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■ コインへの執着心 日本とアメリカ
スターマーケットというスーパーが大学近くの坂を 降りたところにあるのだが、そこでは小銭をワンサカ 持っていって機械に入れると、紙幣に換えてくれる。
1ドルから紙幣になるアメリカならではのサービスか。
今日は日本とアメリカのお金を比べてみる。
------------------- ■日本■
コイン 6枚 1,5,10,50,100,500円 紙幣 3枚 1000,(2000),5000,1000円
■アメリカ■
コイン 4枚 1,5,10,25,(50),(100)セント 紙幣 6枚 1,5,10,20,50,100ドル
注:カッコ内は存在するが極端に使用頻度が低いもの。 --------------------
なるへそ。コインの枚数だけなら日本のほうが多い。 単純に考えたら、日本のほうが上記のようなコイン→ 紙幣の機械が多いはずである。
しかし。
でも。
「習慣」を考慮に入れると、この短絡的な思考が正しく ないことがわかる。
例えば日本で「1876円です」と言われると、2016円とか 2376円とか、または時間がかかっても丁度の値段で会計 をする人も多い。
ここアメリカではそういう人はめったにいない。皆無と 行っても過言ではない。「18.76ドルです」と言われると ほとんどの人は20ドル紙幣を出す。もしくはカード払い。 カード依存度はアメリカのほうが圧倒的に高い。
つまり、コイン枚数が日本よりも少ないにも関わらず、 アメリカ人のほうがコインを大量に持ってしまう確立が 高いのである。そういう習慣は、「お釣りをキリのいい 数字にして、財布の中身を軽くする」という意識そのもの がアメリカ人には薄いからではないだろうか。
というか、アメリカ人には小銭に対する執着心が異常に 低いようにも見える。
友達の1人は毎回買い物のときに出る小銭を募金箱に すべて投入する。たとえそれが1ドル近くあってもである。 別に募金という行為に興味があるわけでもないらしい。 ただ「小銭を持ち歩きたくない」のだそうだ。
まぁこれは極端な例だと思うけど、身近な例をあげると、 アメリカ人の机の上には小銭が無造作に散らばっていたり することが多い。部屋の床に落ちたままになっていたり。 そういう光景を見ると、果たしてコインに執着がないのか お金自体に執着がないのかわからなくなってくるのだが。
この僕の意見は見ての通りものすごく一般化しているので、 もちろん真逆の例も多くあるだろう。でもやはり一般的には アメリカ人はコインに執着がないと言えるんじゃないかと思う。
そういえば香港出身の友達もコインに執着がなかった。
なんだかこれだけで卒論の1つや2つくらい書けそうなテーマだ。
2003年04月14日(月)
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