栞
DiaryINDEX|past|will
今 一つの愛が生まれた時
喜びを感じ
そして
悲しみを感じるようになった時
一つの別れが
君の心の扉を閉ざしてしまう。
「さよなら」の言葉だけが
君に伝わり
君に投げかけた愛の言葉は
時の流れによってかき消されてしまう
今はもう 君の優しい微笑みは
僕の心まで…届かない。
あなたと最後のあった日は
雨が降っていたね。
傘も差さず 二人は歩き続けた
一粒の雨が落ちてゆく時
誰もが知らずに
踏み潰して 通り過ぎてゆく
やさしい涙が 私を包み込み
いつでも別れは 通り雨のようです
長い髪を束ねている後姿を
僕はいつも眺めていた
ふと 振り返ってくれる君に
うつむきながら微笑を返す僕が居る
こんな ひとときに幸せを感じ
君の澄んだ瞳に潤いが感じていたい
ささやかなこの瞬間に
ふたりの想いが重なりあうように。。。
|