断に走りやすい傾向があります。それをチェックする意味からも、真実を明らかにするというメディアの役割は民主主義社会にとって不可欠のものであります。
ともに新しい相模原市をつくっていければ嬉しいです!
2004年02月02日(月) |
新規企業の育成について |
本日は友人(先輩)の経営する会社の賀詞交歓会に出席いたしました。協力会社など含め150人以上が出席し盛会でした。
この友人はいわゆる初代であり、自分で会社を相模原市で興しました。出るくいを打ってしまう旧い体質の中、新規の企業が大きくなることを敬遠する日本社会でもあります。しかし既存の業界団体が苦境にある中、そこを立て直すだけでは、経済全体としては不十分です。新規の企業や産業がどんどんおこるようにしなければなりません。「新しいことを始めるなら相模原市に行こう」と思われるような街にしていきたいです。
私の市議会議員としての最後の一般質問のテーマは「新規企業の育成について」でした。橋本に産業創造センターがありますが、ここで育った企業が外に羽ばたく時に、その場所は相模原市であって欲しいと思います。市や県の行政も思い切った規制緩和を行い、努力をすべきだと考えます。
今日は消防団の定期整備がありました。待機中にテレビを見ていましたが、松本清張の「砂の器」をSMAPの中居君が主演で放映していました。以前映画化されたものを見たことがありますが、それを現代版にアレンジしたものです。
今日が第三回放送ですが、実は過去二回とも見ていました。少ししっくりこないのは「貧しさ」ということが実感としてわかない現代であるのかもしれないと思いましたが、内容は非常に面白いドラマでした。
日本が豊かであるかどうか議論がわかれています。私は豊かではないと思います。食うに困らない状態であるのは事実ですが、金銭面でも貧富の格差が不条理な状態で拡大しています。また人生を満喫するという意味でも、何かに追い立てられるように生きなければならない現状があります。
少し観念的な話しになりましたが、政治とは社会のあり方を模索することです。自分自身、まだ模索中ですが日々考えていきたいと思います。
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