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■ 恐怖症
世の中には、いろいろなものを定義する人がいる。 よく使われる「〜恐怖症」には、実は様々な種類が 存在している。
以下のサイトを見てもらえれば、それがわかる。
http://www.phobialist.com/(英語)
英語では、phobia(フォビア)が語尾につくと、 恐怖症となる。
興味深いものをいくつか挙げてみた。
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・Atomosophobia- Fear of atomic explosions. *原子力爆発恐怖症
確かに怖いですね。誰でも。
・Bolshephobia- Fear of Bolsheviks. ボルシェビキ恐怖症 *ボルシェビキ=ロシア社会民主労働党の多数派
むちゃくちゃ特定してる。僕なんか存在すら知らない。
・Caligynephobia- Fear of beautiful women. *美しい女性に対する恐怖
そもそも「美しい」の定義が人によって違うから この恐怖症は個人個人で大きな差がありそうだ。 デブ専・ブス専なんて言葉もあるわけだし。
・Cathisophobia- Fear of sitting. *座ることへの恐怖
この患者は一日中立っているということでしょうか。
・Decidophobia- Fear of making decisions. *決断することに対する恐怖
決断しない人間・・・やっかいきわまりない。
・Dextrophobia- Fear of objects at the right side of the body. *体にたいして右側にあるものに対する恐怖
困るね。
・Levophobia- Fear of things to the left side of the body *向かって左側にあるものに対する恐怖
困るね。
左右恐怖症だったら一番困る。
・Dutchphobia- Fear of the Dutch. *オランダ(人)恐怖症
また特定しちゃったよ。 オランダの近所の人が罹る病気なのかなぁ。
・Euphobia- Fear of hearing good news. *良い知らせを聞くことに対する恐怖
うへぇ。意味わかりませんね。
・Francophobia- Fear of France or French culture. *フランス恐怖症(フランスの文化を含む)
むむむ。
・Germanophobia- Fear of Germany or German culture. *ドイツ(人)恐怖症(ドイツの文化を含む)
うむむ。
・Helminthophobia- Fear of being infested with worms. *ミミズなどがはびこってる様子をみることに対する恐怖
だいだい何でも「はびこってる」のを見れば怖いと思う。
・Ideophobia- Fear of ideas. *アイデア恐怖症
・Japanophobia- Fear of Japanese. *日本(人)恐怖症
一部の中国人サポーターかな。反日と恐怖ってのは 違うか。
・Judeophobia- Fear of Jews. *ユダヤ人恐怖症
一部のドイツ人?
・Metrophobia- Fear or hatred of poetry. *詩恐怖症
ポエム恐怖症なんて嫌だなぁ。 でもどこまでが文章で、どこまでがポエムなのかな。
・Nomatophobia- Fear of names. *名前恐怖症
・Opiophobia- Fear of medical doctors experience of prescribing needed pain medications for patients. *患者のための痛みを伴う薬を処方する医者に対する恐怖
すごい限定の仕方だ。わざわざ名前つけなくてもいいと 思いますがどうなんでしょうか。
・Optophobia- Fear of opening one's eyes. *目を開けることに対する恐怖
ずっと寝てなきゃなのでしょうか。
・Ouranophobia or Uranophobia- Fear of heaven. *天国恐怖症
「死んだらぜひ地獄に行きたい」
・Panophobia or Pantophobia- Fear of everything. *全てに対する恐怖
ついに来た。「すべて」恐怖症。死ぬしかない。
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なんとなくわかってきたこと。
人はなんでも名前をつけたがる。
見えないものは不安であり、恐怖の対象となる。 「神」がそのいい例だ。
だから、わからないものは名前をつけてカテゴライズし、 自分を安心させる。たとえば名前の知らない人は自分に とって不安だけど、いったん「岡田さん」だと認識すれば、 彼・彼女は自分にとって不安定な存在ではなくなる。
この「なんでも恐怖症」の場合、人が漠然と恐怖を持って いるものをどんどん病名として登録していったら、いつの まにかこんなに多くの「〜恐怖症」が出てきてしまったの ではないか。
単純に「好き、嫌い」のレベルじゃないかと思われる ものもいくつかあった。
医学って、文学的要素も入ってるなぁ。
2004年09月21日(火)
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